トラコルーラのメルカドのバーベキューがワイルドで安くて最高！！！！！
先住民族の日曜青空市場が賑やか！オアハカ近郊のトラコルーラはメルカドのバーベキューが最高だった
・ミズイロノタビのメキシコ国内の旅路
・メキシコで有名なオアハカの「死者の日」のお祭りに参加しよう
・オアハカで「死者の日」のカトリーナメイクを経験しパレードに参加した
・先住民族の日曜青空市場が開催されるトラコルーラへ日帰り旅行しよう
・オアハカからトラコルーラまでローカルバスで行く方法
・トラコルーラの日曜青空市場は先住民族の布製品が魅力的だった
・トラコルーラのサンタマリア教会は見応えあり
・トラコルーラで一番のおすすめはゴンサレス市場のバーベキュー
目次
・ミズイロノタビのメキシコ国内の旅路
ミズイロノタビの中南米を巡る旅の第1ヶ国目は、中米のメキシコだった。メキシコではオアハカの死者の日を体験した後、首都のメキシコシティ、美しい街並みで有名な世界遺産のグアナファト、ピラミッド巡りの拠点となるメリダ、世界的に有名なリゾート地であるカンクンに滞在した。メキシコの旅路を表でまとめると以下の通りだった。
| 訪れた都市（時系列順） | 次の街への移動手段 | 経由地 |
| カンクン | 飛行機(LCCのVolaris) | |
| オアハカ | 長距離バス(AU) | |
| メキシコシティ | 長距離バス(ETN） | |
| グアナファト | 長距離バス(ETN)＋飛行機(LCCのViva Aerobus)＋長距離バス(ADO) | メキシコシティ、カンクン |
| メリダ | 長距離バス(ADO) | |
| カンクン |
・メキシコで有名なオアハカの「死者の日」のお祭りに参加しよう
この旅最大の目的は、何と言ってもオアハカの「死者の日」のお祭りに参加することだ。メキシコでは11月1日、2日にかけて亡くなった先祖の魂があの世から帰ってくる「死者の日」という祝日があり、街中にドクロの像や絵が溢れていたり、人々がドクロ様のお化粧をしていたり、黄色いマリーゴールドの花が敷き詰められた祭壇が設置されたりして非常に盛り上がっている。
「死者の日」はメキシコ全体で開催されているイベントだが、ディズニー映画「リメンバー・ミー」の舞台にもなったオアハカが特に有名であるとされ、「死者の日」前後の宿や飛行機代がかなり高額だったことは以下の記事でも紹介した通りだ。正常な料金で滞在したければ「死者の日」のオアハカの宿は少なくとも半年前には予約した方がいいだろう。
死者の魂がある一定期間だけあの世から戻ってくるという死生観はまさに日本のお盆にそっくりだが、その起源はスペイン支配以前にまで遡るとされ、やはりヨーロッパに侵略される前のアメリカ大陸には日本人と同じようなアジア系の原住民が住んでおり同様の思想や死生観を共有していたのかと思うと、心を揺さぶられずにはいられない。オアハカの「死者の日」がメキシコの中で有名なのも先住民率が高く、西洋侵略以前の文化や風習がしっかりと保たれ続けているからかもしれない。
・オアハカで「死者の日」のカトリーナメイクを経験しパレードに参加した
ぼくは今回2025年10月27日から11月3日まで「死者の日」前後のオアハカに長期滞在して、存分にその雰囲気を味わうことができた。子供の霊が帰ってくる11月1日、大人の霊が帰ってくる11月2日がメキシコの「死者の日」となっているが、厳密にはそれよりも前から「死者の日」の雰囲気は盛り上がっていると感じた。実際にオアハカ最大の「死者の日」のパレードはその前日の10月31日に行われ、ぼくもドクロの顔のメイクであるカトリーナメイクをして30分以上に渡る壮大で刺激的なパレードを鑑賞することができた。
「死者の日」で有名なオアハカだが「死者の日」とは関係ないところでも観光的な魅力に溢れており、アーティスティックな雰囲気でいっぱいのフォトジェニックなハラトラコ地区を巡ったり、街中にいくつも点在しているメルカド（＝市場）で郷土料理に挑戦したりしてオアハカを楽しんだ。
・先住民族の日曜青空市場が開催されるトラコルーラへ日帰り旅行しよう
そしてオアハカ郊外にも見応えのある素晴らしい観光スポットがいくつもあった。代表的なのはメキシコの古代遺跡であるモンテ・アルバンだ。これまでの人生で全く見たことのない新鮮な世界観の古代アメリカの遺跡を目の当たりにして、はるばるメキシコにまで来てよかったと心が躍った。
さらに翌日にはオアハカ近郊の小さな町であるトラコルーラにも足を延ばした。トラコルーラはサポテコ族という先住民族（モンテ・アルバンを繁栄させた民族）が多く暮らしていて、生きた先住民族文化を体感できるという毎週日曜日開催の青空市場が特に有名だ。何とスペイン侵略前の500年前から続いている伝統を誇る市場だということで、ぼくたちも日曜日に合わせてオアハカから日帰りでトラコルーラを訪ねた。
・オアハカからトラコルーラまでローカルバスで行く方法
オアハカからトラコルーラまではローカルバスで行くことができる。トラコルーラ行きのローカルバスが出発するオアハカのバス停はグーグルマップ上では「Colectivo/Autobus para Mitla, Tlacolula, El Tule」という名前で登録されており、位置情報は以下の通り。
このバス停で待っていればTLACOLULA＝トラコルーラという看板が掲げられたローカルバスがやって来るので、それに乗り込もう。
バス車内にはきちんと料金表があって騙されることもなく安心。オアハカからトラコルーラまでは25ペソ（200円ほど）と格安だった。所要時間は1時間ほど。
ローカルバスは広い国道で降ろされるが、そこから町中に歩いていけば自然と青空市場を通ることになる。
・トラコルーラの日曜青空市場は先住民族の布製品が魅力的だった
トラコルーラの日曜青空市場はとても賑やかで、メキシコらしい観光客用のお土産から先住民族色の強い布製品、ローカル色の強い食べ物まで何でも揃っていて見応えがあった。
残念だったのはオアハカがぼくの中南米を巡る旅の第一ヶ国目であるメキシコのしかも第一ケ所目の街だったので、ここで売っているお土産品がここでしか買えない先住民の珍しい品物なのか、どこにでも売っているようなここで買うほどでもないほどの商品なのか見分けが付かなかったことだ。特に不思議な模様をした独創的な布製品などは買いたい気持ちも多少あったが、どこにでもあるのかここにしかないのか全くわからずに結局買わず終いだった。メキシコ一周をした今になって振り返ると、トラコルーラの布製品は他にはない特別な商品だったので、そんなに高くもなかったし買ってもよかったかもと思う。羊毛を用いたタペテというラグは、オアハカの特産品なのだそうだ。
カラフルなドクロの置物や、けたたましい音が鳴り響く動物の笛なんかは、メキシコのどこにでもある定番のお土産品だ。
・トラコルーラのサンタマリア教会は見応えあり
日曜青空市場を歩いているとたまたま見かけた大きな教会Templo de Santa María de la Asunción Tlacolulaを見学した。とても立派で見応えのある教会だったので、しばらくの間見入ってしまった。
・トラコルーラで一番のおすすめはゴンサレス市場のバーベキュー
ぼくの中ではトラコルーラは日曜青空市場よりも屋根のある巨大なメルカド、ムニシパル・マルティン・ゴンサレス市場の方が思い出に残った。
ここのおすすめは何と言ってもバーベキュー！自分で好きな種類のお肉を好きなだけ注文して、後は目の前の網に乗せて店員さんがそのお肉を焼いてくれる仕組みになっていた。
2人分のこれだけのお肉を頼んで値段はたったの140ペソ（1200円くらい）だったのでお得！カウンターでお肉を買ったらそれで支払いは完全に終了で、網で焼くための料金は取られなかった。お肉は大きさも結構ボリュームがあって、味付けは塩味でシンプルだけどそれが逆にワイルドが感じがして美味しかった。
このメルカドでは他にはラムのスープも人気みたい。日曜青空市場では羊毛の布が売られていたり、ラムのスープもあったりしてサポテコ族の人々の生活は羊と密接な繋がりがあるのかもしれない。
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