トカラ列島で泊まる際の注意点とは?小宝島の低評価宿「いこいの森」は居心地のいい最高の民宿だった【トカラ列島4】

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この旅最大の目的地である小宝島に上陸だ!!!!!

トカラ列島で泊まる際の注意点とは?小宝島の低評価宿「いこいの森」は居心地のいい最高の民宿だった【トカラ列島4】

・ミズイロノタビはトカラ列島7島全制覇の旅へ出発!
・「民宿いこいの森」の宿泊は送迎付き
・グーグルマップで低評価の「民宿いこいの森」は最高に居心地のいい素晴らしい宿だった
・トカラ列島の民宿に泊まる際の注意点

・ミズイロノタビはトカラ列島7島全制覇の旅へ出発!

2025年2月ぼくは日本の離島を巡る旅の一環として、鹿児島県のトカラ列島の有人島7島全てを一気に回るという海洋の大冒険に出発した。トカラ列島には週に2回しかフェリーが来ないことや、民宿の数が限られていてしかも電話予約しなければならない、海が荒れてフェリーが欠航すれば島に閉じ込められてしまうなど、トカラ列島を全制覇する旅には様々な困難が立ちはだかっており難易度が非常に高かったが、持ち前の知能と行動力を駆使して何とか旅の体制を整えた。

難易度高すぎ!トカラ列島7島を一気に最短で回る予定の立て方と民宿の予約方法を徹底解説【トカラ列島1】

ぼくが事前に計画したトカラ列島全制覇の旅程、及び予約した民宿は以下の通りとなった。

大阪
→(飛行機)→奄美大島
→(水曜日上り便)→小宝島(民宿いこいの森3泊)
→(土曜日下り便)→宝島(とから荘1泊)
→(日曜日上り便)→悪石島(西荘3泊)
→(水曜日上り便)→中之島(民宿ひので3泊)
→(土曜日下り便)→平島(平和荘1泊)
→(日曜日上り便)→口之島(民宿なかむら2泊)
→(火曜日下り便)→諏訪之瀬島(民宿やまき1泊)
→(水曜日上り便)→鹿児島港
→(飛行機)→大阪

後はこの計画が予定通りに遂行されトカラ列島7島全てを巡る旅が無事に達成できるよう、海が荒れてフェリーが欠航になったりしないように天に向かって祈るのみだ。まさに”人事を尽くして天命を待つ”という心境にまで辿り着いたが、ぼくにできる限りのことはやり尽くしたので何が起きてももはや悔いはない。

 

 

・「民宿いこいの森」の宿泊は送迎付き

大阪から飛行機で奄美大島まで移動し、奄美大島から深夜2時出発の「フェリーとしま」に乗って、ついに早朝5時にトカラ列島を巡る旅の第一島目である小宝島に到着した。そもそもぼくはこの小宝島の絶景露天風呂に入りたくてトカラ列島全制覇の旅を始めたので、ようやく小宝島に来られて感無量だ。トカラ列島を巡る旅がうまくいくかどうかはフェリーの欠航次第、海の荒れ具合次第という運要素もかなり強いが、はっきり言って小宝島の絶景露天風呂を訪れることができればこの旅の目的は90%達成されたも同然なので、後は野となれ山となれでどうなっても構わないという心境である。

小宝島はこの旅最大の目的地なので、「民宿いこいの森」で3泊することにした。トカラ列島最小の島で3泊もするなんて見るものがそんなにないよと民宿のおばちゃんにも予約の際の電話口で言われたが、そういう見るものが何もないと言われているような秘境の島で自ら面白いものを発見していこうとする積極的な姿勢が大事なのではないだろうか。「民宿いこいの森」は送迎付きだったので、ありがたいことに民宿のおじちゃんが車で迎えに来てくれていた。こんな早朝5時に迎えに来てくれるなんて申し訳ない気分にもなったが、観察していると島の男達はみんなフェリーが来る時間には必ず港へ来て、フェリーに梯子をかけたり荷物を上げ下げする役割を担っているようで、送迎もその仕事のついでにやってくれている感じなのだろう。

送迎の車の中で話を聞いていると「この島は小さすぎて食堂や商店すらない」と言うので衝撃を受けた。お店が全く存在しない場所というのが、まさか先進国である日本に残っているとは思いもよらなかったからだ。それならばどうやって食べ物や物資を調達するのだろう、まさか山で採ってきたキノコと海で獲ってきた魚を物々交換でもしているのかと原始的な社会を想像してしまったが、必要なものは普通に全てフェリーから運ばれて来るのだという。

 

・グーグルマップで低評価の「民宿いこいの森」は最高に居心地のいい素晴らしい宿だった

十島村のホームページによると、小宝島には民宿が2つしかないらしい。もうひとつの民宿がグーグルマップのレビューが非常に高かったのでまず最初に電話したが、残念ながら予約でいっぱいだった。その後にこの「民宿いこいの森」に電話をし、何とか3泊の予約を取ることができた。

ぼくが心配だったのは「民宿いこいの森」のグーグルマップのレビューが、5件中星3と評価がとても低かったことだ。ぼくは基本的に世界中を旅していてもグーグルマップのレビューを信頼していて、星4つ以上あれば確かに外れはなく優れている店がほとんどという感覚だ。逆に星4つ以下ならん〜ちょっと微妙かもと感じることが増えてしまう。そこへ来て星3の評価というのは普段ならぼくは絶対に選ばないので少し身構えてしまったのだ。しかし星3つというのが5人からのレビューによるものなので母数が少なすぎるから、信頼に足らないという可能性は大いにある。というか民宿が2軒しかない小宝島においてはもはやレビューがどうこう贅沢なことを言っている場合ではなく、泊めてもらえるだけでも非常にありがたいというものだ。「民宿いこいの森」の料金は1泊3食付きだと8000円、2食付きだと7000円だった。

そしてトカラ列島初めてとなる民宿となる「民宿いこいの森」に泊まった感想としては、とてもいい民宿で何の文句もなかった。ぼくならグーグルマップでこの民宿に★5を付けるだろう。おじちゃんとおばちゃんの人柄も優しくて泊まっていてとても心地よかったし、1日2食のご飯も量も多くて美味しくて大満足だったし(本来は1日3食なんだけど多いので2食にしてもらった)、毎日無料でペットボトルのお茶もくれてサービスもよかったし、おばちゃんは最後の日には親切にもお弁当を作って持たせてくれたし、おじちゃんはぼくが行きたいと熱望していた小宝島の絶景露天風呂の管理もしているらしく車で温泉まで連れて行ってもらって一緒にお風呂に入ったりして楽しい思い出しかない。まぁ確かに家の外はやや散らかっているかなという印象だったが部屋は綺麗に掃除されていて泊まるのに何の問題もなかった。

 

「民宿いこいの森」の部屋はこんな感じ。

 

「民宿いこいの森」の朝ご飯

「民宿いこいの森」の朝ご飯

「民宿いこいの森」の朝ご飯

「民宿いこいの森」の朝ご飯

「民宿いこいの森」の昼ご飯

「民宿いこいの森」の夜ご飯

「民宿いこいの森」の夜ご飯

「民宿いこいの森」の夜ご飯

最終日にはお弁当まで作ってくれた

 

「民宿いこいの森」の美味しかったご飯はこんな感じ。今見ても美味しそう〜。

 

「民宿いこいの森」を外から見るとこんな感じ。やっぱりどう考えてもなぜグーグルマップで低評価になっているのかわからない最高に快適な民宿だったと思う。基本的にはグーグルマップのレビューを参考にしているぼくだったが、日本の秘境中の秘境であるトカラ列島ではグーグルマップの信頼すら通用しないものだろうか。まぁレビュー数が5件しかなかったので統計学的に言ってその評価に有意性がないというだけのことかもしれない。

 

 

・トカラ列島の民宿に泊まる際の注意点

初めてトカラ列島の民宿に泊まったが、やっぱり普通のホテルとは少し性質が異なるので注意が必要だと感じた。まず重要なのは寝巻きやタオルや歯ブラシなどのアメニティーが部屋に置いていないので、持参しなればならないということだ。もしかしたら頼めばタオルくらいは貸してもらえたのかもしれないが、ぼくは自分で小さなタオルとバスタオルをきちんと持ってきていたのでそれを使った。

「民宿いこいの森」で毎日無料でくれたお茶

そして民宿なのでもちろんお風呂やトイレは共用。お風呂にシャンプーや石鹸はきちんと置いてくれてあるのでそれを使うことができた。お湯はいつでももらうことができるので、マイボトルとお茶の葉を持参すればいつでも好きな時にお茶を飲めるので便利だった(「民宿いこいの森」では毎日ペットボトルのお茶をくれたのでその必要はなかったが)。また支払いはやっぱり現金のみでクレジットカードやスマホ決済は使えなかった。

これらの注意点はここ「民宿いこいの森」だけではなく、全てのトカラ列島の民宿で共通するものだったのでここに記しておく。

 

 

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