台湾の中の日本!!!!!
台湾と和歌山を繋ぐ!台北の料亭だった日本的古民家「紀州庵文学森林」に行ってきた
・台湾の離島・金門島から首都の台北へ!
・和歌山と台湾をつなぐ「紀州庵文学森林」の歴史
・台湾は日本人が時間旅行できる稀有な場所
・「紀州庵文学森林」は日本が失いかけている古き良き日本的古民家
・カンボジアで出会った3人の台北での再会
目次
・台湾の離島・金門島から首都の台北へ!
金門島から日本へ帰国するために、飛行機で台北にやって来た。
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台北では3日間滞在したが、なんとカンボジアで出会った香港人がぼくに会いに台北に来てくれるということで、カンボジアで友達になった香港人と台湾人と3人で台北の街を散策した。世界で出会った友達と別の場所で出会えるなんて不思議で尊い感覚!
・和歌山と台湾をつなぐ「紀州庵文学森林」の歴史
台北の街は基本的に台湾人が案内してくれたのだが、ぼくの唯一の希望として「紀州庵文学森林」を訪れた。「紀州庵文学森林」は、古民家好き且つ紀州出身のぼくにとってずっと憧れでどうしても行きたかったスポットだった。台湾には日本統治時代(1895年〜1945年)に建てられた日本の古き良き古民家がいくつも残されており、風情あふれるそれらを見て回ることはぼくにとって台湾旅行の醍醐味だった。
「紀州庵文学森林」は和歌山県出身の平松徳松によって1917年に建てられた日本式の古民家だ。もともとは「紀州庵」という料亭であり、1897年に本店が開業されたがその建物は焼失、「紀州庵文学森林」はその「紀州庵」の支店だったようだ。この支店も一部焼失したものの、台湾人の保護によって今現在の美しい姿が保たれているという。
台湾と和歌山を結ぶこの不思議な古民家を、ぼくはぜひ一度訪れてみたかった。今回がとてもいい機会だったので、香港人と台湾人と3人でこの「紀州庵文学森林」を訪れた。
・台湾は日本人が時間旅行できる稀有な場所
「紀州庵文学森林」は本当に日本的な古民家がそのまま残されているような見事で趣深い建物だった。ぼくは台湾のこういうところがすごく好きだ。鉄道駅や古民家など、日本よりも日本の古いものがきちんと保たれていて、それを愛してくれているところにすごく好感が持てる。日本は進歩を急ぐあまりに古く美しい先人たちが残してくれたものたちを、情緒のない新品のものたちとお構いなしに取り替えて時代を進めてしまうが、古き良きものを残しながら進歩していくという台湾の情緒に見習う部分もあるのではないだろうか。
台湾に来ると、ぼくは”時間旅行”できるような感覚に陥る。「旅行」とは本来、空間を旅するものだ。しかし台湾に来るとぼくたち日本人は”時間”を超えて、自分たちの古き良き時代の風景を垣間見ることができる。このように”時間旅行”ができる異国というのは、世界広しと言えども台湾を置いて他にはないだろう。
・「紀州庵文学森林」は日本が失いかけている古き良き日本的古民家
「紀州庵文学森林」の古民家は、無料で入場することができる。管理は台湾人が行ってくれているようだが、ぼくたちは邪魔されることなく自由に中を見て回ることができる。
日本らしい広々とした畳の部屋が広がる。タイ、カンボジア、ベトナム、ラオス、中国横断を経て、やっと日本へと帰ってきたのだと、なぜだか台湾で思い知らされて感動する思いだった。
深い茶色の柱を伴った居間や、縁側、離れの空間も広がっており、今の日本の家が失った世界がここでは繰り広げられてる。こんなにも”日本的”な古民家が、今の日本にはどれほどあるのだろうか。
・カンボジアで出会った3人の台北での再会
ぼくたちはカンボジアのシェムリアップで、マンゴーアイスを一緒に食べた3人だった。その時に一緒に撮った写真のように、この「紀州庵文学森林」でも同じ位置で写真を撮ってみた。カンボジアで別れてもう二度と会えないだろうと感じていた香港人と台湾人に、異国の台北で再開できるなんてとても幸運だしありがたいことだと感じた。
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