四国車中泊お遍路第54番!「近見山 宝鐘院 延命寺」の火伏せ不動尊に日本の美しい木造建築と火災の関係を思う

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宝冠をかぶった珍しい不動明王!!!!!

四国車中泊お遍路第54番!「近見山 宝鐘院 延命寺」の火伏せ不動尊に日本の美しい木造建築と火災の関係を思う

・第54番延命寺の山門
・第54番延命寺の火伏せ不動尊
・第54番延命寺本堂
・第54番延命寺大師堂
・第54番延命寺お納経(御朱印)
・第54番延命寺御影、御姿

・第54番延命寺の山門

2020年四国お遍路逆打ちの次なるお寺は、第54番「近見山 宝鐘院 延命寺(ちかみざん ほうしょういん えんめいじ)」へと向かった。今治市街地の中心にあった第53番の南光坊とは異なり、ここは静寂に満ちたゆったりとした時間が流れていた。

第54番延命寺の美しい山門は、元々は今治城の城門の一つだったらしい。総けやき造り。明治初期に今治城取り壊しの際に譲り受けたという。

 

 

・第54番延命寺の火伏せ不動尊

本尊の「火伏せ不動尊」は宝冠をかぶった珍しい不動明王像で、再三の火災から逃れているのでこの尊名がつけられたという。

お遍路の説明書きを読んでいて思うが、お遍路のお寺って火災に遭いすぎじゃないだろうか。おそらく日本中のお寺が長い歴史の中で火災に遭ったのだと思われるが、それが美しい木造建築が特徴である日本のお寺の宿命なのだろうか。今でもなおお遍路のお寺には木造の美しいお寺がほとんどであるが、それらも歴史の中のお寺のように、また火災に遭う可能性を多分にはらんでいるのだろうか。それとも現代の時代ではきちんと火災対策されているのだろうか。最近ではあの超有名な首里城があえなく全焼してしまったことが記憶に新しい。あんなに有名なお城が何の火災対策もされずに全焼したことを考えると、時代が進んだからと言って火災対策が十分に為されているわけでもなさそうだ。

今のお遍路のお寺にも美しい木造建築がたくさんあるので、どうか末長く燃えずに今の姿をとどめてほしいと心から願った。

 

 

・第54番延命寺本堂

 

・第54番延命寺大師堂

 

・第54番延命寺お納経(御朱印)

 

・第54番延命寺御影、御姿

くもりなき 鏡の縁と ながむれば のこさず影を うつすものかな

 

 

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