なんと美しいお堂!なんと美しい阿弥陀如来像!
土佐日記の紀貫之も滞在した!お遍路第29番「摩泥山 宝蔵院 国分寺」は黄金の阿弥陀如来像が美しかった
・第29番国分寺は「土佐日記」の紀貫之も滞在した国府
・第29番国分寺本堂(金堂)
・第29番国分寺大師堂と御手綱
・第29番国分寺お納経(御朱印)
・第29番国分寺御影、御姿
目次
・第29番国分寺は「土佐日記」の紀貫之も滞在した国府
2020年四国お遍路逆打ち巡礼、次なるお寺は第29番「摩泥山 宝蔵院 国分寺(まにざん ほうぞういん こくぶんじ)」だった。四国の4都道府県全てにあるという国分寺という名前のお寺(第15番、第29番、第59番、第80番)。国分寺というのは聖武天皇の勅命によって建てられた公営のお寺だそうで、全国に68箇所もあるということだった。総国分寺は奈良県の東大寺だという。
この高知県の第29番国分寺は、なんとあの「土佐日記」を書いた紀貫之が4年間滞在した場所だという。国司の役割を担い土佐の国府であるところの国分寺で4年間を過ごし、任務を終えて京都へと帰る道のりを記したものが土佐日記であるという。「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり」という書き出しはあまりに有名だが、なんで女のふりをして日記を書こうと思ったのだろうか。
・第29番国分寺本堂(金堂)
寺門を入っていくと、そこには金堂へと続くまっすぐの道がある。その道は神聖な木漏れ日にあふれており、ぼくはその光と風と影の雰囲気がとても好きだった。いつまでもこの道を歩いていたいと感じさせてくれるような境内だ。
・第29番国分寺大師堂と御手綱
大師堂には不思議な5色の紐がくくりつけられていた。御手綱(みてづな)といい、この紐は大師堂の弘法大師の御手に結ばれており、この紐に触れて「南無大師遍照金剛」と唱えると弘法大師とご縁を結べるという。
・第29番国分寺の阿弥陀如来像
納経所へ行くまでの美しく大きなお堂には、阿弥陀如来像が安置されていた。靴を脱いで中にまで入ることができ、近くでそのお姿を拝見できたことが何よりも嬉しい。黄金色に輝いて佇むそのお姿は、今でも目を閉じれば浮かんでくるような美しさだった。
・第29番国分寺お納経(御朱印)
・第29番国分寺御影、御姿
国を分け 宝をつみて 建つ寺の 末の世までの 利益のこせり