スペイン巡礼28日目!サリア(Sarria)から爆増する巡礼者とついにあと残り100km

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ついにあと100kmで終了だー!

スペイン巡礼28日目!サリア(Sarria)から爆増する巡礼者とついにあと残り100km

・ガリシア地方の道は幸福の小道
・スペイン巡礼ついにあと100km!
・人の心は数字によって刻まれたりしない
・巡礼者爆増によりアルベルゲに泊まれない?!

・ガリシア地方の道は幸福の小道

 

ガリシア地方の道を歩くと、心は幸福に満たされる。この幸福感が、サンティアゴという聖地へと導かれているという理由からならば、なんて神聖な幸福感だろう。あるいはこの幸福は、ガリシア地方の自然が多様性に満ちた熊野古道の自然と類似していることにも起因しているのかもしれない。

 

 

ガリシア地方の巡礼の道は、幸福の小道。あらゆる場所に美しく揺れる木漏れ日があふれている。光がまるでぼくたちが聖地へと進みゆくことを祝福していくれているかのように、穏やかで慈しみに満ちている。照りつけるようなスペイン巡礼の途上のメセタの荒野に燦々と降り注ぐ激しい太陽の光とは、似ても似つかない。同じ太陽という恒星から降り注ぐ同じ光であるのに、これほどまでに受け取る場所で与える印象が変わってしまうとは、光とはなんと多様性に満ちた秘密を抱えているのだろうか。

 

ガリシアにはまた、清らかな水であふれている。その流れもまた、生まれ故郷である熊野古道の奥深い山脈を思い出させる。美しい光と清らかな水。人間が真に幸福感を感じるために、これ以上に何が必要だというのだろうか。

 

 

・スペイン巡礼ついにあと100km!

幸福感に満たされながらガリシアの小道を歩いていると、サンティアゴまでの道のりがあと100kmであるという標識を発見した!あと100km!フランスのサン・ジャン・ピエト・ポーからはるばる700kmの道のりを休みなく歩き続け、やっとここまでたどり着いたのだった!

ぼくは心の中で700kmもの巡礼の道のりを歩いたことを祝福する気持ちと共に、これからまだ100kmも歩かなければならないのかという驚きの気持ちとが混在していた。普通に日常生活から考えてみれば、これから100kmも歩かなければならない運命にあるなんて、信じられないくらい大変なことである。700kmという、どんなに長い距離を歩いてきた履歴を持ち合わせていようとも、これから100kmも歩かなければならないという運命に対する新鮮な驚きを、ぼくは決して忘れていないのだった。

「これから100kmも歩かなければならないなんて大変だ!」とてらちゃんに嘆くと、てらちゃんは驚いたような顔をして「これまではるばる700kmも歩いてきたのだから100kmなんて取るに足らない距離なのに、100kmが大変だと感じるなんて信じられない!」というような旨の発言をした。確かにごもっともな発言だと思った。ぼくの中には、700km歩いたという歴史が刻まれていたのだ。

 

 

・人の心は数字によって刻まれたりしない

巡礼の道が数字で刻まれるというということは、確かに合理的である。見晴るかすことのできない長い長い巡礼の道の途上に、あと何kmと数字を刻み込まれることによって、あとどれくらい歩くべきなのかの目分量となるだろう。しかし数字に支配されることによって、心に負担をかけられることもある。

巡礼の道の途中で、次の街まであと何kmと、1km単位でカウントダウンされる看板が出現したときがあった。いちいち1kmを刻み込まれるたびに、1kmとはなんと長い距離なんだろう、次の街はなんて遠いんだろうと絶望してしまったことを思い出す。長い道のりを細かく数字で刻まれることにより、心が数字にいちいち支配され、本来よりも次の街がはるか遠くに感じられてしまったのだ。数字なんかなしに、数字に支配されずに、おおらかな心を持って、目の前の自然とだけ対峙して、巡礼できることは幸福だと感じた。

100kmという距離も、世界が10進法に支配されているからこそなにか特別な距離に感じるが、10進法の世の中でなければ取るに足らない数字かもしれない。100km単位で心に境界線を設置して、それにより一喜一憂することも、真実からは遠く離れている感情なのかもしれない。ぼくたちの心は数字からかけ離れ、数字による支配から退き、別の次元での真実の幸福を追求すべきなのかもしれない。

年齢にやたらとこだわる日本人のおかしさ!たかが数字によって人を判断してもいいというのは本当か?

 

・巡礼者爆増によりアルベルゲに泊まれない?!

 

今日の目的地Portomarineは大きな川沿いに浮かぶ不思議な白い街だった。灰色の屋根の下の白い街並みは、これまでの北スペインの街の中でも見たことのない雰囲気だった。

 

 

サリア(Sarria)からはサンティアゴまでの巡礼者が極端に増え、アルベルゲも満員になるという事前情報があったが、本当にPortomarineのよさそうなアルベルゲはすべて満員だった!結局最安値のベッド数の多い6ユーロのアルベルゲALBERGUE DE PORTOMARINに宿泊することができた。これからもっと、サリア(Sarria)から出発した身軽な巡礼者が増えていくのだろうか。

 

Portomarineは巡礼者で大いに賑わっている街だった。レストランもスーパーマーケットも充実しており、滞在するのになんの不便もなかった。レストランの巡礼者メニューも豊富で、様々な選択肢があり珍しい味を楽しめる。白い街の雰囲気も美しく、ぶらぶらと散策しているだけでも心躍る心地がした。

 

 

・スペイン巡礼28日目記録

出発6時半 到着14時00分
消費カロリー844kcal 歩数42592歩
移動距離26.6km

 

 

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