一人旅のメリットを徹底解説!一人旅は寂しくてかわいそうだというのは本当か?

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一人旅をかわいそうと思う人って頭おかしい!!!!!

一人旅のメリットを徹底解説!一人旅は寂しくてかわいそうだというのは本当か?

・一般的には一人旅=かわいそう、さみしい、失恋のイメージ?
・一人旅のメリット6つ
1.自分の心の声だけに従って自由に動ける
2.他人の意見や趣味に惑わされず無駄な時間やお金を使わずに済む
3.旅先でのコミュニケーションが活発になる
4.なんでも自分でやるので自分の能力を確認できる
5.積極的になり経験値を積むと共に行動力がつく
6.何が起こっても自分のせいなので諦めがつく
・一人旅のデメリット6つ(誰かと旅をするメリット)
1.写真を撮ってくれる人がいない
2.割り勘できないからお金が高くつく場合がある
3.困った時でも他人を頼りにできない
4.移動の時に話す人がいないと暇
5.他人と感動を共有できない
6.周囲からかわいそうだと思われる?

・一般的には一人旅=かわいそう、さみしい、失恋のイメージ?

ぼくが大学生の時、男女混合のグループで那覇で遊んでいると、一人旅らしい若い男性を見かけた。彼を見てぼくの女友だちのひとりが「あの人一人旅してるね。失恋でもしたのかな?」とさも当たり前かのように平然と言い放ったのでぼくは驚愕してしまった。一人旅をしているだけで失恋したと思い込むその偏狭な価値かにもびっくりだったし、一人旅をしている人を見るだけでそういう否定的な偏見を即座に抱くなんて、この人頭おかしいのではないかと本気で思ってしまった。と同時に、日本人が心の中で密かに抱く一人旅をしている人のイメージというものの貧しさに思いを馳せずにはいられなかった。

旅立つことはすなわち死ぬことと同じ:初めての一人旅はポルトガルの思い出

今ではたくさん一人旅をしたことのあるぼくも、その頃は人生で初めてポルトガルに一人旅に出かけた経験をしたばかりだった。しかし自分の中では一人旅=失恋とか、一人旅=寂しい、一人旅=かわいそうなどというイメージは全く持ち合わせておらず、むしろ勇敢で素敵で素晴らしいものというイメージだったので、その女友達を代表とするような日本人の抱く一人旅のイメージと自分の中の一人旅のイメージのギャップの大きさに戸惑わずにはいられなかった。

しかし一人旅の否定的なイメージを持っている人々は、本当に自分でちゃんと一人旅をしたことがあるのだろうか。誰かとの旅行も経験して、一人旅も経験して、どちらも両方経験して初めてその2つを比較し、一人旅はどうとかこうとか評価することも許されるだろうが、一人旅をしたこともないのに勝手に一人旅に変なイメージを決めつけたり作り出している愚かな人々も、この世には一定数いるのではないだろうか。一人旅=失恋というイメージなんて、本当に「あなたは思い込みがひどく激しいですね」と呆れ返るより他はない。

ここでは誰かとの旅行も、一人旅も両方たくさん経験してきたぼくが、一人旅のメリットとデメリットを詳細に6つずつ並べてみよう。

 

 

・一人旅のメリット6つ

1.自分の心の声だけに従って自由に動ける

これが一人旅最大の醍醐味だと思われるが、純粋な自分の心の声を敏感にキャッチして、これから先の予定をどうしようか柔軟に対応し決めることができる。例えば友達と出かけた旅行先で、明日はアンコールワットに行くと決まっていたならばよほどのことがない限り予定に従うしかないが、一人旅の場合は当日の朝に何となく気分が乗らないという理由だけでも、今日ややめて別のことをしてみようなどと、自分の心の正直な声に合わせて柔軟に予定を変えることも可能だ。

そもそも旅の最も大きな目的のひとつは、日常とは異なる世界に身を投じて「自分がどのような人間なのか知りたい」「自分は本来何をすべき人間なのか確かめたい」「自分は本当は純粋に何をしたいと願っているのか感じたい」ということにあるので、周囲の雑音にごまかされずにただ自分の純粋な心の声だけを聞いて行動するという経験は尊く重要なものである。

 

2.他人の意見や趣味に惑わされず無駄な時間やお金を使わずに済む

誰かと一緒に旅をしていると、自分では意識していなくても、一緒にいるその誰かにものすごく心の動きや行動を影響されてしまうことになる。例えば自分は大していいと思わない場所で写真を撮られたりすると、「お、ここってそんなにいい写真スポットかなぁ」と疑問に思いながらもつられて写真撮影してしまったりする。相手の趣味に合わせて行きたくもない場所へ行ってみたり、あまり興味がなくても食べたくもないものを食べてみたりと、自分にとっては無駄な時間が増えていくし、付き合いとしてのお金の無駄遣いが増えていく。

もちろん自分の世界を無理矢理広げるという点では、このように旅先で誰かに影響されふりまわされるという経験は貴重であるものの、自分の心の純粋な声を静かに聞きながら、自分というものの正体や本当の願いを確かめたいと思うような旅路の場合は、誰かと一緒だと不向きである。

 

3.旅先でのコミュニケーションが活発になる

これはものすごく重要なメリットだが、一人旅だと現地の人々や他の旅人から話しかけられる確率が圧倒的に高くなる。その理由はわかりきったことで、例えば自分が旅人に話しかける場合を考えてみても、グループを形成してワイワイと楽しんでいる旅人よりも、一人で静かに旅をしている人の方に声をかけてみたくなるだろう。グループで旅をしているような人はもはやその群れの中で会話や旅を楽しんでいるので、自分がそこに入り込んでも邪魔になるだけと感じてしまうからだ。グループというのはよくも悪くも排他的な印象なのだ。グループの中で楽しんでいる時には心強いが、逆に外から見ればもちろんその群れの中には入りづらく、話しかけようとすら思わなくなってしまう。

旅というのは旅先の現地の人々やその文化と触れ合うことも大きな醍醐味のひとつなので、もしも現地の人と遠慮しないでいっぱいおしゃべりしたいのならば、絶対に一人旅がベストな選択だと言える。

 

4.なんでも自分でやるので自分の能力を確認できる

一人旅だとなんでも自分でやらなければならない。街から街へ移動するだけでも、バスをオンラインで予約することや、バスの時刻やバス停の確認、バス停へ行くまでの経路や移動手段など、ありとあらゆる物事の確認が自分自身に任されている。逆にいえば自分がしっかりしていないと、自分の旅がトラブルに巻き込まれたりグダグダになって失敗してしまうということだ。

まぁ失敗してしまうのも旅の醍醐味として楽しいことは楽しいが、なるべくならば失敗を少なくして自分の思い通りの旅を描くことに専念したい。自分の旅路を美しく思い通りに描けるかどうかは、自分自身の手腕にかかっていると言っても過言ではないのだ。その意味で自分の能力が試される絶好の機会だし、自分の能力を研ぎ澄まし向上させ自分自身を成長させる最高の機会だと言うこともできる。

誰かしっかりした人と旅をして全て任せきりにしてしまえば楽なことは楽でメリットかもしれないが、それは旅においてせっかく自分が成長できる機会を喪失していることにつながり、本質的にはデメリットにすらなり得る。

 

5.積極的になり経験値を積むと共に行動力がつく

一人旅において自分の旅が面白くなるかどうかは、まさに自分自身次第であると言ってもよい。自分でしっかり大きなアンテナを広げて、インターネット上で調べるのはもちろんのこと、現地の人々や他の旅人からもらったたくさんの情報を参考にしながら、自分だけの自分にしかできない独特な旅路を企てていくその過程は最高に面白い。

ぼく自身も世界一周の旅を始めてみて、それまではインターネットは何でも知っていて何でも教えてくれる万能な奴だと思い込んでいたが、全くそんなことはないと思い知らされた。やはり所詮日本人が日本語で作り出したインターネット世界なんて日本のことには詳しくても世界におけるものすごく細かい情報まではとても網羅できておらず、現地の情報は積極的に現地の人々や他の旅人に話しかけて彼らから情報を仕入れないと、面白い旅にはならないと実感した。これはインターネットだけではなくガイドブックについても同じことであり、インターネット上やガイドブック上の典型的なありふれた旅路をただなぞっていくだけでは、とても唯一無二の面白い旅路を形成することはできなかった。

例えばカンボジアの宿で出会った中国一周したことのある香港人に、中国雲南省のガイドブックにも乗っていない秘境「雨崩」について教えてもらって、情報も何もなく手探り状態だったけれど冒険だと思って行き当たりばったりで行ってみて、とても感動的な旅路となった。このように外国人であろうと他の旅人と積極的に交流を深めることによって、思いがけない素晴らしい旅路が開けたりするのだ。そして情報をキャッチするだけでなくその旅路を自ら開いていこうとする行動力の重要性を思い知らされる。情報と行動力が伴って初めて、限りない旅の経験値へと導かれる。

誰かとの旅においてこれからの旅路を決めるのは協調性のある「相談」だが、一人旅においてこれからの旅路を切り開くのは自らの積極性と行動力と聡明さである。その点において一人旅によって培われるものは誰かとの旅で得られる能力よりも、自らの燃え盛るような生命にとって有益となることだろう。相談してそれぞれが妥協ながら導き出す結論と、自らの研ぎ澄まされた直感のみで迷わず選び取る選択の、一体どちらが自らの生命にとって尊い道だろうか。

 

6.何が起こっても自分のせいなので諦めがつく

旅で予想外のことやトラブルはつきものである。どんなにこちらが気をつけて慎重に旅をしていても、思いがけないトラブルというものは引き起こされてしまう。何か悪いことが起こった時、人は誰のせいなのか、何のせいなのか考えずにはいられない生き物だ。その際の対応が、誰かとの旅の場合と一人旅の場合とでは大きく異なってくるのではないだろうか。

誰かと一緒に旅に出て、しっかりしている誰かに任せっきりにしてしまえば、自分は楽だが、その代わりに失敗してしまったときに、心の中でその誰かを責めてしまうこともあるだろう。そういう誰かにせいにしたり、誰かに任せっきりにしてしまうというのは、人生でも旅でもものすごく野暮だしつまらないことではないだろうか。自分自身の旅路なんだから、全てを自分自身で担って、もしも何かが起きてしまっても、全て自分のせいにできるという状況を作り出すことこそが、潔いしかっこいい生き様ではないだろうか。

 

・一人旅のデメリット6つ(誰かと旅をするメリット)

1.写真を撮ってくれる人がいない

一人旅のデメリットといってもこれと言って思いつかないが、真っ先に思いつくのは気軽に写真を撮ってくれる人がいないということだ。自撮りしてもいいことはいいが、やっぱり誰かに撮ってもらった写真と自撮りの写真とでは趣が異なる。誰かとの旅の場合は、気軽にここで撮ってーなどと言って撮り合いできるところが最大のメリットだろう。

 

2.割り勘できないからお金が高くつく場合がある

もうひとつこれは絶対に外せないメリットだと思うのは、誰かと旅をすると割り勘できるという点だ。自分一人では食べきれないご馳走も2人で割れば美味しく安く食べられるし、海外のホテルは泊まった人数ではなく一部屋何円かで計算されるので、多くの人と泊まれば止まるほど割り勘できて安くなる。宿代や食費を浮かせるという点でも、誰かと旅するというのはお得な行動となる。

 

3.困った時でも他人を頼りにできない

何かトラブルが起こった時にも自分一人で焦って悩まずに、仲間と相談して解決策を見出したり心を落ち着かせることができるのでこれも誰かと旅をするメリットのひとつかもしれない。しかしこれは表裏一体というか、自分一人で解決策を見出すという自分が成長できる場面を喪失しているのでデメリットであるとも言える。

 

4.移動の時に話す人がいないと暇

長距離のバスや電車ではあまりに時間が長いので、一人旅だと窓から景色を眺めるか眠るくらいしかやることがなくなる。そういうときに道連れの誰かがいれば話し相手になり退屈もせずに過ごすことができるだろう。しかしまぁ誰に煩わされる事もなく一人旅の中の移動でぼんやりと退屈な時間を思う存分過ごすのも、旅情と名付けられる素敵なメリットなのかもしれない。

 

 

5.他人と感動を共有できない

これもしばしば一般的に言及される誰かと旅するメリットのひとつだろうが、美しい景色を見たときに誰かと感動を共有できるという素晴らしさがある。その場で美しさを共有できるばかりではなく、年をとってまたその人と再会した際にも、あの時のあの景色は本当に素晴らしかったなどと旅の思い出に一緒に思いを馳せることができるのは、人生において豊かな情緒をもたらしてくれることだろう。

しかし一人旅だからと言って景色に感動できないかと言われればそんなことは決してないし、逆に一人だからこそその美しい世界と自分を何の遮りもなく対峙させられるというメリットもあるだろう。

 

 

6.周囲からかわいそうだと思われる?

これはこの記事の本題だが、一人旅だとさみしそうな人だとか、かわいそうな人だとか思われるデメリットがあるという。しかしこれは本当だろうか?本当に多くの日本人って一人旅の人を見て、ぼくの女友達のように「あの人一人旅してるね。失恋でもしたのかな?」「さみしそう」「かわいそう」と思うものなのだろうか。

はっきり言ってそんな馬鹿馬鹿しい偏狭な感性に付き合っているだけ時間の無駄ではないだろうか。もしも本当は一人旅をしたいのに「さみしそう」「かわいそう」と周囲から思われることが不安で踏み出すことができずにいるという人がいるのなら、そんな馬鹿馬鹿しい意見に惑わされずに速攻で一人旅の準備を始めて今からでも旅立つべきである。そんなくだらない意見なんて気にするほどの価値もないし、そんなくだらない意見を持つくだらない人々に影響されて一人旅を踏み出せないようではやがて同じように同類のくだらない人間へと成り下がってしまうだろう。

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周囲にどう思われようといいではないか。周囲が正しいというのなら一考の価値もあるが、ただ一人旅をしている人を見て、「失恋したのかな?」「さみしそう」「かわいそう」などと思う人がまともな人間だと思うだろうか。そんなの本当に頭おかしい人だとぼくは思う。そして頭おかしい人々の意見を「一般的な周囲の人々のまともな意見」だととらえて、そんな意見にしばられて一人旅に踏み出せないのも同じくらい愚かなことだろう。馬鹿馬鹿しい人々の馬鹿馬鹿しい意見に「周囲の目が気になる」などと言って支配されていては、馬鹿馬鹿しい愚かな人生が続いて行くだけだ。愚かで馬鹿馬鹿しい頭のおかしい一般的で常識的な感性なんてふり払い、思い切って一人旅に出てしまうほどの潔さと思い切りのよさと清々しさが必要だろう。価値のない感性にふりまわされていられるほど、人生は暇ではないのだ。

 

 

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