壮大なアルプス山脈が神々しい!背景に白山が聳え立つインスブルックの街はカラフルでフォトジェニックだった

 

スイスに行くのにここを経由したら安そうだったのでちょっと寄ってみただけだったのだけれど、それが大正解だった!!!!!

壮大なアルプス山脈が神々しい!背景に白山が聳え立つインスブルックの街はカラフルでフォトジェニックだった

・気軽なインスブルック
・小雨のインスブルック
・雨の中の旧市街
・雄大な白い山脈の出現
・オーストリアの66歳の大学生
・インスブルック写真集

・気軽なインスブルック

ぼくはオーストリアのザルツブルグからスイスへと抜けることを考えて経路を調べていた。どの経路も100ユーロ以上と異常に高い。スイスに行くと言うといろいろな旅人に「高いよ!」と言われたのだがそれはまさに本当のようだ。こんなにたくさんのお金を払って移動したくないなぁどうしようかなぁと思い悩んでいた時に、ふとスイスとザルツブルグの間にちょっと興味のあったインスブルックがあるのが目にとまった。インスブルック、行きたいし興味はあるけど絶対に行かなきゃと思う場所ではなかった。そもそもどんなところかあんまりわからない。

ふとザルツブルグからインスブルックまでの移動を調べると19ユーロで行ける。ドイツのミュンヘンを経由して行くので少々時間はかかるが別に急いでいるわけではないので構わない。そしてインスブルックからスイスまではなんと30ユーロで行けると出ているではないか!合計で50ユーロでどう考えてもこれで移動した方がお得だ。しかもちょっと興味のあったインスブルックにも寄ることができる。どんな街かは知らないしあんまり有名でもなさそうだから何もないかもしれないけれど、行ってみたら何か面白いことが起こるかもしれない。そんな軽い気持ちでぼくはインスブルックに立ち寄ることを決めた。

 

 

・小雨のインスブルック

インスブルックについたのは小雨の降る日だった。雪ならばまだ服を払えば済むので濡れなくていいが、気温が少し暖かいと雨になり衣服が濡れるのが厄介だ。大きな荷物を背負っているのでなるべくなら傘もさしたくないし、旅人にとってはできれば雨など降らないでもらいたいものだ。

しかも視界も悪くなる。一面白く霞んでいて景色もよくない。そんな雨の街のインスブルックに到着した。経由のつもりなので2泊の予定である。1日目は雨で夜になってから旧市街を散策した。なんとここにもウィーン、ザルツブルグに続いてカフェ・ザッハーがあるということでまたザッハートルテを食べに行ってきた。なんだかカフェ・ザッハーをめぐる旅みたいになっているが大丈夫だろうか。しかし流石にこれでザッハートルテも食べおさめだろう。なんせ次に行くのはスイスなのだからもはやカフェ・ザッハーの支配領域から脱しているはずだ。

ウィーンではザッハートルテ、ザルツブルグではオリジナルの紅茶を試してみたので、ここでも何か新しいものに挑戦しようと今度はグラーシュを頼んだ。これも7.5ユーロとそんなに高くない。上品な高級感ある雰囲気を味わえるのにそんなにお金がかからないことが、オーストリアのカフェ文化の最大の魅力であると言えよう。このグラーシュもとても美味しかった。やはり野菜やお肉がたくさん入っていていろいろな栄養を摂れる食べ物は健康的にも嬉しく体も喜んでいる感じがする。デザートにザッハートルテを食べ、今度こそ最後だと名残惜しく思った。しかしこの旅で3回も食べたのだから後悔はあるまい。

インスブルックのカフェ・ザッハーは旧市街の真ん中にあり、ウィーン、ザルツブルグ、インスブルックと街の規模が小さくなるごとに、カフェ・ザッハーも空いており快適な気分になる。インスブルックのカフェ・ザッハーでも美味しいものを食べ十分にゆっくりと寛いだ後、雨の中の旧市街を少し回ってからホテルへと帰った。

 

・雨の中の旧市街

次の日も雨だった。傘をさしながら旧市街の散策を続けた。やはり視界は白く霞んでおり遠くを眺めても白い世界しか見えない。その前の日に気になっていたカフェへと入る。ここでミルフィーユを頼んだのだがやはり日本のと同じくらい美味しかった。オーストリアはどこもお菓子のレベルが高いようだ。このカフェMundingは1803年からやっている伝統的なカフェらしい。ぼくはここが気に入ったのでまた来ようと密かに考えていた。

インスブルックの旧市街は石畳の街並みが美しく、他のオーストリアの街と同様にカフェやお店が立ち並んでいる。狭い道がいくつもあってそこを探検すると素敵なアンティークショップが見つかったりして探検が楽しい街だ。メイン通りは古い石造りのアーケードのようになっており雨でも濡れないのでちょうどよかった。

旧市街を抜けて川沿いの方へ向かうと、カラフルな家々が立ち並んでおり見応えのある眺めだ。可愛く映える写真を撮るなら一番のスポットはここだろう。ぼくも何枚かの写真を撮影し、この日は宿に帰った。

 

・雄大な白い山脈の出現

さて驚いたのは次の日である。この日はインスブルックを去る日なのだが、なんと電車は17時発なのでまだまだ1日中インスブルックを散策できる。そしてこの日、ついに雨があがり空には青空が見えていた。するとなんということだろう!今まで霞んで何も見えなかった白の世界の中に、突如として巨大な白い山脈が姿を現したのだ!

ぼくはその美しさと雄大さにしばし息を飲んだ。こんなに巨大な山々が雨と霧によって隠されていたとは!この山あってこそのインスブルックの街並みだったのだ!雄大な白い山脈をバックに佇むインスブルックの旧市街の街並みは、他のどこの街でも見かけないような神秘的な風景だ。

雨の昨日とはまったく違った街並みに見えるから不思議だ。たかが天気で印象が変わってしまうなんて、人間の判断なんてなんて浅はかなのだろうと感じた。今までの雨の天気で山脈が見えていなかったら、ああ普通のヨーロッパの小さな旧市街の街並みだなぁと思っていただけだったのに、晴れて山脈が姿を現した途端に180度その印象が変わって見え、なんとも神々しい尊く美しい街並みに見えてしまうのだ。ぼくは自分の抱くこの街の印象の変化に自分自身で驚き、もしかしたら今まで自分が普通だとか醜いと思っていたものも、ふとした拍子に、たとえば風が吹いたり水が流れたりするそんなありふれたことにより、がらりと印象が変わってとてつもなく美しく見えてしまうのかもしれないなぁと思った。だってインスブルックの街並みだって、ぼくの中でたかがお天気ひとつで、普通の街から神々しい街に変わってしまったのだから。

青空と白い山脈をバックにしたインスブルックの旧市街は、昨日とはまったく違って見える。それゆえに昨日撮影した場所でさえ、もう一度写真を撮りなおしてしまう。昨日行った川沿いの可愛い家々の立ち並ぶスポットにも行き、昨日との違いに開いた口が塞がらなかった。なんとも可愛らしい家々の背景にちょうど山脈が悠々と聳えたち、まるで絵葉書のような世界観を作り出していたのだ。ぼくはもちろんたくさんの写真を撮りまくった。昨日もここで撮って今日もここで撮って、いったい何枚撮るのだろうと自分でも突っ込みたくなる。

 

 

・オーストリアの66歳の大学生

写真を撮り終え満足したぼくは、再度昨日のカフェMundingを訪れた。するとそこでまた素敵なことが起こった。

ぼくは他の席が空いていなかったので4人がけの席に座っていたのだが、ひとりのオーストリア人の上品なご婦人が来て、向かいの席に座ってもいいかと尋ねてきた。もちろんいいですよとぼくたちは相席になった。ぼくはご婦人に、インスブルックに住んでいるのですか?とドイツ語で尋ねてみた。するとそうです、ここの大学に通っていますということだった。

なんとそのご婦人は66歳だが大学に通っており、それはオーストリアでは普通のことらしい。大学はみんなのものであり、20パーセントは同じような年代の人々が学んでいるという。日本ではそのような様子は見られないのでとてもいいことだと思いそれを伝えた。彼女は建築と歴史など、今まで学んだこともないことを学んでいるという。もともとは先生だったらしいが、それを定年退職して今は大学で学んでいるとのことだった。そして大学では若い人々との交流も楽しんでいるということだった。ぼくはとても彼女を尊敬した。このような有意義な老後を送りたいものだ。何歳になっても学びたいという気持ちを保ち続けることは素晴らしいことである。

彼女とは英語交じりのドイツ語で会話することができた。やはり大学でドイツ語を学び、たった1ヶ月でもドイツ留学してよかったなと感じた。意外と思っていることが尋ねられたり聞き取ったりできるものだと感じ、それが可能なことが嬉しかった。何を専攻しているのか尋ねたり、自分がドイツ語を大学で学んでいてデュッセルドルフ大学で留学していたことなどもドイツ語で伝えることができ、それはきちんと伝わっているようだった。ぼくはインスブルックを発つこの日、とても素晴らしい経験をできたと心から感じた。そして夕方になってスイス行きの電車へと乗り込んだ。また新しい旅が始まる。

 

 

・インスブルック写真集

 

 

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