ついに山口県に突入だー!!!!!
5連のアーチが美しい世界唯一の木造橋!山口県の錦帯橋と岩国城城下町のレトロな雰囲気に感動した
・日本海沿いを北上する旅の始まり
・岡山県を深める旅
・広島県を深める旅
・ついに山口県へ突入!岩国にある美しい木造橋を目指そう
・世界唯一の木造アーチ橋!錦帯橋は岩国城と城下町を結んでいた
・美しい岩国の錦帯橋を実際に渡ってみた
目次
・日本海沿いを北上する旅の始まり
新たなる旅立ちとして、ぼくは日本の未知なる日本海側の地域を車中泊しながら北上していこうと考え、実行した。まずは関西から九州の長崎県を目指した。長崎県から徐々に日本海側を北上してゆく予定だ。
・岡山県を深める旅
せっかく関西から九州に行くので、今まで訪れたことのない地域も深めいようと思い立ち、まずは手始めに岡山県を北から南まで巡った。
・広島県を深める旅
次に深めたのは広島県の瀬戸内海沿い!宮崎駿監督のジブリ映画「崖の上のポニョ」の舞台となった鞆の浦を散策したり、人生初の宮島を訪れたりして満足した。
・ついに山口県へ突入!岩国にある美しい木造橋を目指そう
そして次に訪れたのは山口県の瀬戸内海沿い!進路の途中にある岩国という町に美しい木造橋があるということだったので立ち寄ってみた。
世界一周の旅で世界にある様々な橋を見てきたが、中でも最も美しいと感じたのは西洋で最も古い石橋だというチェコのカレル橋だった。また中国貴州省の少数民族ミャオ族最大の村、西江千戸苗寨の木造の風雨橋やその近くにあるトン族の程陽村の木造橋はため息が出るほど壮麗で美しく、ぼくは東洋の伝統的な橋の素晴らしさを思い知らされた。ぼくは中国の木造橋を見て、東洋の橋の方がかっこいいし趣深いし素敵だと感じた。
さて同じ東洋の橋として、日本の木造橋はどのようなものだろか。中国大陸で見られるような木造ならではの美しさを日本でも兼ね備えているのだろうか。
・世界唯一の木造アーチ橋!錦帯橋は岩国城と城下町を結んでいた
ぼくが訪れた岩国の橋は「錦帯橋(きんたいきょう)」という名前だった。ぼくがこの錦帯橋を訪れてからというもの、バイクでこの橋を渡った男が逮捕されたり(本当にそんなこと可能なのだろうか)、新型コロナウイルスを山口県内にまき散らした迷惑YouTuberがこの橋を訪れたなど、何かとニュースで話題になっていたので驚いた!
江戸時代、錦帯橋は岩国城と城下町を結ぶための重要な橋だった。錦川を挟んで一方の岸には岩国城や政治的施設が、もう片方の岸には城下町が広がっており、この両岸をつなぐ橋の建設が必要だった。江戸時代前期には何度も橋が架けられたものの増水時に度々流され、流されない橋を作ろうということで1673年に現在の錦帯橋の原型となる橋が完成したのだという。そこからも改良され続け、現在の錦帯橋は大正13年2月に架けられたようだ。
日本の木造橋も中国のものに負けず劣らず美しかった!中国も風雨橋のように屋根や椅子がついていたり家のような装飾はないものの、石によって固められた4つの橋脚と5連に渡るアーチ状の造形が世界のどこでも見たこともないほどの情緒深さと優美さを兼ね備えていると感じられた。それもそのはずで、この錦帯橋は世界で唯一の木造のアーチ橋なのだそうだ!
・美しい岩国の錦帯橋を実際に渡ってみた
錦帯橋付近には公園があり、駐車場料金は無料だった。橋を渡るには往復310円が必要だった。せっかくここまで着たので錦帯橋の上を渡ってみたいということで、料金を支払って美しい木造アーチ橋へと歩みを進める。
アーチ橋というのは、橋の上で上ったり下りたりしなければならないので若干めんどくさい。このように観光で一度きり渡るだけだから楽しくていいものの、普段使いするとなれば不便な端ではないだろうか。錦帯橋のアーチは階段のようになっており、上り下りはしやすかった。
橋から見下ろす石が固められた橋脚が頼もしい。豪雨の後なので川が茶色に濁っていた。
橋の向こうにむえる城下町がレトロで美しい。
城下町側の岸辺に到着して、そのまま往復で錦帯橋の上を戻ってゆく。そういえば岩国城はどこにあるのだろうと思って探してみると、向こう岸の山の上に小さく映る岩国城の姿が!あんなに高いところにお城建てたのか!お城にたどり着くにも大変そう!
ぼくが錦帯橋を訪れたのはもう夕方だったので、岩国城まで登る時間はなく、はるか下から岩国城を眺めただけでこの地を立ち去った。