お遍路第1番霊山寺はマジで美しすぎる!!!!!
黄金のランタンがフォトジェニック!第1番「竺和山 一乗院 霊山寺」はここからお遍路が始まるのだと期待を抱ける美しさだった
・お遍路88箇所の始まり第1番霊山寺
・第1番霊山寺本堂
・第1番霊山寺大師堂
・第1番霊山寺お納経(御朱印)
・第1番霊山寺御影、御姿
・お遍路88箇所の始まり第1番霊山寺
2020年閏年お遍路車中泊逆打ち初日、第11番目から始めてどこまで行けるか不安だったが、なんとかお納経の終わる17時までに第1番「竺和山 一乗院 霊山寺(じくわざん いちじょういん りょうぜんじ)」までたどり着くことができて安心した。これでも全然急がずに、じっくりゆっくりそれぞれの寺を回ってきたので、徳島県の第1番〜第11番は比較的密集していて回りやすいということだろう。
お遍路はどこから始めてもいいことになっているようだが、やはり第1番目から始める人も多かろうというイメージがある。四国お遍路の88箇所もある中での第1番目なので、何か特別な感じのする場所ではないかと根拠なく期待してしまう。そして結局、その期待は裏切られることはなかった。
・黄金色のランタンが美しい第1番霊山寺本堂
第1番霊山寺はなんと言っても本堂の天井に設置された、無数の黄金色のランタンがフォトジェニックで美しかった。どんなに長時間眺めていても飽きないほどに、立体的・幾何学的に設置された黄金色の明かりの美しさは、この世のものとは思えなかった。
さらに本堂の奥には密教・大日如来の化身である不動明王が安置されその燃え盛る怒りを世界へと解き放っていた。ぼくの精神は不動明王になぜかひどく呼応する運命にあるのだ。喜怒哀楽の中で、この世で怒りが最も美しい。
ぼくはたまたま第11番からお遍路逆打ちを開始したが、この第1番霊山寺からお遍路を始めた人々は否応にもお遍路の旅に期待が高まってしまうことだろう。これからお遍路の旅路が現世でのよい修行になりますようにと、心から寝返る美しさがここにはあるのだと心から感じられた。
”霊山の 釈迦の御前に めぐりきて よろずの罪も 消えうせにけり”
この第1番霊山寺のご詠歌も、心に染み込んでくる趣がある。心の清らかで思慮深い者たちは、生きている限り自分がどうしようもない罪人であることを知っている。自分は罪人であるという生きる絶望からスタートされる人生。いかようにこの世の海を渡ろうとも、彼らは結局四国霊場へと足を運ぶ運命にあるのかもしれない。
・第1番霊山寺大師堂
・第1番霊山寺境内の様子
・第1番霊山寺お納経(御朱印)
・第1番霊山寺御影、御姿
霊山の 釈迦の御前に めぐりきて よろずの罪も 消えうせにけり