密林に迷い込んだみたい!!!!!
四国車中泊お遍路第46番!「医王山 養珠院 浄瑠璃寺」は密林のような混沌さが神秘的なお寺だった
・第47番八坂寺から第46番浄瑠璃寺まで歩こう!
・第46番浄瑠璃寺の密林のようなおおらかな雰囲気
・第46番浄瑠璃寺境内の様子
・第46番浄瑠璃寺本堂
・第46番浄瑠璃寺大師堂
・第46番浄瑠璃寺お納経(御朱印)
・第46番浄瑠璃寺御影、御姿
目次
・第47番八坂寺から第46番浄瑠璃寺まで歩こう!
天気も心地よく、「極楽の門」と「地獄の門」も面白かった第47番八坂寺から、次なるお寺第46番「医王山 養珠院 浄瑠璃寺(いおうざん ようじゅいん じょうるりじ)」までは歩けるほどの距離だと知ったぼくたちは、第47番八坂寺の参拝を終えてそのまま第46番浄瑠璃寺まで歩いて行くことにした。
普段から車で回って車中泊のお遍路をしているぼくたちだが、「歩く」という行為でお遍路をしているという気分がより一層引き立てられ、本来のお遍路の旅をしているのだと心から実感できるから「歩く」ことが大好きになった。やはりお遍路という祈りの道と「歩く」という行為は古来より密接に結びついており、健やかで支障のない限りはお遍路とは歩いて達成すべきものなのだろう。ぼくは最近800kmを歩ききったスペイン巡礼の旅のことを思い出していた。
歩いていると車では通り過ぎていた、様々な素朴な四国の風景に巡り会うことができる。古来より歩くことで成り立っていたお遍路の道の途上には、古い道しるべがたくさんあることにも気づかされる。そして地元の人々と話して交流を深めることもできる。歩くという巡礼ほど尊いものはないのだろう。
・第46番浄瑠璃寺の密林のようなおおらかな雰囲気
のんびり歩いて20分ほどでたどり着いた、第46番浄瑠璃寺はなんだかこれまでのお遍路のお寺の雰囲気と違うように感じられた。お遍路のお寺というものは通常、日本人のきめ細やかな心配りの情緒が感じられるように、綺麗にスッキリと整えられた雰囲気の境内が多かった。それゆえにあまりに美しく整えられているところが「自然」とは言い難く、しかしその人の手が加えられた美しさが”日本的”と言えるのだろうと感じていた。物質は自然に任せて放っていると、整然から乱雑へと突き進む性質を持っているからだ。
この第46番浄瑠璃寺では、ぼくは自然でおおらかな雰囲気を感じた。なんだか自然の密林の中にいるような、適度な乱雑さを感じたのだ。だからと言って第86番の庭園のように荒れている感じがするわけでもなく、きちんと手入れされているのだが、過度には整えられていないという、心の野生に訴えかけてくるような人工と自然のちょうど中間くらいの優しさがあった。色彩感覚も日本的というよりは原色的で南国的、アジア的であり、そのような点でもおおらかさを感じた。
・第46番浄瑠璃寺境内の様子
・第46番浄瑠璃寺本堂
・第46番浄瑠璃寺大師堂
・第46番浄瑠璃寺お納経(御朱印)
・第46番浄瑠璃寺御影、御姿
極楽の じょうるり世界 たくらへば 受くる苦楽は むくいならまし