スペイン巡礼24日目!お昼寝の木と人間に幸福をもたらすもの

 

お昼寝の木の木陰でおやすみ。

スペイン巡礼24日目!お昼寝の木と人間に幸福をもたらすもの

・夏のスペイン巡礼は暑くなる前の時間帯に歩こう
・お昼寝の木と人間に幸福をもたらすもの
・Villafranca del Bierzoは爽やかで美しい街
・スペイン巡礼24日目記録

・夏のスペイン巡礼は暑くなる前の時間帯に歩こう

今日も6時半に出発!PonferradaからVillafranca del Bierzoへと24kmの道のりを巡礼する。この日は急激な上りも下りも存在せず、比較的穏やかな巡礼路だった。この日の天気も昨日に引き続き快晴で、気温は35度を超える猛暑の予想。なるべく暑い午後の時間帯に歩かなくてもいいように、休憩を少なくして早めに巡礼路を歩いていく。それでも途中の町の素朴な教会に立ち寄ったり、スペインの生搾りオレンジジュースを飲んだりと、スペイン巡礼らしさを失わなかった。

Villafranca del Bierzoの町に近づくにつれて、激しくはないものの少しずつ上ったり下ったりの道が増えていく。そして最後の最後に1つだけ急峻な上り坂が存在した。しかしその頂上にはちょうど巡礼者が木陰で心地よく休息できそうな大きな木が立っており、ぼくたちはその木陰で休憩した。ぼくたちはスペイン巡礼の途上で時々現れる、このように安らかな木陰の休憩所を与えてくれる木のことを「お昼寝の木」と呼んでいた。

 

 

・お昼寝の木と人間に幸福をもたらすもの

「お昼寝の木」はカミーノの巡礼路の途中に時々現れる、巡礼者に心地よい木陰の休憩所を与えてくれる大きな木のことで、ぼくがそう名付けて、ぼくとてらちゃんとでそう呼んでいる。他の人に話しても誰にも通じないだろう。

旅をしているとしばしば思うことだが、旅人の旅路において木陰ほどありがたい自然からの恵みはない。木陰とはなんて涼しく心地よいものだろうと、何度感動しても感動しすぎることはない。木陰の安らかで自然な涼しさが与えられれば、都会におけるクーラーのいやらしい冷たさがひどく野暮に感じられるほどだ。ぼくはもとからクーラーが嫌いだ。自分の体に合わない気がするし、電気代もかかるし、沖縄に住んでいるときも毎晩扇風機を使って過ごしていた。クーラーがないと夏は眠れないと主張する人々がしばしば存在するが、ぼくにとってはクーラーはなんだか無理矢理に体を冷まさせる不自然な機械であり、なるべくならば関わりたくない代物である。都会で過ごしていた時は、すべての建物が寒くて夏なのに凍えている始末だった。

それに引き換え、風というものはいい。とくに炎天下の木陰で休んでいるときに体のそばを通り抜けていく風は格別だ。なんて心地よく、なんて安らかで、なんて涼しいのだろう。きっとぼくたちが動物だった頃から、暑い時にはこのようにして暑さを耐え忍んでいたのだろうと思えるほどに、本能と肉体にとても自然に寄り添ってくれる幸福感に満たされた涼しさだ。そして巡礼の旅の途上ではこのような風を爽やかに受けながら、木陰でお昼寝することこそ至上の幸福だ。

この自然な幸福に最初に気づいたのはメセタの大地だった。影がほとんどない炎天下のメセタの大地で、たまたま途上で見つけた大きな木の下で、バックパックを枕にしながら眠ることこそ、巡礼の疲れを癒す最も最適な方法だ。このバックパックを枕にできるというのもいい。10kgのバックパックはいつも巡礼の際には重き荷となり、ぼくの肉体を苦しめてばかりいるのに、それが一転してぼくのために役立つ心地よい枕になるのだ!こんなに華麗な転換が他にあるだろうか!

巡礼の途中なので、お昼寝は15〜20分がげんどであるが、それだけのささやかな時間でも十分に「お昼寝の木」の恵みを感じることができる。Villafranca del Bierzoの町へたどり着く直前の大きな木陰でも、ぼくは15分ほどのお昼寝をした。後から韓国人や日本人の友達もやってきて、みんなで木陰で休んでいたようだ。大きな木が1本あるだけで、何人もの巡礼の人々を木陰で癒すことができる。そしてどんな国籍の人であろうと、年齢の人であろうと、平等に癒してくれるのだ。そんなこと当たり前のように見えて、実は人間は木から見習わなければならない点も多いのではないだろうか。

木陰があるだけで、巡礼路は幸福だ。影こそが旅人に、幸福を運んでくれる鍵だ。木陰と風の間でお昼寝している時、ぼくは他に何もいらないと感じる。お金も、富も、名誉さえいらない。影だけが、ぼくを真に幸福にする。

 

 

・Villafranca del Bierzoは爽やかで美しい街

Villafranca del Bierzoは爽やかな風の吹く川沿いの美しい街だった。適度な人の多さで適度に都会な山間のこの街を散歩するのは心地よかった。韓国のテレビ番組ではここがとても美しい場所だと紹介されたらしく、韓国人の中にはここは1日余計に滞在する巡礼者が多かった。

Villafranca del BierzoのアルベルゲALBERGUE MUNICIPAL DE PEREGRINOS VILLAFRANCAは6ユーロ。冷房はなく窓を開けていても、6月後半だと暑くて夜は寝苦しかった。

 

 

・スペイン巡礼24日目記録

出発6時半 到着13時00分
消費カロリー738kcal 歩数38373歩
移動距離24.2km

 

 

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