ギリシャ一周の旅で出会った男根崇拝の壮大な集大成がここに！！！！！
大地の男根の絶景!カッパドキアのLove Valleyでは大自然が作り出した巨大男根が乱立していた
・ギリシャ一周の旅の後はトルコの大地へ
・カッパドキアでは自分でギョレメ周辺を散策
・Carus Cappadociaからギョレメ野外博物館まで散策
・Love Valleyは大地から無数の男根が生えているような不思議な絶景だった
・犬と猫の違いとは？Love Valleyからはずっと犬がついて来た
・Love Valleyからの帰り道に広がるカッパドキアの奇岩の絶景
目次
・ギリシャ一周の旅の後はトルコの大地へ
ギリシャ一周の旅の中でぼくは古代遺跡の豊富な首都アテネ、断崖絶壁に立つギリシャ正教会の大絶景に圧倒されたメテオラ（カランバカ）、海沿いのギリシャ第2の都市テッサロニキ、女人禁制のギリシャ正教最大の聖地アトスの巡礼を終えて、ギリシャ離島の旅を開始した。ギリシャの離島を巡る旅ではフェリーや飛行機を駆使し、約1ヶ月間かけてクレタ島、サントリーニ島、ミコノス島、ロードス島を巡り、無事にエーゲ海の大冒険を終了して次なる国トルコへと到着した。トルコではカッパドキア、イスタンブールを旅してから、日本の東京へと帰国しコロナワクチンバイトに勤しむ予定だ。
カッパドキアでは壮大な洞窟プール付きの高級洞窟ホテルCarus Cappadociaで3泊して快適に滞在しつつ、ギョレメを拠点として観光することにした。
・カッパドキアでは自分でギョレメ周辺を散策
カッパドキアと言えばもちろん不思議な形をした奇岩が有名だ。せっかくはるばるカッパドキアに来たからには全ての奇岩をこの目に焼き付けたいが、そんな時間もないしどこにどんな奇岩があるのかわからないので、とりあえずギョレメ周辺を適当に散策してみることにした。ツアーなどに参加すると効率よくみて回れそうだがそこまでの情熱はないし、自分で歩いて自分で何があるのか発見する方が旅する喜びを感じられてよさそうだ。
・Carus Cappadociaからギョレメ野外博物館まで散策
カッパドキア観光1日目はCarus Cappadociaからギョレメ野外博物館まで歩いてみた。ギョレメ野外博物館は入場料を払って中に入ると12〜13世紀に作られた岩窟教会のフレスコ画が見られるのだというが、ぼくはギリシャ一周の旅の中で本土から離島まで数多くのキリスト教会を訪れてキリスト教の絵を散々見て来たので、その上トルコでもそれを見るのかと思うとNo moreという気持ちになったので今回は入場せずに、ただのカッパドキア散策の単なる目的地とすることにした。
しかし中に入ることはなくてもCarus Cappadociaからギョレメ野外博物館までの道のりは奇岩の連続で、ただ歩いているだけで十分にカッパドキアの世界観を堪能できて大満足だった。おそらく他の道を歩いていたとしても不思議な奇岩の連続なのだろうと思うと、カッパドキアの持つ観光地としての魅力が伝わってきた。
Carus Cappadociaからギョレメ野外博物館までは徒歩30分ほどとかなり近かった。この日はせっかくだから泊まっているCarus Cappadociaの洞窟温水プールにも入ってのんびりしたいと思っていたので、1日中観光するというよりは半日カッパドキア観光、半日ホテル滞在という感じだった。やっぱり1泊24000円のホテルに泊まったのだから、どうしてもホテルにいない時間が勿体無いと感じてしまう。思いっきり観光しようという気分になりにくいのは、高級ホテルに泊まるデメリットのひとつかもしれない。
・Love Valleyは大地から無数の男根が生えているような不思議な絶景だった
翌日はもっと遠出してCarus CappadociaからLove Valleyまで歩いてみることにした。Carus CappadociaからLove Valleyは徒歩1時間ほどで、無理せず散策するには丁度いい距離だ。Love Valleyという名前も可愛いし、人気の観光地でカッパドキアらしい絶景が見られるのだという。
Carus CappadociaからLove Valleyまで、往路は車道沿いに歩いていく。途中の道だけでもやっぱり奇岩続きで、カッパドキアはどれだけ歩いても飽きることがないと再認識させられる。
車道からLove Valleyへの砂利道に入ると、めちゃくちゃ風が強かった。どうやらLove Valleyから吹き付ける風のようだ。本当に体ごと飛ばされるかと思うくらいの強風だった。
強風に煽られながら頑張ってLove Valleyを覗き込む。おーなんか見たことある！これぞカッパドキアを代表する有名な大絶景！不思議で特徴的な形をしておりキノコのようにも見えるし、大地から巨大な男根が何本も生えているようにも見える。こんなに風が強くて厳しい環境の谷の何がLoveなのか最初は全くわからなかったが、もしかして性愛としてのLove Valleyなのだろうか。
ギリシャ一周の旅の中では数え切れないほどの男根を目撃し、まさにギリシャは男根の国だった。本土だろうと離島だろうとどこへ行っても男根の栓抜きやキーホルダーのお土産が売られているし、ギリシャ神話のパーン神のお土産は常に男根を勃起させているし、古代ギリシャの境界を守護するヘルマは胴体に顔と男根しか残されていない奇妙な像だった。極め付けには世界遺産でもあるデロス島のディオニュソス神殿にはギリシャ神話にまつわる古代の巨大男根像がまるで狛犬のような形で2体天に向かって聳え立っていた。
しかしそんなギリシャでもLove Valleyのようにここまで巨大でダイナミックな、そして人間の意思によらない大自然によって形成された男根像を見たことはなかった（そもそも男根像ではないと思うが）。まさにこの旅最大の、”大地の男根”とも呼ぶべき絶景だ。
偶像崇拝禁止のイスラム教に支配された現在のトルコでは男根崇拝を見る機会はほとんどなかったが、日本に帰国する前の最後の最後にこのようにして”大地の男根””地球の男根”とも言うべき大迫力の逞しい絶景をカッパドキアで見られたことには何らかの因縁があるように思えてならない。Love Valleyはぼくの中で、ギリシャ一周で数多くの男根崇拝に出会ってきた旅のまさに集大成に位置付けられると感じられた。
・犬と猫の違いとは？Love Valleyからはずっと犬がついて来た
不思議なことはLove Valleyからの復路でも続いた。何とLove Valleyから見知らぬ犬がぼくの後をずっとついてくるのだった！ギリシャは猫だらけの猫の国だったが、ここトルコに入ってから明らかに犬と出会う機会が増えたように思う。
犬と猫は飼われる主要なペットとして人間界において同等な地位を築いているように見えるが、ぼくの中でこの2つには明確な違いがある。それはズバリ、犬の方が明らかに恐ろしいということだ。ぼくはどちらも飼ったことがないので正確な性質の違いはわからないが、普通に考えて猫は弱そうだが犬は強そうだ。もしも襲われてしまった場合猫なら人間は簡単に勝てそうだが、犬ならもしかしたら負けるかもしれないし、怪我させられたり殺されたりする可能性が猫よりも格段に高いと思う。狂犬病という100％死ぬ病気も怖いし、ぼくは旅の中では犬となるべく関わりたくないと思ってきた。
だからLove Valleyでもこの犬と一切絡むことはなかったのに、なぜがぼくはこの犬に気に入られ、帰り道で本当にずっとついて来られてしまった。食べ物も何も持っていないのに、一体なぜこの子はずっとついて来るのだろう。ミコノス島ではホテルの部屋に子猫が入ってきて、ぼくはその子猫を自分の運命の猫だと心の底から感じてしまうほどに可愛く思えたが、もしかしてこの子も運命の犬なのだろうか。
しかし外国では犬に触れるべきではないという自分を守るための防衛本能が過剰に働いてしまって、ぼくはこの犬をあのミコノスの子猫のように可愛がることができなかった。少し話しかけたり待ってやるくらいことのはしたが、ぼくがあまり構ってくれないことを見抜くとさっきまでのしつこさはどこへ行ったのかと思えるほどに、あっけなくどこかへ去ってしまった。ぼくは今でもあの対応が正しかったのだろうかと疑問に思う。人が運命の人に出会った時に直感で手を伸ばしてしまうように、まさにそのようにして運命の犬に出会った時にも恐れることなく手を伸ばすべきだったのだろうか、と。
・Love Valleyからの帰り道に広がるカッパドキアの奇岩の絶景
Love ValleyからCarus Cappadociaまでの帰り道は、車道ではない別の砂利道を歩いた。犬が去った後も、これまでの人生で見たこともない壮大なカッパドキアの絶景が続いた。
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アテネ
メテオラ（カランバカ）
テッサロニキ
女人禁制のギリシャ正教の聖地、アトス巡礼の旅
クレタ島
サントリーニ島
