日本の焼き物楽しい!
佐賀県は焼き物天国!旅行中に有田焼と伊万里焼を見まくった
・沖縄のやちむん
・伊万里焼
・有田焼
・佐賀県の山奥の武雄温泉
・沖縄のやちむんと焼き物との出会い
ぼくが焼き物に興味を持ったのは沖縄に住んでいるときだった。沖縄では焼き物が盛んで焼き物のことを「やちむん」と呼んでいた。那覇には「やちむん通り」という焼き物のお店ばかりが並んでいる通りがあり、たまに休日にその辺をブラブラお散歩していた。国際通りに近くて周りにカフェもあるし、ジュンク堂も近いし、散策するには絶好のスポットだった。
沖縄の伝統的なやちむんを見ていると、魚の絵が描いてあることが多く、それが沖縄のやちむんの特徴かと思っていたが、この前バンコクに行った時に雑貨屋さんでタイの焼き物として同じような魚が描かれていたのを見つけて驚愕した。これは沖縄の文化と東南アジアの文化が焼き物という芸術を通しても交流を深めていたという証なのだろうか。それともアジア圏では魚を焼き物に刻みたいという感性が類似するというのだろうか。いずれにしても不思議で面白い体験だった。
沖縄のやちむんをたくさん見たことがあるけれど、日本の焼き物というものをそんなに見たことがなかった。今回九州一周の旅の途中で佐賀県に差し掛かると、佐賀県は焼き物が盛んであの有名な有田焼も佐賀県にあるらしい。焼き物の多様性や民族性に惹かれていたぼくは、沖縄以外の焼き物もぜひ見てみたいと思い、佐賀県で焼き物巡りをすることに決めた。
・伊万里焼
まず訪れたのは伊万里焼きで有名な伊万里市!ここは比較的狭いエリアに焼き物のお店が密集しているので、短時間ですべてのお店を見て作品を眺めて比較するのにとてもよい場所だった。
伊万里焼きは美しい青色が特徴的な磁気が多く、青色が好きなぼくは伊万里焼きの作品を見るのが楽しかった。柄にはさまざまなものがあったが、沖縄や東南アジアのような魚の模様の焼き物は一切見つからなかった。
伊万里は町並みもレトロで風情があり、焼き物のお店を見ながら町並みを楽しみつつ散策することができた。伊万里の焼き物のエリアは範囲が狭かったので、ぼくは開いているすべての伊万里焼きの店に入って伊万里焼きとはどのようなものかと観察していた。
・有田焼
次に訪れたのは全国的に有名な有田焼の有田市!ここの焼き物のエリアがめちゃめちゃ広かった!とてもじゃないけれど、伊万里のようにすべてのお店を見ようなどという気も起きないほどに広大な範囲に焼き物のお店が立ち並んでいた。さすが全国的に有名な有田焼だと、その規模も桁違いだと感じた。
有田焼の方が多様性に富んでおり、様々な作家の焼き物をたくさん見ることができた。その柄や模様も多様性に富んでおり、伝統的な雰囲気のするものから、最新的でお洒落な雰囲気の焼き物やさんもあった。
焼き物やさんだけじゃなくてレトロな古布屋さんもあったよ!
ランチを食べた古民家カフェ!豚肉のコロッケを頼んだが、食器がすべて有田焼で、机にも有田焼のうさぎさんが置かれていたりして心躍った。デザートにはぶどうパフェを頼んで、Paypayを使うとなんとランチの10%分のポイントが貯まるというので、生まれて初めてPaypayを使用した。
・佐賀県の山奥の武雄温泉
夜には佐賀県の山奥の武雄温泉を訪れた。周囲は静かで落ち着いた山中の町という雰囲気なのに、突如として派手な千と千尋の神隠しに出てくるような趣深い赤い門が出現したので驚いた。ここが武雄温泉の中心地であり、いくつかの温泉が軒を連ねており、ぼくたちはその中でどの温泉に入るのか選ぶことができる。それぞれの温泉の建物の外装がレトロで風情がある。こんな不思議な温泉街が、佐賀県の山奥に突然出現したことに驚きを隠せなかった。