銅鐸と銅剣が大迫力!島根県立古代出雲歴史博物館で古代ロマンを感じた

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古代出雲歴史博物館は面白すぎる!!!!!

銅鐸と銅剣が大迫力!島根県立古代出雲歴史博物館で古代ロマンを感じた

・ぼくの「日本海沿いを北上する旅」+「太平洋沿いを南下する旅」=日本一周の旅
・何度でも立ち寄りたくなる「島根県立古代出雲歴史博物館」へ行こう!
・「島根県立古代出雲歴史博物館」の入場料と駐車場情報
・1248年の出雲大社巨大本殿の宇豆柱
・「島根県立古代出雲歴史博物館」では日本と世界の神話を学習できる
・不思議すぎる台湾の神話「ウンチと人間」
・日本人は祖国の神話を知らなくていいというのは本当か?
・現存最古の日本地図「龍が守護する日本」
・本当にあった?!古代出雲大社の巨大神殿
・出雲だけは10月のことを「神有月」と呼ぶ
・銅鐸と銅剣を目の当たりにして古代人への畏怖の念を感じた
・銅鐸、銅鏡を見て思い出したポケモンたち
・不思議な形の土器、美しい勾玉

・ぼくの「日本海沿いを北上する旅」+「太平洋沿いを南下する旅」=日本一周の旅

こんにちは!世界一周+日本一周の旅を続けている水色です。

ぼくは今までの人生で日本海沿いの地域をほとんど旅したことがなかったので、新型コロナウイルス感染拡大の影響で外国にも行けず旅人としてはこのまま日本を深めるしかないという絶好の機会に、日本海沿いを北上する車中泊の旅を決行した!

岡山県、広島県、山口県、佐賀県、長崎県、福岡県、大分県、熊本県、島根県、鳥取県、兵庫県、京都府、福井県、石川県、富山県、新潟県、山形県、秋田県、青森県、フェリーに車ごと乗り込んで北海道函館まで渡り、そのまま北海道の最北の離島、礼文島の澄海岬を「日本海沿いを北上する旅」の最終目的地とした。

そのまま北海道をぐるっと一周し、再びフェリーに乗って青森県へ!青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、長野県、岐阜県、山梨県、静岡県と「太平洋沿いを南下する旅」を完遂した。

結果的にぼくは7月〜11月までの間ほぼ4ヶ月かけて「日本海沿いを北上する旅」「太平洋沿いを南下する旅」日本一周の旅を達成したことになる。この旅ブログ「ミズイロノタビ」では、あまりに感動的で素晴らしすぎた日本一周の旅の一部始終を公開しようと思う。

 

 

・何度でも立ち寄りたくなる「島根県立古代出雲歴史博物館」へ行こう!

「日本海沿いを北上する旅」の途中、ぼくは出雲大社のすぐ近くにある「島根県立古代出雲歴史博物館」へと立ち寄った。ここは2019年九州一周・車中泊の旅の帰りにも訪れたことがあったが、めちゃくちゃ興味深くて面白くて勉強にもなったので今回の2020年「日本海沿いを北上する旅」でももう一度見学せずにはいられなかった。それくらい印象的だったし、非常に魅力的な博物館だったのだ。古代日本の不思議で神秘的な歴史を知ることがこんなにも心惹きつけられるものなのかと、ぼくは「島根県立古代出雲歴史博物館」で学んだのだった。

 

・「島根県立古代出雲歴史博物館」の入場料と駐車場情報

「島根県立古代出雲歴史博物館」の入場料は大人620円、広大な駐車場は無料だった。

 

・1248年の出雲大社巨大本殿の宇豆柱

「島根県立古代出雲歴史博物館」へ入場するとまず目の前に飛び込んでくるのは、1248年鎌倉時代の出雲大社巨大本殿の柱である宇豆柱(うづばしら)。本殿前面中央に位置するスギ材の柱で直径は役1.3m、最も年齢のあるもので樹齢195年と推定されるという。

 

・「島根県立古代出雲歴史博物館」では日本と世界の神話を学習できる

「島根県立古代出雲歴史博物館」では出雲大社にまつわる大国主命の国譲りの物語を中心として、様々な神話の物語を映像やアニメ作品として鑑賞することができた。まずこれらの映像を見てから博物館を見学するとより情景が浮かび想像力が膨らみ、古代の神々への理解も深まるかもしれない。

また日本の神々の話のみならず、世界中の神話が紹介されているスペースも設けられていた。やっぱり神話っていうのはどこの国のものでも不思議で魅力的!教訓があるんだかないんだかわからない、何を言いたいのかわからない曖昧さも神話の魅力のひとつだと感じられる。何を言いたいのか一発でわかる物語なんて、浅はかで面白みがないではないか。それよりも不思議な神話のように、何が言いたいのか全くわからずに何度も見返してしまうような作品の方が味わい深いし面白味もあるというようなものだ。

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・不思議すぎる台湾の神話「ウンチと人間」

ぼくが最も意味不明だと感じ、それゆえに逆に興味深かったのは「ウンチと人間」という台湾の神話だった。その内容は以下の通りだ。

昔、ある男が年上の人たちに「私にウンチをずっとぬってくれれば、あなたたちは、蛇が脱皮してもいつも若いように、年をとることも死ぬこともないでしょう」と言いました。

人々は、はじめのうちは毎日その男にウンチをぬっていましたが、そのうちに段々とぬる人が減ってとうとう誰もぬらなくなりました。

男は怒ってしまって、身を投げてしまいました。この時から人間の命が短くなりました。

…どういうこと?!?!?なんで男はウンチをぬってほしかったの?!そしてウンチと人間の命の関係性とは?!色々よくわからない要素が多分に含まれているが、要するにぼくたちの祖先が男にウンチをぬるのをやめてしまったおかげで永遠の命は消滅し、人間に死が訪れるようになったということらしい。

しかしこの台湾の神話もその例に漏れず、幾度も脱皮する「蛇」が世界中の神話で永遠の命の象徴、輪廻転生の象徴として描かれていることは興味深い事実だ。この台湾の神話を読んでいるとウンチのことで頭がいっぱいになりそうになるが、要所要所に出てくるモチーフに世界中の神話との共通点を見出せるという点では意味深い神話だと感じた。やはり世界中のどこの人間であろうと、心の根源では同じような祈りや思想やアイデアを抱いていたのだろうか。

 

・日本人は祖国の神話を知らなくていいというのは本当か?

日本の神話と言えば「古事記」「日本書紀」が有名だが、実際に日本人であるぼくたちはほとんどその内容を教えられることもないまま大人になっていく。そしてアマテラスやスサノオ、古代神々と天皇との関係などを何も知らされることもないまま神社でお祈りを捧げることも珍しいことではない。神社で祀られているのがアマテラスやスサノオだったとしても、どんな神様なんだろうとよくわからないままに通り過ぎてしまう場合も多いのではないだろうか。ぼくたち日本人は、その深層に眠っている祖国の古代の神々について、自分自身で積極的に学ぶ姿勢を見せない限り、日本の神々についての知識を獲得することは困難だ。

しかし第二次世界大戦以前では全く様子が異なっていたことが、ここ「島根県立古代出雲歴史博物館」では明らかになる。博物館を見学していると日本の戦前の教科書が紹介され、そこには天照大神の天岩戸物語やスサノオの大蛇退治、神武天皇の東征のことまできちんと学校で教えられているようだ。日本の歴史はまさに天照大神や神武天皇を起点として歴史が語られていたという。日本全国には様々な神社が立ち並び、ぼくたち日本人は生活の中で自然と神社を参拝するのだから、学校でこのような古代神々の物語や天皇のことを教えてくれるならば、きっと神社をお参りする際の気持ちや理解も変わってくるのだろう。

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神道の浸透した日本において古代神々に関する学びを深めることは、自分たちがどのような国に生まれついたのか、自分たちがどのような精神の土台の上で生きているのかを理解する上で非常に重要な課題だと思われるが、戦後の教育における政治的な思想はそのような道を閉ざしたままのようだ。ぼくは戦前の教科書を眺めながら、世界一周の旅をしてきた者として、祖国の神々についてさえ知らないことは愚かだし虚しいことだろうと感じた。

 

・現存最古の日本地図「龍が守護する日本」

なんと「島根県立古代出雲歴史博物館」には、現存最古の日本地図も展示されていた!龍が守護する日本の国土!なんだか幻想的だし、神秘的で素敵。

 

・本当にあった?!古代出雲大社の巨大神殿

古代の出雲大社は、16丈(およそ48m)もあるほどの巨大神殿だった可能性があるという。すごくロマンチック!「島根県立古代出雲歴史博物館」では実際にその巨大神殿の想像ジオラマが展示されていて迫力があった。本当にこんな巨大神殿が古代日本の出雲にあったのかなー?!

 

・出雲だけは10月のことを「神有月」と呼ぶ

出雲といえば神々のふるさと!国語の授業で習ったように昔の日本では10月のことを「神無月」と呼び、日本中の神々が出雲大社へと集まって会議するのだという。それゆえに出雲だけは10月のことを「神有月」と呼ぶという。出雲に神々が集まってきたしるしとしては、海から打ち上げられた海蛇が用いられるのだという。

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・銅鐸と銅剣を目の当たりにして古代人への畏怖の念を感じた

「島根県立古代出雲歴史博物館」で最も衝撃的で見どころがあったのが、銅鐸と銅剣!

 

銅鐸は朝鮮半島で使われていた小型のベルをもとに、弥生時代の日本で発達したマツリの道具と考えられているというが、詳細な用途は定かではないという。銅鐸の面白いところはその独特の不思議な形と、表面にいろんな古代的で幻想的な模様が刻み込まれている点!銅鐸がたくさん並んで設置されている様子は迫力があり、荘厳で神秘的な雰囲気も感じられ、国宝に指定されているのも納得!

 

 

島根県「荒神谷遺跡」では、日本最多という358本の大量の銅剣が見つかったという。その全てが並べられているとすごい迫力!これらを目の当たりにすると古代人のエナジーがどこからともなく伝わってくるような気がしてならない。本当に銅鐸も銅剣も、実際に鑑賞してみないとわからない畏怖の念を感じさせられた。

 

その他に銅鏡もあった!「景初三年(西暦239年)」を含む41味時が鋳出された三角縁神獣鏡。239年は邪馬台国の女王卑弥呼が中国の魏に使いを送り、銅鏡100枚を賜ったとされる年であることから「卑弥呼の鏡」かとも考えられている。

 

 

・銅鐸、銅鏡を見て思い出したポケモンたち

銅鐸、銅鏡を観察していると、ぼくはポケモンのドータクンとドーミラーを思い出さずにはいられなかった。やっぱりポケモンってmade in Japanなんだなぁとしみじみ感じた。

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・不思議な形の土器、美しい勾玉

他にも不思議すぎる形の土器や、埴輪、美しい勾玉など、古代出雲には魅力的な様子がいっぱい感じられた。やっぱり「島根県立古代出雲歴史博物館」は面白い!訪れるたびに新しい発見があるし、何度も来たくなる魅力に溢れている!ぼくはまた将来出雲大社を訪れたときも、「島根県立古代出雲歴史博物館」に赴いてしまうだろうと感じている。

 

 

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