ロシアの2大都市!モスクワとサンクトペテルブルクはこんなにも違っていた

 

2つは全然違う街でした。

ロシアの2大都市!モスクワとサンクトペテルブルクはこんなにも違っていた

・高速列車サプサンに乗って
・合理的なモスクワと芸術的なサンクトペテルブルク
・忙しそうなモスクワ人と穏やかなサンクトペテルブルク人
・ぼくはサンクトペテルブルク好きの人となりぬ

・高速列車サプサンに乗って

モスクワからサンクトペテルブルクまで、快適な高速列車のサプサンに乗って移動した。

モスクワとサンクトペテルブルクといえば、ロシアの二大都市というイメージだが、どのように違うのかというのは全く見当がつかなかった。モスクワもサンクトペテルブルクも、ロシアの西側いわゆる地理的にヨーロッパを思わせる位置を占めている。ロシアの国土は広大といえども、やはり栄えているのは何もない寒冷な荒野のシベリアの大地よりも、産業革命を遂げた場所により近いところであるようだ。

モスクワとサンクトペテルブルクは、それぞれにどのような特徴の違いがあるのだろうか。これはガイドブックを見ていてもあまり伝わってくるものではない。ガイドブックにはこの街にはこのような観光名所がありますよというのを、点として効率的に教えてくれはするけれども、全体の雰囲気とか、総合的な情緒といったものはまったくもって感じ取りにくいものである。

ガイドブックを見ていても、どんな風な違いがあるのかわからず、もしかしたらすごく似ていて同じようなものかもしれないなぁと思っていた。しかしふたつの都市を実際に訪れてみると、モスクワとサンクトペテルブルクは全然違う、まったく異なった雰囲気の街だった。どのように異なっていたのか、旅人としてそれぞれの街を3日間過ごした感想を述べようと思う。

 

 

・合理的なモスクワと芸術的なサンクトペテルブルク

モスクワはなんとなく冷たく合理的な感じがする街並みだった。よく言えば冷静でクールなイメージと言えるだろうか。もちろん赤の広場などの観光名所周辺は華やかなところ、これぞロシアと思わせてくれるような目を奪われる場所も多いが、それ以外の場所はやや殺風景で、寂しい感じがするというのがぼくの短い滞在での印象だ。

首都なのにスペースが広く、その割に混雑しているという様子もなく、人口密度が小さな都会という点ではドイツの首都ベルリンを彷彿とさせるものがあった。街並みもシンプルで派手さはなく、理路整然としていて趣深さはあまり感じない。かと思えば、地下鉄の駅はとてもレトロで歴史を感じ、情緒あふれる感じだったという意外な側面もあった。

それに比べてサンクトペテルブルクは美しい街並みだった、美しく、華やかで、麗しく、芸術的で自由な感性であふれていた。ぼくはモスクワから高速鉄道サプサンでサンクトペテルブルクに到着し、その駅前の街並みをみるやいなや、ここはモスクワとこんなにも違うのかと衝撃を受けたことが思い出される。

サンクトペテルブルク駅から宿までの道は、ネフスキー通りと呼ばれる最も華やかな通りであり、この美しい大通りを毎日歩くのが楽しみのひとつだった。そこにはお土産やさんや、世界各国のレストランが立ち並び、ずっとネフスキー通りに向かって歩いていくと最後には美しいエルミタージュ美術館へとたどり着く。華やかな通りを抜けると、そこには美しさの頂点に位置するエルミタージュ美術館が悠然とそびえ立っているなんて、なんだか夢の中にいるような光景だった。

 

 

・忙しそうなモスクワ人と穏やかなサンクトペテルブルク人

モスクワとサンクトペテルブルクでは人々の性質も違うような気がした。3日間ずつしかいられなかったのだから詳細で奥深いことはわからないが、サンクトペテルブルクの人々の方が穏やかに豊かに生活しているような気配が感じられた。

明るく、朗らかで、穏やかで、サンクトペテルブルクの中でイライラしている人をぼくは見なかった。ウラジオストクからはるか遠くシベリア鉄道に乗りながら、素直に他人に怒るというロシア的な気質を通り抜けて、よりヨーロッパらしい圏内へと入り込んでいることを意味しているのだろうか。

それと比較して、モスクワの人々は忙しそうでイライラしているような人が多いような感じがした。もちろんほとんどは優しくて思いやりのある人々だったが、イライラしているような人や忙しそうで素気ないような人をたまに見ることがあったのはモスクワにおいてである。

特にそれが見受けられたのはぼくの宿泊した宿においてであり、シベリア鉄道で早朝にモスクワについて、チェックイン時刻は午後だとは知っていても、重い荷物をどうしようもなかったので荷物だけでも置いてもらおうと午前中に宿を訪れた際の、男性ホストのイライラ具合はとても印象に残っている。チェックインは午後からなのに今来るなんてあまりに早すぎるだろうと言わんばかりの態度だったし、実際にそのようなことを言われてしまった。その他の宿の人々も、なんとなく慌ただしそうな様子だった。

モスクワの人はせっかちでイライラしがちであり、サンクトペテルブルクの人は親切だということは、よく一般的にも言われていることらしい。ちょうど東京の人は冷静であり、大阪の人は面白いという典型的なイメージのようなものだろうか。宮古島の人は情熱的で、石垣島の人はクールであるということも言われているらしい。人は往往にしてこのように目立つ2つを比較するものであり、そしてそれは的を得ているなぁと思う場面は多々ある。

 

 

・ぼくはサンクトペテルブルク好きの人となりぬ

モスクワは冷静で合理的な雰囲気が漂っているのに対して、サンクトペテルブルクは芸術的で創造的な雰囲気に満たされていた。それはエルミタージュ美術館がサンクトペテルブルクの真ん中に君臨しているという事実からの空気も反映されているのだろうが、人生で初めてバレエを見たのも、モスクワではなくサンクトペテルブルクだったし、料理が国際的で様々な種類のものに触れられるのも、サンクトペテルブルクだった。

ぼくの旅の経験からも、芸術的で創造的なものにより多く触れられたのはサンクトペテルブルクだと感じた。これはただ単なるぼくの旅における偶然だろうか。それともすべての人々が感じる真実だろうか。

ぼくのここでの書き方からもわかるように、ぼくはサンクトペテルブルクの方がはるかに好きだった。何度でもまた行きたいし、世界の中でも大好きな街になった。華やかな大通り、朗らかであたたかな人々、美しく壮麗なエルミタージュ美術館、人生初の感動的なバレエ鑑賞、何から何まで素敵な思い出となった。具体的なサンクトペテルブルクの思い出に関しても、筆を進めて行きたいと思う。

 

 

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