チェンマイからバイクで2時間!ポーンクワウ温泉は貸切風呂も共用風呂も両方ある快適な乳白色の秘湯だった

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チェンマイの秘湯が快適すぎる!!!!!

チェンマイからバイクで2時間!ポーンクワウ温泉は貸切風呂も共用風呂も両方ある快適な乳白色の秘湯だった

・東南アジアの温泉に初挑戦!タイの温泉ってどんな感じなのだろう
・ポーンクワウ温泉の入場料は200バーツ!水着もタオルも貸してくれて便利だった
・乳白色で硫黄の匂い!ポーンクワウ温泉の貸切風呂は日本人が思い描く理想的な温泉だった
・ポーンクワウ温泉のプールのように広大な貸切風呂
・バイセクシャルの中年おじさんと、スケベなおじいさんと、ヨボヨボのおじいさん
・ポーンクワウ温泉の共用風呂は温度が選べる快適な湯船だった
・ポーンクワウ温泉の奥にあったかけ湯
・ポーンクワウ温泉にはレストランも併設されていて便利

・東南アジアの温泉に初挑戦!タイの温泉ってどんな感じなのだろう

バイクが転倒しそうな数々の危険な泥道を乗り越えて、ぼくたちはタイ・チェンマイから2時間ほどにある秘境温泉「ポーンクワウ温泉」へ到着した。帰りもまたあの泥道を通るのかと思うと憂鬱だったが今は未来を思い煩うことをやめ、野を超え山を超えようやく辿り着いたタイの秘境温泉を思う存分堪能してみることにしよう。

チェンマイの秘境温泉を目指せ!ポーンクワウ温泉へバイクで向かう途中の泥道が転倒しそうで危険すぎた

思えば温泉大好き日本人らしく日本一周の旅では毎日全国各地の温泉に挑戦していたが、外国の温泉というのはほとんど入った経験がなかった。記憶を辿ればシベリア鉄道・ヨーロッパ周遊の旅の途中でハンガリーの首都ブダペストのルダシュ温泉に入ったことがあったが、それぐらいだろうか。ルダシュ温泉もお湯がぬるかったり水着を着て入らなければならなかったりして、日本人が思い描く理想的な温泉体験ではなかった。

日本の温泉と全然違う!温泉大国ハンガリーの首都ブダペストのルダシュ温泉に行ってきた

それ以来温泉はやっぱり日本に限るなぁ、外国の温泉って大したことないのかもと思うようになり、日本では積極的に温泉を巡る旅をしたが外国ではそのような情熱はなかった。今回初めて東南アジアの温泉、タイの温泉に入ることになるが、果たしてどんな感じなのだろうか。ブダペストのように都会の真ん中にあるわけではないので、人も少なく大自然の中でゆっくりできそうと予想される点ではブダペストより期待が持てるかもしれない。

 

 

・ポーンクワウ温泉の入場料は200バーツ!水着もタオルも貸してくれて便利だった

 

ポーンクワウ温泉の入口は何だかちょっとした小さなテーマパークのよう。可愛い人形たちに迎え入れられながら、どんどんと奥へ入っていく。

 

 

ナーガが飾られていたりしてタイっぽい雰囲気も。

 

 

入場料は200バーツとタイの秘境にしてはやや高額な印象。円安の今だと日本円で800円くらい。アユタヤの遺跡も50バーツだったし、日本でも日帰り温泉だったら800円もしないと思うので高いなーと思いながら支払った。しかし一旦入場してみると、これが800円ならばかなり安いと思えるほどに充実した内容だった!

 

 

200バーツ支払うと、まずは水着とタオルを貸し出してくれる。水着とタオルの料金は200バーツの中に含まれているので追加でお金を支払う必要はなかった。やっぱりタイでも温泉は水着を着て入るんだなぁ。裸で温泉に入る日本の文化がかなり特殊ということだろうか。

 

 

ポーンクワウ温泉内部は綺麗に整えられていて快適な印象。巨大なキノコのモニュメントが目を引く。敷地内を貫くように川が流れていて、タイ秘境の清流に心が癒される。

 

ほとんど人影もなく静かで、まるで敷地内にはぼくたちしかいないのではないかと感じられるほどだった。そんな中、係のおばちゃんにいきなり「日本人ですか?」と日本語で話しかけられてびっくりした!見事に日本人であることを言い当てられるとは、多くの日本人が頻繁にここを訪れているということなのだろうか。やっぱり温泉大好き日本人は、このようなタイ・チェンマイの秘境でも積極的に温泉巡りしているのかもしれない。日本人の温泉に対する探究心に感心せざるを得なかった。

 

・乳白色で硫黄の匂い!ポーンクワウ温泉の貸切風呂は日本人が思い描く理想的な温泉だった

 

ポーンクワウ温泉は小さな個人貸切の温泉と、広い共用の温泉に分かれていた。

 

 

貸切温泉はいくつものバンガローに分かれており、扉にはお風呂の深さが明記され、中に人が入っているかどうかを示す札がかかっていた。EMPTY(=空室)だと中に人がいないので入ることができる。もしも自分が入浴する場合には扉の札をEMPTYからひっくり返してFULL(=入浴中)にしておこう。

 

貸切温泉のバンガローの中には硫黄の匂いが漂う乳白色の、まさに日本人がイメージする理想的且つ典型的な温泉の姿が!こんな温泉がタイの秘境にもあったのか!!温泉には花弁が散りばめられており、素敵なリゾート感も漂っている。温度も適度に熱く、日本人好みだと感じられた。このようなプライベートの空間なら、日本の温泉のように水着を着ないで入っても全く問題なさそうだった。素晴らしい!

 

・ポーンクワウ温泉のプールのように広大な貸切風呂

貸切温泉にはバンガローの他に、巨大なプールのような温泉もあった。この温泉も札でEMPTYとFULLが示せるようになっているので、グループで来た人用のプライベート温泉なのかもしれない。ぼくと哲ちゃんもこの巨大なプールのような温泉を貸し切って広々と快適に入浴していた。他に訪れる人もいなさそうだったので2人だけでこのプールを貸し切っても何も問題なさそうだった。

 

・バイセクシャルの中年おじさんと、スケベなおじいさんと、ヨボヨボのおじいさん

しかし扉の札をFULLにしておいたのに、後からなぜかおじさん3人が続々と入ってきて驚いた!おそらく札のFULLの言葉の意味がわからなかったらしい?そしてそのおじさんは何と全員日本人だった!バンコクでもアユタヤでもチェンマイでもほとんど日本人に出会わなかったのに、まさかこんなチェンマイの秘境で日本人に会うなんて、本当に日本人という民族は温泉というものに突き動かされて行動しているとしか思えない!

3人のおじさんは中年のおじさんと、おじいさんと、さらに年上のヨボヨボのおじいさんだった。3人とも水着が貸し出されているにもかかわらず真っ裸で入ってきて、やはり日本人というものは裸で温泉に入らないと気が済まないのだと実感させられた。

中年のおじさんは聞いてもいないのに自分はバイセクシャルだと自ら語り、自分は何歳に見えるかなどと質問してきたりして若干面倒くさかった。おじいさんはチェンマイ在住でチェンマイに家を持ち、自分がいかにチェンマイでスケベな生活をしているかを延々と語っていた。ヨボヨボのおじいさんは本当にここからちゃんとチェンマイまで帰れるのかと心配してしまうくらいヨボヨボとしており、ここまで無事に辿り着けてよかったねと祝福してしまうほどだった。

3人は車を貸し切ってツアーのようなものに参加してここポーンクワウ温泉を訪れているという。彼らはずっと下ネタを話しており、台湾人の哲ちゃんは常に「???」のような状態だったが、温泉での男同士の会話というものは日本であろうとタイであろうと変わらないのだと普遍性を感じられた。ぼくも久々に日本語で会話できて楽しい思い出になった。

 

・ポーンクワウ温泉の共用風呂は温度が選べる快適な湯船だった

共用の温泉は貸切のプールの温泉よりももっと広大で、それなのに空いていて誰もいないのでとても快適だった。共用の温泉も水温の異なる同じ広さの湯船がいくつかあり、自分好みの温度の温泉を選択して入ることができるので便利だった。きちんとそばにトイレも設置されていてあんしよく見ると温泉の中に小さな魚が泳いでいてびっくり!魚ってお湯の中でも生きられるんだ!しかもこんな硫黄の匂い漂う温泉でも生き延びられるなんて…生命の適応力や力強さを思い知らされてしまった。

 

・ポーンクワウ温泉の奥にあったかけ湯

奥の別の建物にはかけ湯するようなスペースもあった。もはやスケールが大きすぎて何が何だかわからない!

 

 

・ポーンクワウ温泉にはレストランも併設されていて便利

ポーンクワウ温泉にはレストランも併設されていて食べ物にも困らなさそうだった。ぼくたちはせっかくならチェンマイからポーンクワウ温泉まで来る途中にあった小さな村でご飯を食べたいという意見で一致し、ご飯を食べないままでポーンクワウ温泉を後にした。

大小様々な貸切風呂も沢山あって、広大で快適な共用風呂も人が少なくてまるで貸切みたいで、水着もタオルの貸し出しも入場料に含まれているし、ポーンクワウ温泉は200バーツ支払う価値のある素晴らしい秘境温泉だと感じたし、わざわざバイクで2時間かけて訪れた甲斐があったと感じた。また来たいな!

余談だがこのポーンクワウ温泉よりもさらに奥地の秘境に「チェン・ダーオ私設温泉」という名の温泉があり、そこはなんと日本人が作った無料温泉だという噂だった。日本人の温泉に対する情熱はチェンマイの秘境奥深くにまで行き届いているのかと思うと感動すら覚えてしまう。今回は時間がなかったから訪れられなかったものの、いつかチェンマイ秘境の温泉巡りをしてみたい。

 

 

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