時給17500円伊丹市ワクチン案件を大量ゲット!純粋に他人を思う慈悲の心が、やがて自分の利益へと結実した
・看護師のMRTコロナワクチンバイト応募を手伝って、医師のぼくは無力感に苛まれた
・伊丹市は時給17500円の高額優良案件
・看護師のMRT争奪戦の学びを活かして7月伊丹市案件を大量にゲットできた
・純粋に他人を思う慈悲の心が、やがて自らの利益へと結びついていく
・自分と他人を分離させる迷妄の世界から抜け出せ
目次
・看護師のMRTコロナワクチンバイト応募を手伝って、医師のぼくは無力感に苛まれた
先日フリーランスの医師であるぼくがとあるコロナワクチン接種会場で、看護師のコロナワクチンバイトMRT案件の応募を手伝ったという記事を書いた(上記の記事)。どうせ医師のMRT案件応募と同じようなものだろうと気軽に考えていたぼくは、目にも止まらぬスピードで次々に消滅していく看護師の案件に驚愕し、結局は1つも案件が取れなかったという無残な結末に終わった。医師のMRTコロナワクチンバイトならいつも大量の案件を取りまくれるので、ぼくは自分が案件の取得が得意な方だと勝手に思い込んでいたが、それがとんでもない自惚だということが今回の件で発覚した。医師の世界というぬるま湯の中でMRT案件を取得するのがいくら得意であっても、地獄のような戦乱の世を生き抜いている看護師のMRT世界では全く歯が立たないのだった。
ぼくが今回の件で学んだことは、MRT案件をゲットするのに一切遠慮なんかしてはならないということだった。とにかく超高速で指を動かして他の誰よりも早く「応募する」ボタンを押そうとする積極性がなければ、敗北して他者に案件を横取りされてしまうだろう。日付も、会場の場所も、契約の文章すら全く見ずに(そんなもの見てたらその隙に他の人に案件を取られてしまう)、とにかく更新ボタンを押して案件が出現したら反射神経を駆使して速攻で取りにかかるという看護師のその様は、まるで原始人が草むらから飛び出した獲物を一瞬のうちに見事に狩り取ってしまうような、野性的な情熱に溢れていた。
とにかく他の人のことなんて気にせずに、ただただ自分の案件を取得するということだけに集中し、他者を押し退けてでも遠慮なく案件を勢いよく取りまくらなければならないという燃え盛るようなその気概は、いかに「応募する」ボタンに至るまでの指のスピードと精密性を上げていくかという自分との闘いでもあった。ぼくは次いつ看護師のMRT戦争に参加しても恥ずかしい結果にならないように、ぬるま湯の医師のMRT世界であっても常にスピードと精密さを重視し、なるべくたくさんの高額良質案件を勝ち取れるように鍛錬しようと決意した。
・伊丹市は時給17500円の高額優良案件
そんな矢先にMRTで、7月の兵庫県伊丹市案件が大量出現した。コロナワクチンバイト低迷期であった5月〜6月は案件が大量にある東京へと関西から移住し、2ヶ月間丸々ずっと東京暮らしをしながら毎日休むことなくコロナワクチンバイトに精を出していた。4回目ワクチンも始まってそろそろ関西にも案件が戻ってくるかな、2ヶ月も東京暮らしだったしそろそろ関西に帰りたいなと思っていた時に、まさかの兵庫県伊丹市案件が出てきたので歓喜した。なぜならぼくは、関西に帰るのなら伊丹市案件を大量に確保してから帰りたいと常々考えていたからだ。
伊丹市案件は典型的な高額優良案件だ。ぼくはコロナワクチン1回目も2回目も3回目も伊丹市で勤務してきた。時代の流れと共に他のほとんどの会場ではコロナワクチンバイトの時給や日給が軒並み下がってきたが、伊丹市は行政が運営しているだけあって時給17500円で最初から今に至るまで全く変わらないところが素晴らしい。伊丹市に限らず関西の行政は大阪市も岸和田市も兵庫県も、ずっと時給17500円をキープしてくれている。東京の行政は医師のコロナワクチンバイトの需要が徐々に大きくなっているので足元を見て値下げし放題なのに、関西の行政は頑張ってくれていると言えるだろう。
しかし大阪市は直接契約、岸和田市や兵庫県案件はm3なので、はっきり言ってこちら側の都合通りに案件が確定されることがほとんどないのが難点だった。m3は応募しても外れまくるし、大阪市は一応希望を聞いてはくれるが最終的には市の職員が調整してシフトが組まれるのでこちらの希望が叶うとは限らない。その点伊丹市案件はMRT経由なので申し込めば必ず通るし、スケジュールも立てやすくて便利だった。後は大人気の伊丹案件をどれだけ素早くゲットするかによって命運が分かれてくるだろう。そんな時、目の前のMRT画面に大量の伊丹市案件が出現したのだ!
・看護師のMRT争奪戦の学びを活かして7月伊丹市案件を大量にゲットできた
ぼくは看護師のMRT争奪戦の学びを活かして、とにかく可能な限り素早く指を動かし、全く遠慮することなしに取れるだけ取ってやろうの精神で、他の医者と戦うというよりもむしろ自分自身と戦うかのような気合いで、次々と伊丹市案件を勝ち取ることに成功した。結果として7月は伊丹市案件を大量にゲット!これでやっと2ヶ月間住み続けた東京から解放され、お家のある関西に帰ることができる!
そろそろ年収が基礎控除がなくなるほどにまで至ってしまいそうなので、7月は大量に取れた伊丹市案件だけで十分だろう。これまでは1月中旬から本当に1日も休むことなく6月まで連勤してきたが、もはやコロナワクチンバイトの使命をやり切ったという境地にまで達しているのかもしれない。
・純粋に他人を思う慈悲の心が、やがて自らの利益へと結びついていく
ぼくが今回の件で興味深かったことは、何の見返りも求めずにただ他人を思いやってしたことが、やがて自分の利益へと繋がったという点だ。看護師のMRTコロナワクチンバイト案件応募を手伝ったのは、その看護師さんがワクチン接種会場で経過観察の役目を担っていた時だったのでスマホを触れず困っていたから、ぼくが優しさで彼女のスマホを使って代わりに応募すると申し出ただけのことだった。もちろんそれによって恩を着せて、お礼にご飯を奢ってもらおうだとかお返しにお菓子を買ってもらおうなどという下心は一切なかった(まぁそれ以前に案件をひとつも取れなかったのでお礼もへったくれもないのだが)。
この場合ぼくは本当に見返りを求めない清らかな心で、仏教で言えば「慈悲の心」キリスト教で言えば「愛(アガペー)」を抱きながら困っている人に手を差し伸べたことに他ならない。別にそれによっていいことをした自分を褒めてやろうとか、人助けをしたという高尚な気分に浸ろうとした訳ではなく、ただ人が人を救おうとする純粋で本質的な思いが自発的に表出しただけのことだった。
しかしただひたすらに他者に与えようとした時、見返りを求めることなく与えるということだけに人が専念した時、矛盾するかのように真理は翻り、やがて自分の心が満たされる方角へと世界が動き始める。今回の場合は看護師を純粋な気持ちで手伝ったというその行為が、結局は自分のMRT伊丹市案件大量取得をするための手助けとなったということだ。看護師のMRT争奪戦を目の当たりにし、自分はもっと速く動けるようにならないとこの先生き残れないと反省し、日頃から素早くMRT案件を取れるように意識していたからこそ、伊丹市案件大量ゲットという結果として結実したのかもしれない。
・自分と他人を分離させる迷妄の世界から抜け出せ
「見返りを求めずにただひたすらに与えるという行為を為した場合、その結果としてやがて自分が与えられる」という今回の教訓とは逆に「徹底的に自分のために生きていることが、やがて他人を救うことになる」という事例も以下の記事で紹介した。これは自分の利益のために労働基準法について徹底的に学んだ結果として、休業手当をもらえずに困っていたたくさんの看護師を法律的知識によって救ったというぼくの実話だ。
「他人のためにしたことが、やがて自分のためになる」と「自分のためにやっていたことが、やがて他人のためになる」という2つの事例は、対照的な結論を説いているように見せかけて、実はひとつのことをぼくたちに教えてくれているだけに過ぎないのかもしれない。それは自分というものも他人というものも同一のものであり、ぼくたちが日々感じている自分というものや他人というものは幻に過ぎないということだ。それゆえに他人のために生きるということも自分のために生きるということも、究極的に言えば同じであるに過ぎない。他人のために生きなければならないと悩んだり、自分のために生きることは醜いことだと惑う必要は、もうない。
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