珍しい動物の剥製がいっぱい!ウィーンの自然史博物館は知的好奇心をくすぐられる美しき博物館だった

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まじで美術史美術館と完全に間違えた!!!!!

珍しい動物の剥製がいっぱい!ウィーンの自然史博物館は知的好奇心をくすぐられる美しき博物館だった

・人生2度目のウィーンを余すことなく満喫する!
・なんと美術史美術館と自然史博物館を完全に間違えた!!!
・ウィーンの自然史博物館は知的好奇心をくすぐる不思議なものがいっぱい!
・多種多様な自然史博物館の写真たち
・自然史博物館は美しい宮殿のような内装

・人生2度目のウィーンを余すことなく満喫する!

 

ロシアシベリア鉄道の旅、北欧フィンランド、バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)、チェコ、ポーランド、ハンガリーと中欧を巡って、ついに人生で2度目のオーストリア・ウィーンを訪れた!前回訪れたのは大学2年生の夏休みの1ヶ月のドイツ留学のさなかだったので、たったの2泊3日!とても短い滞在でできることも限られていたが、ウィーンは素敵な、まさにぼくの頭の中で思い描いていた”ヨーロッパ”という雰囲気の街だったので、また訪れたいと心から願いながらこの街を去ったことが思い出される。

 

10年ぶりのウィーン!2度目に訪れる街は1度目よりも深く人を感動させてくれる

 

今回はたっぷりと4泊して、ゆっくりとウィーンの街を堪能した。ウィーンといえばカフェ文化なので、カフェ・ザッハーやカフェ・ゲルストナーなど代表的なカフェを訪れてウィーンの味わい深いスイーツを楽しんだ。

 

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また前回時間がなくて見られなかったクリムトの「接吻」を鑑賞し、こんなにも抽象的で幾何学的で色彩的に美しい芸術作品があったのかと感動した。

 

10年越しの野望!ウィーン・ベルヴェデール宮殿でクリムトの「接吻」を鑑賞してきた

 

たったの4ユーロでウィーンのオペラ座で立ち見のオペラ鑑賞ができ、バックパッカーの旅らしく上手に倹約しながらもウィーンの街の文化に触れた。ただ立ち見のつらさも思い知らされ、今度は座って見られるように祈るばかりだった。

 

たった4ユーロ!ウィーンのオペラ座で立見鑑賞する方法と退出者続出だった話

 

・なんと美術史美術館と自然史博物館を完全に間違えた!!!

 

ウィーンの最終日、ぼくは前回のウィーン訪問中にも見た「バベルの塔」の絵画でも見ようかと、ウィーンの美術史美術館を訪れることを決めた。ウィーンの美術史美術館はそれはそれは広大で、「バベルの塔」以外にもたくさんの有名な絵画が展示されており、じっくり見て回るなら1日かけても足りないんじゃないかと思うほどだったので、前回の訪問時も、もっと時間のあるときにゆっくり見てみたいと願ったことを思い出したのだ。

 

美術史美術館はその外見も見応えのある美しさで、向かい合わせになった自然史博物館と同様の形をしていた。つまり、美術史美術館と自然史博物館は全く同じ形の壮麗な建築物が向かい合わせに立っているという仕組みになっているのだ!全く同じ形なのだからどっちがどっちかなんてきちんと調べないと全然わからない。それなのにあろうことかぼくは、前回ウィーンを訪れた10年前のあるんだかないんだか不明瞭な記憶を頼りにして、絶対こっちが美術史美術館だったと無根拠に確信した方の建築物に入ってしまった!

こういう無根拠な直感や激しい思い込みは人を誤らせる。入場して周囲を見渡すとそこにあったのは前回見たような、どこまでも絵画の並ぶ奥行きのある巨大な空間ではなく、所狭しと並べられている不思議な動物の剥製たちだった!そう、ぼくは美術史美術館と間違えて自然史博物館に入ってしまっていたのだった!しかも入場したあとでそれに気づくなんて、何とマヌケな!!!

 

 

・ウィーンの自然史博物館は知的好奇心をくすぐる不思議なものがいっぱい!

しかし入場してしまったものは仕方がない。どうせ入場料を支払ってしまったのだからあたふたして後悔するために時間を使うよりも、今目の前にある自然史博物館を楽しんだ方がはるかに有意義だ。こういう間違ったのに後悔も反省もせずに、すぐに目の前の世界に心のスイッチを切り替えて人生を楽しもうとする自分の性格は合理的で、とてもいい潔い性格なんじゃないかとちょっと思う。考えてみれば10年前に美術史美術館に既に入って一応全ての作品は鑑賞したのだから、今回はもう一方の自然史博物館へ入る方が正解だから神様がそうなるように導いてくれたのかもしれない。そんなこじつけを思い浮かべながら自然史博物館の見学を始めた。

しかしこの自然史博物館、間違って入ってしまった割には落胆を全く感じさせない充実度と完成度だった。無数の動物の剥製のエリアでも、こんな珍しい不思議な動物が世界にはいるのかと心が少年のようにワクワクするし、ここを訪れただけでも価値がある。子供達がここに入ったらもっと大興奮するだろう。

動物の剥製のエリアだけでもかなり広いのだが、その他にも昆虫や様々な生物のエリア、恐竜のエリア、考古学や古代史のエリア、鉱物のエリア、宇宙のエリアなど好奇心をそそるものたちで溢れかえり、本当に科学的に充実した学び多く楽しい博物館だった。子供時代にここに通うことができたらものすごく好奇心旺盛な聡明な大人に育つ可能性が高まるだろう。ウィーンの子供達は自然史博物館で知的好奇心を育て科学を学び、美術史美術館で芸術に対する感受性や人々の表現の追求を享受することができるのだ!なんて素晴らしい環境だろうと感動せずにはいられなかった。

 

 

・多種多様な自然史博物館の写真たち

 

世界中の不思議な動物の剥製たち。

 

 

海の生物のエリア。

 

 

古代の動物たち。

 

 

大迫力の動く恐竜!!!

 

オーストリアで発見されたなんと20000年以上前に作られたという「ヴィレンドルフのヴィーナス」!どことなく縄文土偶にも似ている?ふくよかな女性の肉体は妊婦を表しているのか、それとも多産や豊穣の象徴だろうか。世界のどこにいても、古代の人々は根底に同じ表現の熱を持っており、同じようなものを作りあげていたのかもしれない。

 

 

・自然史博物館は美しい宮殿のような内装

自然史博物館は美術史博物館と同様に、その内装が宮殿のように美しかった。これが博物館だなんて、信じられますか?さすがウィーン!最後にとてもいいものを見せてもらって、ぼくは人生で初のオーストリアのザルツブルクへと向かった。

 

 

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