紀伊山脈の山奥でもののけを見た!「もののけ姫」の猩々は今も日本の秘境に生きているのかもしれない

 

日本の秘境の山奥にはまだ、もののけが住んでいる。

紀伊山脈の山奥でもののけを見た!「もののけ姫」の猩々は今も日本の秘境に生きているのかもしれない

・もののけ姫に出てくる「猩々(しょうじょう)」を知っていますか?
・深山幽谷なる紀伊山脈の奥底でぼくはもののけを見た
・紀伊山脈のトンネルの先の行き止まり道で車中泊
・岩を打ち砕きながら進む不気味で巨大な黒い影
・日本には今でももののけたちが住んでいる

・もののけ姫に出てくる「猩々(しょうじょう)」を知っていますか?

映画「もののけ姫」に出てくる猩々(しょうじょう)というもののけをご存知だろうか。真っ黒な体に目だけが煌々と赤く光り、「人間食う、人間の力もらう、人間やっつける力欲しい、だから食う」と木の上から呻くような不気味な低い声で、もののけ姫たちに木の枝を投げつけていたアイツである。

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そもそも「猩々」とは古代中国の伝説上の生き物だったようだが、日本語ではオラウータンの意味もあるらしい。チンパンジーは黒猩々、ゴリラは大猩々など、お猿さんっぽい名前に使われているようだ。もののけ姫の中の猩々も、確かにオラウータンっぽい風貌をしている。オラウータンやゴリラは「森の賢者」とも呼ばれるようだが、映画の中でも猩々は「森の賢者と称えられる」存在だと、もののけ姫により解説されている。

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「猩々」という能の演目も有名らしい。その昔親孝行で評判のよい高風という男が、夢の中で酒を売れば富み栄えるとお告げを受ける。言われた通りに酒を売っていると、どんなに酒を飲んでも顔色ひとつ変えない客がいる。聞くと海の中に住む猩々という者だと告げて帰って行った。そこで高風は月夜の美しい晩に水辺で待っていると、水中から猩々が現れたので共に酒を酌み交わし、舞を踊った。そして高風の徳を褒め、酒の永遠に尽きることのない酒壺を渡して帰っていくのだった。

 

 

・深山幽谷なる紀伊山脈の奥底でぼくはもののけを見た

さて、そのような猩々であるが「もののけ姫」の中に出てくるような怪物的な猩々が、今も日本に住んでいるだなんて思いもよらないし、思いつきもしないだろう。ぼくもちろんそうだった。しかしぼくは見たような気がしたのだ。深山幽谷なる紀伊山脈の奥底で、夜の闇の中で不気味に蠢くその姿を。

 

・紀伊山脈のトンネルの先の行き止まり道で車中泊

それはぼくが紀伊半島、紀伊山脈の車中泊の旅をしている最中のことだった。生まれて初めての車中泊の旅にも徐々に慣れ、次第に車の中でもぐっすりと眠れるようになっていった。場所は秘境中の秘境、奈良県と和歌山県と三重県の3県のちょうど境界に当たる、風光明媚な瀞峡や日本で唯一の飛び地、和歌山県の北山村のある辺りだった。ぼくは北山村で紀伊山脈の絶景が見られるおくとろ温泉に入って満足し、その日の寝ぐらを探しながら車で紀伊山脈の山中を彷徨っていた。

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ふと見たこともないトンネルを見つけたので車のままに入っていくと、なんとその先は行き止まりだった。車道は高い位置にあり、車道の下には壮大な清流の流れを讃える川原が横たわっていた。行き止まりの道だったのでここを訪れる人もいないだろう、車中泊するにはちょうどいいだろうと判断したぼくは、そのトンネルのそばの行き止まりの道で車中泊することにした。

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しかしここでぼくは、この紀伊山脈車中泊の旅の中で最も、不思議で不気味な夜を過ごすこととなる。ここは奈良県と和歌山県と三重県の境界点。そもそも境界というものは、異界の者が出現しやすいのだということを、この時ぼくは忘れていた。そしてまさにトンネルというものも、境界を意味するならわしだった。

 

 

・岩を打ち砕きながら進む不気味で巨大な黒い影

明かりひとつない秘境の真ん中で、ぼくは深い眠りに就いていた。しかし岩の崩れる音が、ぼくの眠りを妨げた。注意して聞くと車の周囲で大きな岩が砕けるような、落ちてくるような音が響いている。最初は寝ぼけているのかな、気のせいかなと思っていたが、確実に車の周りには岩の音と、そして動物が駆け回るような音が聞こえていた。しかし何が起きても車の中にいるのだから安心だろう、外に出て何が起きているのか確認するよりも車の中にいることが最も安全だろうと考え、そのまま浅い眠りに就いていった。

しかし岩の音は次第に車道の下の川原へと移動し、川原で石が砕ける音や岩が落ちる音が何回も何回も聞こえた。川ってこんなに岩の砕ける音がするものだろうか。不思議に思って車から出て車道から川原を見下すと、明かりひとつない闇の中に浮かび上がってきたのは、まさにオラウータンのようなゴリラのような大きさの猿のような大きな黒い影が、高速で川原を走り回り、そのせいで岩が落ちたり砕けたりする音が何度も繰り返し立てられていたのだった!

なんだあの岩を落としながら進む巨大な黒い動物は!と驚いて眺めていたのも束の間、すぐに猿のように手足を素早く使って何処かへと走り去っていった。ぼくは眠いので車に戻り、そのまま就寝した。何かに似ている動物だった…なんだったのだろうとぼんやり考えていると、それは映画「もののけ姫」に出てくる猩々に似ているのだと思い当たった。

 

 

・日本には今でももののけたちが住んでいる

もののけ姫に出てくるもののけは、すべてが大きい。まだこの国の森に神が住んでいた時代には、動物たちは今よりももっと巨大で知恵を持ち、自然に住む神々と精霊を守ってきたのだろう。現代の日本には人間と物質ばかりがあふれ、神々や精霊なんて死んで消えてしまったかのように見えるが、それは人間の膿のような都会だけを見つめた場合に起こる錯覚であり、この日本にはまだ多くの、神々や精霊が住む国が残っているのかもしれない。そのひとつが人々を寄せ付けない紀伊山脈の幻想的で不思議な森だ。そしてそのような国では巨大な姿をしたもののけたちが、悲しくも美しく日本の神々や精霊を守り抜いているのかもしれない。

 

 

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