静岡県でレトロな浮世絵の世界へタイムスリップ!!!!!
まさに浮世絵の世界!東海道五十三次にも出てくる静岡県丸子「丁子屋」で絶品のとろろ汁をいただいた
・ぼくの「日本海沿いを北上する旅」+「太平洋沿いを南下する旅」=日本一周の旅
・静岡県で東海道五十三次の浮世絵の魅了にハマった
・東海道五十三次21番目の浮世絵のとろろ屋さんが実際に静岡県丸子にあるらしい
・1596年創業!「とろろ汁の丁子屋」は日本最古の歴史あるとろろ屋さんだった
・「とろろ汁の丁子屋」のメニューは意外と高額
・大量のとろろと大量のご飯で名物のとろろご飯を食べる時間は幸福だった
・「とろろ汁の丁子屋」の中は東海道五十三次と浮世絵について学べる博物館だった
・静岡県のその他の記事はこちら!
目次
・ぼくの「日本海沿いを北上する旅」+「太平洋沿いを南下する旅」=日本一周の旅
こんにちは!世界一周+日本一周の旅を続けている水色です。
ぼくは今までの人生で日本海沿いの地域をほとんど旅したことがなかったので、新型コロナウイルス感染拡大の影響で外国にも行けず旅人としてはこのまま日本を深めるしかないという絶好の機会に、日本海沿いを北上する車中泊の旅を決行した!
岡山県、広島県、山口県、佐賀県、長崎県、福岡県、大分県、熊本県、島根県、鳥取県、兵庫県、京都府、福井県、石川県、富山県、新潟県、山形県、秋田県、青森県、フェリーに車ごと乗り込んで北海道函館まで渡り、そのまま北海道の最北の離島、礼文島の澄海岬を「日本海沿いを北上する旅」の最終目的地とした。
そのまま北海道をぐるっと一周し、再びフェリーに乗って青森県へ!青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、長野県、岐阜県、山梨県、静岡県と「太平洋沿いを南下する旅」を完遂した。
結果的にぼくは7月〜11月までの間ほぼ4ヶ月かけて「日本海沿いを北上する旅」+「太平洋沿いを南下する旅」=日本一周の旅を達成したことになる。この旅ブログ「ミズイロノタビ」では、あまりに感動的で素晴らしすぎた日本一周の旅の一部始終を公開しようと思う。
・静岡県で東海道五十三次の浮世絵の魅了にハマった
「太平洋沿いを南下する旅」も終盤へ差しかかり、静岡県を巡りながら車を走らせていた。旅の終わりで車中泊にも飽きてきたし、季節も移ろい寒くなってきたし、さらにはGo Toトラベルがお得すぎたというのもあって、静岡県ではほとんど車中泊せずに素敵な宿やホテルに泊まる生活となっていた。そんな中で静岡市清水区由比町の「割烹旅館 西山」という宿に宿泊し、有名な桜エビ料理を堪能した。
せっかくなので東海道五十三次にも含まれていた由比町のレトロな町並みをめぐっていると「静岡市東海道広重美術館」というまさに東海道五十三次という古代の日本人の旅路について学べそうな美術館を見つけたので入ってみることにした。
この「静岡市東海道広重美術館」でぼくは日本独自の素晴らしい芸術作品である浮世絵の世界観にハマってしまい、歌川広重の東海道五十三次の本まで買って静岡県を西へ西へと移動していた。
・東海道五十三次21番目の浮世絵のとろろ屋さんが実際に静岡県丸子にあるらしい
静岡県でそんな浮世絵の世界観に浸りつつあった時、とんでもないお店を見つけてしまった!なんと静岡県の丸子というところには歌川広重の東海道五十三次の21番目に描かれていたレトロな古民家のとろろ屋さんが、今もそのままの姿で残っているというのだ!しかも今でも浮世絵の中と同じようにとろろ屋さんが営まれており「とろろ汁の丁子屋」という古民家レストランになっているというのだから、ランチとしてぜひそこを訪ねないわけにはいかなかった。
というかそもそも静岡県に丸子という地名があったことを知らなかったので驚きだった。ぼくは丸子と言われればちびまる子ちゃんしか思いつかないのだが、地名の方の丸子は「まりこ」と読むらしい。ここはかつて東海道五十三次の丸子宿(鞠子宿)という宿場町だったそうだ。
・1596年創業!「とろろ汁の丁子屋」は日本最古の歴史あるとろろ屋さんだった
「とろろ汁の丁子屋」の外見は本当に浮世絵の古民家そのまんまだった!すごい!昔の日本へタイムスリップしたみたい!聞けば創業されたのが慶長元年、1596年でなんと創業400年以上の老舗だという。これは日本で最も古いとろろ屋さんになるのだそうだ!これまでに和歌山県の日本最古の温泉や、日本最古の湯船、奈良県の日本最古の仏像、三重県の日本最古の神社など、日本をめぐる旅の中でさまざまな日本最古のものを確認してきたが、まさか日本最古のとろろ屋さんに巡り会えるとは夢にも思わなかったのでとても感動的だった!ぼくは昔からとろろが大好きだったからだ。
もともと1596年にはお茶屋さんとした開業されたという「とろろ汁の丁子屋」。長い歴史の中でいつからかとろろ屋さんになり「丸子宿と言えば、とろろ汁。とろろ汁と言えば、丁子屋。」と言われるほど有名になっていったという。歌川広重が東海道五十三次という浮世絵で残しただけではなく、なんと松尾芭蕉も1691年に「梅若葉丸子の宿のとろろ汁」という句を残したというのだから驚きだ。それほど昔から有名で、旅路をゆく人々の心に残り続けるものだったということなのだろう。
外見だけが浮世絵の世界だったのなら拍子抜けだが、この「とろろ汁の丁子屋」は内装も本物の風情ある古民家だった!まさに日本昔ばなしの世界みたい!しかも中は広い!ぼくは1人で店を訪れたが、歌川広重の東海道五十三次の浮世絵が全て飾られた広大な畳の大広間に通されてとても快適だった。ここは「広重さんの部屋」と呼ばれているようだ。他にも「芭蕉さんの部屋」や「一球さんの部屋」など数々の部屋が用意されているという。外から見ただけでは小さな古民家のように見えたのに一体どれほど広いのだろうか、見当もつかなかった。
・「とろろ汁の丁子屋」のメニューは意外と高額
「とろろ汁の丁子屋」のメニューはこんな感じだった。とろろって結構高いんだな!それともこの古民家が素晴らしすぎるから場所代?!ランチに3000円も出す贅沢はできないと思い、「本陣」2200円を注文!料理が届くのを待っている間も「広重さんの部屋」の浮世絵を眺めたりして有意義な時間を過ごすことができた。
・大量のとろろと大量のご飯で名物のとろろご飯を食べる時間は幸福だった
出てきたのはお椀いっぱいに盛られた大量のとろろ!そしておひついっぱいに入った大量のご飯!さすがとろろメインのお店だけあって、美味しいとろろご飯でかなりお腹いっぱいになって大満足だった。薬味もとろろによく合って美味しかったし、むかごの揚げ団子もなんとも言えない栄養たっぷりな感じが珍しかった。
・「とろろ汁の丁子屋」の中は東海道五十三次と浮世絵について学べる博物館だった
食べ終わって「とろろ汁の丁子屋」の中を探検していると、レジの近くは資料館のようになっていて、東海道五十三次の浮世絵や、店の歴史、それに関わる日本の歴史も学ぶことができて興味深かった。
囲炉裏や畳が広がる玄関近くの空間は、まさに想像する日本昔ばなしの「古民家」そのもの!浮世絵の世界観と、レトロな雰囲気に浸りつつ、大好きなとろろを食べられた大満足の時間だった。東海道五十三次と風情ある浮世絵、そして壮大な富士山の記憶を心の中に刻みつつ、静岡県を去ったのだった。
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