マジで龍が住んでそう!地理の授業で習う山口県の秋芳洞が壮大すぎて腰が抜けた

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秋芳洞はマジでめっちゃすごい!!!!!

マジで龍が住んでそう!地理の授業で習う山口県の秋芳洞が壮大すぎて腰が抜けた

・地理の授業で習った「カルスト地形」と「山口県」と「秋吉台」
・鍾乳洞観光の異質性
・秋芳洞の駐車場事情と入場料
・秋芳洞は今まで見たどの鍾乳洞よりも壮大で神秘的で龍のすみかみたいだった!

・地理の授業で習った「カルスト地形」と「山口県」と「秋吉台」

高校の地理の授業で「カルスト地形」というワードと共に「山口県」と「秋吉台」を連想させるように記憶させられた人は多いのではないだろうか。ぼくもその一人である。しかしぼくは心の中で「だから何やねん!」と強く感じていた。「カルスト地形」と「山口県」と「秋吉台」を組み合わせで覚えれば、テストや受験で点は取れるかもしれないが、この知識がどうして重要なのかいまいちよくわからなかった。

知識だけではなく資料集で「秋吉台」の風景の写真まで見ることができたが、特別すごい風景だとは思わなかったし、どちらかというと地味で普通の何の変哲もない自然の風景に思えた。こんな風景、そこらへんにあるのでは?

そんな風に訝しく思っていたものの、「カルスト地形」と「山口県」と「秋吉台」だけの記憶がぼくの脳のメモリを激しく削って他の記憶の邪魔をするようなこともなかったので、特に何の不満もなく記憶し、テストや受験を終えてもぼくの脳内にその知識は残り続けていた。しかしこの知識が未だ役に立ったことはなかった。

地理の知識というのは本当に世界一周をしていても人生でいつ使うのかわからないものが多く、「インド」と「デカン高原」と「レグール土」だとか、「ブラジル」と「テラローシャ(土壌の名前)」だとか、「地中海沿岸」と「テラロッサ(土壌の名前)」だとか、やたらと覚えさせられて未だに記憶に残っている世界の土の名前もいつか役立つ日が来るのだろうか。こういう必要なさそうな記憶は人生の早い段階で忘却すれば合理的であるのに、必要なさそうな記憶ほど脳内に残り続けるのはなぜだろう。しかしそんな必要なさそうな記憶が、今回の旅の中でついにぼくの旅路を動かす日がやって来た!山口県の秋吉台に行こうと思い立ったのだ!

特に興味があったわけではなかったが、地理で覚えていた山口県の記憶が「秋吉台」くらいしかなかったのでここぞとばかりに行ってみようと計画した。さて一体どのようなところなのだろうか。地理の授業でやたらと覚えさせられるほど、ものすごいところだというのだろうか。

 

 

・鍾乳洞観光の異質性

秋吉台には秋芳洞という鍾乳洞があるらしく、とりあえずそこを目指した。これまでもこの旅ブログ「ミズイロノタビ」でいろんな鍾乳洞を冒険して来たが、鍾乳洞へ行くとなると、ちょっと気分が違って来る。鍾乳洞ってちょっと独特ではないだろうか。神社へ行こうとか、お寺へ行こうとか、滝へ行こうとか、ミュージアムへ行こうとか、そういう一般的な観光とは異なる趣が鍾乳洞にはある気がしてならない。鍾乳洞というのは、明らかに異質な空間だと感じられるのだ。その理由はいくつかある。

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まずひとつ目は、鍾乳洞の中は極めて寒いということだ。太陽の光が差し込まないとここまで寒くなるのかと、太陽の熱エネルギーの偉大さを感じずにはいられない。したがって鍾乳洞を冒険するためには羽織などの防寒着が必要かと思われるが、今は夏なのでそのままの服装でちょうどいい避暑となるだろう。

また鍾乳洞から出たときには、鍾乳洞内と外界との温度差で必ずカメラやメガネのレンズが曇るから注意が必要だ。鍾乳洞から出てすぐは写真を撮ることができないし、気温差から来るレンズの曇りはなかなか取れないのでしばらくの間はよい風景に巡り会えても曇った写真しか撮れずもどかしい思いをすることが多々ある。鍾乳洞周囲の風景は、レンズの曇らない鍾乳洞に入る前に撮っておくのがオススメである。

 

 

・秋芳洞の駐車場事情と入場料

 

秋芳洞周囲には有料の駐車場が点在していたが、ぼくは駐車場代を支払うのが嫌いなので遠く離れた無料の駐車場に車を停めて秋芳洞まで歩いた。健全な肉体を持って生きているのだから、ちょっとくらい歩くことなど苦でもなんでもないのだ。

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秋芳洞の前の商店街はほとんどの店が閉まっていた寂しい印象だった。なんでも新型コロナウイルスの影響で訪れる人が極端に減っているとのことだった。観光の活性化のために秋芳洞に入った人は商店街で使える商品券をくれて、無料でアイスを食べることができて得した気分だった。

 

秋芳洞の入場料は1300円!結構高い!入場料を支払っていざ中に入る。さて地理の授業からずっと脳内に記憶として残り続けた秋芳洞とは、一体どのようなところなのだろうか。

 

 

・秋芳洞は今まで見たどの鍾乳洞よりも壮大で神秘的で龍のすみかみたいだった!

この日本海を北上する旅の途中でも、少し前に岡山県中部にある満奇洞という鍾乳洞を訪れていたので、気分は2回目の鍾乳洞の冒険であり、そんなに新鮮さもなく満奇洞と同じような感じかなーと軽い心構えでいたら、秋芳洞は全然次元が違った!

秋芳洞はマジですごい!!!なんか、他の鍾乳洞とはスケールが違う!いやー、腰抜かすほどビックリした!!!巨大!壮大!まさに自然の作り出す芸術!さすが、地理の授業でしつこく出て来るだけのことはあると、日本の教育に深く納得してしまった!!!!!

 

鍾乳洞の入り口前から既に異世界のような神秘的な光景。

 

 

秋芳洞は今までに見た鍾乳洞と比較にならないくらい巨大だった!天井が手も届かないほどに高くて空間がとにかく広大!中では大きな川が延々と流れていて、川の水の流れに逆らいながら川沿いを歩いてゆく。

 

 

巨大な淵を抜けると秋芳洞の一番の見所であるとも言われる「百枚皿」というエリアに!この風景どこかで見たことがあると感じていたら、中国の秘境・九寨溝の黄龍の風景と同じだ!そういえば黄龍も世界有数のカルスト地形として有名だった。こんな不思議で神聖な景色は中国の秘境ならではだと当時は感じていたが、祖国を冒険してみると、ちゃんと祖国にも同じような美しい地形があったのだ。しかも巨大洞窟の中に!

 

 

天井からは巨大なつららのような鍾乳石がいくつも垂れ下がっている。これらは2cm成長するのに250年もかかるんだそう。

 

 

天井と地上をつないでいる高さ15m、直径4mにもなる圧倒的スケールの巨大な柱も発見!「黄金柱」と呼ばれていて世界でも類を見ない大石灰華柱とのこと。写真じゃ伝わりきれないこの巨大さは実際に訪れないと実感できないかも!

 

 

まるで勇ましい王のような姿をしているような「巌窟王」。

 

 

様々な形でぼくたちを圧倒してくれる壮大な秋芳洞は、本当に神秘的すぎて龍のすみかのように感じられた。ぼくが古代人だったなら、ここは龍のすみかだと信じて祠を建立するだろう。

 

普段なら秋芳洞からカルスト台地の秋吉台までエレベーターで行けるらしいけれど、新型コロナウイルスの影響で使用不可能になっていた。せっかくなら秋吉台も見ておきたいので、ひとまず心から感動的だった秋芳洞を出て、そのまま車で秋吉台へと向かった。

 

 

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