道祖神と性の切れない関係!神奈川県の男根型「東小和田の道祖神」は男女仲睦まじい双体道祖神だった

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ほのぼのした可愛い道祖神も見てみたい!!!!!

道祖神と性の切れない関係!神奈川県の男根型「東小和田の道祖神」は男女仲睦まじい双体道祖神だった

・道祖神とは何か?民俗学や日本神話、実際の日本一周の旅の経験から考察してみた
・男根的ではなく男女が仲良くしているほのぼの道祖神も見てみたい
・新宿から「東小和田の道祖神」まで1時間半の小旅行に出かけた
・衝撃!男女が仲睦まじい「東小和田の道祖神」はしっかりと男根型の道祖神だった
・「東小和田の道祖神」の分類は、双体道祖神(安曇野型握手像)だった

・道祖神とは何か?民俗学や日本神話、実際の日本一周の旅の経験から考察してみた

道祖神とは本来、村と村の境界や領域の端、もしくは十字路などの路傍に置かれた石の神だったという。古来より悪い霊やもののけは村の外からやって来る、あるいは十字路や様々な境界、領域の末端などに生息すると考えられていたため、それらの場所に道祖神という石の神を設置することによって災いを防ごうとしたと考えられる。道祖神は別名”サイノカミ”とも呼ばれるが、漢字では「塞の神」あるいは「障の神」と書き、いずれも悪霊を防ぐという性質を示唆しているようである。

日本の神話を伝える「古事記」では、黄泉の国から逃げ帰ったイザナギが禊をする際に、投げ捨てた袴から道俣神(ちまたのかみ)=岐の神(くなど,「来てはならない」の意)が生じたとされ、この岐の神は道祖神の原型のひとつであるとされる。同じく日本の神話を伝える「日本書紀」では、追ってくるイザナミから逃げるためにイザナギが投げた杖が岐の神に変化したとされ、これも悪霊を防ぐ性質を持つ道祖神らしい役割を果たしていると言える。また道俣神、岐の神はいずれも道の神としての性質を持ち、道を示す目印としての道祖神の役割とも合致する。

現在日本で見られる道祖神には実に様々な形、性質のものがあり、単に石でできたものもあれば、石に仲睦まじい男女の様子が彫られているもの、男根の形をした石像や藁でできた人形まで多種多様である。ぼくが日本一周した際には東北地方や関東地方で男根型の石像の道祖神、そして秋田県で鹿島様という巨大な藁人形の同祖神を見つけて感動した記憶がある。日本人である自分でも全く知らなかった祖国の隠された不思議すぎる文化を長旅を通して目の当たりにした思いだった。

ぼくが日本一周・車中泊の旅を通して感じたことは、道祖神ってとても性的なパワーに溢れているということだった。男根型の石像は見たまま男性的なパワーをみなぎらせているが、巨大藁人形である鹿島様にも藁でできた巨大な男根が敢えて取り付けられており、鹿島様が性的な存在であることが示唆されていた。同祖神という境界の守り神がなぜ男性生殖器と結びつくのか全くの謎だったが、その解説はどこを探しても見当たらないので自分自身で考察してみたのが以下の記事である。日本だけではなくギリシャでも男根は道祖神的な役割を果たしていたことがわかり、もはや男根=境界の神であるというのは日本だけに留まらない世界的・人類的に普遍的な感性のようだった。

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・男根的ではなく男女が仲良くしているほのぼの道祖神も見てみたい

さて、このように日本一周の旅では様々な男根的な道祖神に出会ったが、調べてみると日本には男女が仲良くしている様子が石に刻み込まれているほのぼのとした道祖神も非常に多いようだ。男女が仲睦まじくする行為の先にはおそらく男女の交わりがあると思われるので、これも性的と言えば性的だが男根像のようにあからさまではないだろう。ぼくは人生で全くこのような男女の道祖神を見たことがなかったが、どうやら関東や甲信越地方に多いようで、ぼくが住んでいる関西地方には極めて少ないようだ。

どうせなら男根っぽくない可愛らしい男女の道祖神も見てみたいと思っていたところ、フリーランスの医師としてコロナワクチンバイトをするにあたってやたらと東京に滞在する機会が増えたので、休日に近場の関東地方の道祖神を訪れてみることにした。ぼくはコロナワクチンバイトのプロとして本来は休日なんて全くないのだが、たまに東京都の巡回ワクチンが待機という名目の休みになるのでその休みを活用してみることにした。

 

 

・新宿から「東小和田の道祖神」まで1時間半の小旅行に出かけた

新宿で暮らしているぼくが行きやすそうな男女の道祖神は、神奈川県にあった。グーグルマップでは「東小和田の道祖神」で検索すると出てくる場所だ。新宿から東海道本線に乗って1時間半ほどで乗り換えなしで「辻堂」という駅まで到着し、そこから10分ほど歩いた。辻堂という駅名も、辻=十字路という名前が入っていてなかなか道祖神を求めた今回の小旅行にふさわしい名前だと感じた。辻堂の駅前には大きなショッピングモールがあり、「東小和田の道祖神」までは何の特徴もない現代的な道が続いていた。本当にこんなところに古代的な雰囲気のある道祖神が存在しているのだろうか。

 

・衝撃!男女が仲睦まじい「東小和田の道祖神」はしっかりと男根型の道祖神だった

 

グーグルマップの通りに進むと、本当に男女の道祖神はそこにあった!人生で初めて見る男女の道祖神に感動!そして何だか2人が仲良しでほのぼのしていて可愛い!日本の東の地方だと珍しくないのかもしれないけれど、ぼくのような関西人でこの不思議な石像を見たことのない人は多いのではないだろうか。よく見ると「昭和三十六年正月十四日」「小和田本宿郷」と書かれている。やっぱり結構古いものなんだなぁ。周囲には現代的なドラッグストアがあったり、ローカルな果物屋さんがあったりするが、この道祖神の周囲だけ次元や時空が異なっているような気がする。

 

 

ぼくは初めて男女の道祖神を見られた感動と喜びで、色んな角度から写真を撮りまくった!そして後ろからこの「東小和田の道祖神」を撮った時にふと気がついた!

 

…これって男根やん!!!

ぼくはもう日本一周の旅の旅の中で男根的な道祖神はいっぱい見てきたから今度は違うほのぼのした道祖神も見たいと思ってはるばるこんなところまでやって来たのに、目の前にあったのは紛れもなくこれまで見てきたのと同じ性的な男根型の道祖神だった!やっぱり道祖神と性、道祖神と生殖、道祖神と男根というものは切っても切れない深い繋がりが根底にあるのだろうか。道祖神と性の切っても切れない因縁のようなものを思い知りながら、ぼくは1時間半かけて新宿へと帰った。

 

 

・「東小和田の道祖神」の分類は、双体道祖神(安曇野型握手像)だった

「東小和田の道祖神」はしっかりポケモンGOのポケストップになっていた。そこにはやっぱりきちんと「男根型」と明記されていた。それにしてもこの”双体道祖神(安曇野型握手像)”ってどういう意味だろう。もしかしたら専門家の間では日本中の道祖神が分類分けされているのだろうか。そしてその分類分けを逐一ポケモンGOに明記してくれている専門家がいるのなら、その労力にお疲れ様としか言いようがない。

 

 

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