旅人の心に響く中島みゆきの隠れた名曲50選
1.自らの直感が指し示す旅立ちへと飛翔するのを恐れている旅人へ「翼を上げて」
2.誰の指図も受けたくない自由な旅人へ「彼女の生き方」
3.自由になりたかったのに孤独にはなりたくない旅人へ「風にならないか」
4.普通の人生なんてまっぴらだと飛び出した旅人へ「線路の外の風景」
5.田舎の人間関係のしがらみに疲弊している旅人へ「アンテナの街」
6.親の反対を押し切って旅立ちを決めた旅人へ「小石のように」
7.近すぎるがゆえに愛する人々と争うことが悲しくて旅立った旅人へ「樹高千丈 落葉帰根」
8.この世界の誰ひとりとして本当のわたしを知らないと孤独感を感じる旅人へ「I am」
9.さみしさを他人に言わずじっと耐えている旅人へ「ローリング」
10.愛されたいと願うばかりに苦しみを受ける旅人へ「今日以来」
11.大切なものを失って生きている心地のしない旅人へ「憂き世ばなれ」
12.心も体もたったひとりになってしまった旅人へ「かもめの歌」
13.悲しみが深すぎるあまり口を閉ざした旅人へ「緘口令」
14.背中と人生に重い荷物を背負って旅を続ける旅人へ「重き荷を負いて」
15.自らの抱える旅の炎を抑えきれずに浮世を捨てた旅人へ「フロンティア」
16.自分はこの世に何を残すために生まれたのかわからずに迷っている旅人へ「愛だけを残せ」
17.自らの罪を誰かに話してしまいたい旅人へ「カーニヴァルだったね」
18.自分が大人なのか子供なのかよくわからない旅人へ「成人世代」
19.旅の途中で相棒に置き去りにされた旅人へ「ひとり上手」
20.この一生だけでは叶えられない切なる願いを持つ魂の旅人へ「命のリレー」
21.すべての人の1日が24時間だなんておかしいと感じる旅人へ「36時間」
22.未来が見えず不安で占いばかりに頼ってしまう旅人へ「明日なき我ら」
23.いつの日か愛する故郷へと帰り着きたい旅人へ「我が祖国は風の彼方」
24.帰れる故郷などとうに失くしてしまった旅人へ「帰れない者たちへ」
25.自分が存在しているということ自体が苦しみの根源だと気づいた旅人へ「紅蓮は目を醒ます」
26.もう十分に人生の苦しみに打ちひしがれた旅人へ「赦され河、渡れ」
27.巡礼の旅により真実をさがし求める旅人へ「旅人よ我に帰れ」
28.スペイン巡礼で夢のような麦畑の風景を眺める旅人へ「麦の唄」
29.言葉の通じない砂漠の中を旅している旅人へ「with」
30.神聖なヒマラヤ山脈の偉大さと人間の小ささを噛みしめる旅人へ「India Goose」
31.ベトナムの竹林に今まさに囲まれている旅人へ「竹の歌」
32.東南アジアの濁った河を眺めている旅人へ「紅い河」
33.東アジアのすべての人々が暴力や権力の暴走から解き放たれることを願う旅人へ「EAST ASIA」
34.少数民族が美しい布を機織り機で織りなす風景を見た旅人へ「糸」
35.沖縄/琉球諸島を旅する旅人へ「阿檀の木の下で」
36.四国お遍路の旅をする旅人へ「遍路」
37.坂のある街を旅する旅人へ「あぶな坂」
38.日本の純粋な祈りの源流を追求する魂の旅人へ「命の別名」
39.日本を流れるように旅している旅人へ「流星」
40.夜行列車や夜行バスに乗っている旅人へ「夜行」
41.日本や世界の美しい水の流れに感動する旅人へ「清流」
42.アゼルバイジャンか女満別で夕暮れを見ている旅人へ「空がある限り」
43.まさに観光客っぽい旅行をしている気楽な旅人へ「TOURIST」
44.「行くべき」世界を確信し旅立つ背中を押してもらいたい旅人へ「放生」
45.故郷を持つことがゆるされず永遠に魂が彷徨っている旅人へ「異国」
46.自らの直感が指し示す旅立ちへと飛翔する勇気が欲しい旅人へ「銀の龍の背に乗って」
47.名もなき魂の巡礼は永遠に終わらないと感じる旅人へ「ヘッドライト・テールライト」
48.自分の存在が属する国によって裁かれることに違和感のある旅人へ「産声」
49.男でも女でもない境界線を超越した旅人へ「旅人のうた」
50.人間好きになりたいために旅を続けるすべての旅人へ「一期一会」
目次
- 1.自らの直感が指し示す旅立ちへと飛翔するのを恐れている旅人へ「翼を上げて」
- 2.誰の指図も受けたくない自由な旅人へ「彼女の生き方」
- 3.自由になりたかったのに孤独にはなりたくない旅人へ「風にならないか」
- 4.普通の人生なんてまっぴらだと飛び出した旅人へ「線路の外の風景」
- 5.田舎の人間関係のしがらみに疲弊している旅人へ「アンテナの街」
- 6.親の反対を押し切って旅立ちを決めた旅人へ「小石のように」
- 7.近すぎるがゆえに愛する人々と争うことが悲しくて旅立った旅人へ「樹高千丈 落葉帰根」
- 8.この世界の誰ひとりとして本当のわたしを知らないと孤独感を感じる旅人へ「I am」
- 9.さみしさを他人に言わずじっと耐えている旅人へ「ローリング」
- 10.愛されたいと願うばかりに苦しみを受ける旅人へ「今日以来」
- 11.大切なものを失って生きている心地のしない旅人へ「憂き世ばなれ」
- 12.心も体もたったひとりになってしまった旅人へ「かもめの歌」
- 13.悲しみが深すぎるあまり口を閉ざした旅人へ「緘口令」
- 14.背中と人生に重い荷物を背負って旅を続ける旅人へ「重き荷を負いて」
- 15.自らの抱える旅の炎を抑えきれずに浮世を捨てた旅人へ「フロンティア」
- 16.自分はこの世に何を残すために生まれたのかわからずに迷っている旅人へ「愛だけを残せ」
- 17.自らの罪を誰かに話してしまいたい旅人へ「カーニヴァルだったね」
- 18.自分が大人なのか子供なのかよくわからない旅人へ「成人世代」
- 19.旅の途中で相棒に置き去りにされた旅人へ「ひとり上手」
- 20.この一生だけでは叶えられない切なる願いを持つ魂の旅人へ「命のリレー」
- 21.すべての人の1日が24時間だなんておかしいと感じる旅人へ「36時間」
- 22.未来が見えず不安で占いばかりに頼ってしまう旅人へ「明日なき我ら」
- 23.いつの日か愛する故郷へと帰り着きたい旅人へ「我が祖国は風の彼方」
- 24.帰れる故郷などとうに失くしてしまった旅人へ「帰れない者たちへ」
- 25.自分が存在しているということ自体が苦しみの根源だと気づいた旅人へ「紅蓮は目を醒ます」
- 26.もう十分に人生の苦しみに打ちひしがれた旅人へ「赦され河、渡れ」
- 27.巡礼の旅により真実をさがし求める旅人へ「旅人よ我に帰れ」
- 28.スペイン巡礼で夢のような麦畑の風景を眺める旅人へ「麦の唄」
- 29.言葉の通じない砂漠の中を旅している旅人へ「with」
- 30.神聖なヒマラヤ山脈の偉大さと人間の小ささを噛みしめる旅人へ「India Goose」
- 31.ベトナムの竹林に今まさに囲まれている旅人へ「竹の歌」
- 32.東南アジアの濁った河を眺めている旅人へ「紅い河」
- 33.東アジアのすべての人々が暴力や権力の暴走から解き放たれることを願う旅人へ「EAST ASIA」
- 34.少数民族が美しい布を機織り機で織りなす風景を見た旅人へ「糸」
- 35.沖縄/琉球諸島を旅する旅人へ「阿檀の木の下で」
- 36.四国お遍路の旅をする旅人へ「遍路」
- 37.坂のある街を旅する旅人へ「あぶな坂」
- 38.日本の純粋な祈りの源流を追求する魂の旅人へ「命の別名」
- 39.日本を流れるように旅している旅人へ「流星」
- 40.夜行列車や夜行バスに乗っている旅人へ「夜行」
- 41.日本や世界の美しい水の流れに感動する旅人へ「清流」
- 42.アゼルバイジャンか女満別で夕暮れを見ている旅人へ「空がある限り」
- 43.まさに観光客っぽい旅行をしている気楽な旅人へ「TOURIST」
- 44.「行くべき」世界を確信し旅立つ背中を押してもらいたい旅人へ「放生」
- 45.故郷を持つことがゆるされず永遠に魂が彷徨っている旅人へ「異国」
- 46.自らの直感が指し示す旅立ちへと飛翔する勇気が欲しい旅人へ「銀の龍の背に乗って」
- 47.名もなき魂の巡礼は永遠に終わらないと感じる旅人へ「ヘッドライト・テールライト」
- 48.自分の存在が属する国によって裁かれることに違和感のある旅人へ「産声」
- 49.男でも女でもない境界線を超越した旅人へ「旅人のうた」
- 50.人間好きになりたいために旅を続けるすべての旅人へ「一期一会」
1.自らの直感が指し示す旅立ちへと飛翔するのを恐れている旅人へ「翼を上げて」
おそれは消えはしない 生きる限り消えない
迷え 選べ 己が最もおそれるものを選べ翼を上げて 今ゆくべき空へ向かえ
翼を上げて 向かい風の中
失うものを思っていた 転ぶことを思っていた
背中では知っていた きっとゆくことを
(この記事は著作権法第32条1項に則った適法な歌詞の引用をしていることを確認済みです。)
2.誰の指図も受けたくない自由な旅人へ「彼女の生き方」
思い通りなんて動かない
世の中なんて何もかも
だけど私だって世の中の
思い通りなんか動かない
彼女の初期の2ndアルバム「みんな去ってしまった」は全体にわたって旅する放浪の気配が漂っている。
3.自由になりたかったのに孤独にはなりたくない旅人へ「風にならないか」
自由になりたくて 孤独になりたくない
放っておいてほしい 見捨てないでほしい
望みはすばしこく どこへでも毒を撒く
やがて自分の飲む水とも知らないで
4.普通の人生なんてまっぴらだと飛び出した旅人へ「線路の外の風景」
何事もなく1日が過ぎ去っていたあの頃は
苛立っていた 決められて歩くのが悔しかったんだ
何も疑わずレールを 何も違わずにレールを
ただ素直に進んでいく 娘たちがぬるく見えたあれから紆余曲折を経て 心は今どこにあるの
見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景
見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景
5.田舎の人間関係のしがらみに疲弊している旅人へ「アンテナの街」
この街はアンテナを網のように張り巡らせて
何もかも見張ってる 口さがなくて息がつまるわ
ふたりで街を出よう ふたりで旅をしよう
ふたりから始めることが許されない街を出てはるかに流れる永遠の流れ
似てない子供を愛してください
はるかに流れる永遠の流れ
似てない子供を愛してください昔あった人たちを型紙にしてこの街の人は
同じにならなきゃ出来損ないだとため息をつく
6.親の反対を押し切って旅立ちを決めた旅人へ「小石のように」
旅を止める親鳥たちは
かばおうとするその羽がとうに
雛鳥には小さすぎると
いつになっても知らない
7.近すぎるがゆえに愛する人々と争うことが悲しくて旅立った旅人へ「樹高千丈 落葉帰根」
わたしはひとりが嫌いです
それより戦が嫌いです
それゆえ違う土地へ行き
懐かしがろうと思います樹高は千丈 遠ざかるしかない者もある
8.この世界の誰ひとりとして本当のわたしを知らないと孤独感を感じる旅人へ「I am」
誰も知らない私のことを
もうひとつの名前があることも
気づかないで語っている誰も知らない私の名前
夜の窓を埋める光の粒
あのひと粒も気づかない
9.さみしさを他人に言わずじっと耐えている旅人へ「ローリング」
Rolling Age さみしさを
Rolling Age 人に言うな
軽く軽く傷ついてゆけRolling Age 笑いながら
Rolling Age 荒野にいる
ぼくは ぼくは 荒野にいる
「ローリング」はオリジナルアルバム「中島みゆき」ヴァージョンと「時代 -Time goes around-」ヴァージョンの2つのアレンジがある。「中島みゆき」ヴァージョンは時代的な風情や輝きがあり、「時代 -Time goes around-」ヴァージョンは普遍的なアレンジ。ぼくは独特な時代の雰囲気がある「中島みゆき」ヴァージョンがお気に入り。
10.愛されたいと願うばかりに苦しみを受ける旅人へ「今日以来」
人の善意を信じることは
こわいことです綱渡りです
人の悪意を信じる方が
安全でしょうねさみしいけれど突然にあたたかな 人に出会って泣いたりするんです
もう愛します 今日以来
愛されたがりは罪作り
もう愛します 今日以来
愛したがりになれるかな
11.大切なものを失って生きている心地のしない旅人へ「憂き世ばなれ」
大切な大切な何かを失くしその後は
生きている我なのか 生きてはいない我なのか
我と我が身がわからない 心がわからない大切なものなんて端からないと思い込もう
失くすにも壊すにも何ひとつなかったと
我と我が身がわからない 心がわからない
12.心も体もたったひとりになってしまった旅人へ「かもめの歌」
いつかひとりになった時に
この歌を思い出しさない
どんな慰めも追いつかない
ひとりの時に歌いなさい
13.悲しみが深すぎるあまり口を閉ざした旅人へ「緘口令」
悲しみが深すぎて人は愚かになる
悲しみを打消して閉じ込めようとする
失ったものたちを記憶から削って
失った物なんかないと口を閉ざす私達は既に現し身を退き
唯1人残された幼子を思う
人々よあの子に悲しみを聞かすな
あの子が自らを苛まないように
14.背中と人生に重い荷物を背負って旅を続ける旅人へ「重き荷を負いて」
足元の石くれを よけるのが精一杯
道を選ぶ余裕もなく 自分を選ぶ余裕もなく
目にしみる汗の粒を 拭うのが精一杯
風を聞く余裕もなく 人を聞く余裕もなくまだ空は見えないか まだ星は見えないか
ふり仰ぎ ふり仰ぎ その都度転けながら重き荷を負いて坂道をのぼりゆく者ひとつ
重き荷も坂も他人には何ひとつ見えはしないまだ空は見えないか まだ星は見えないか
這いあがれ 這いあがれと 自分を呼びながら 呼びながら
スペイン巡礼で10kg以上のバックパックを背負いながら歌っていました。ほんとに重くてつらかった!
15.自らの抱える旅の炎を抑えきれずに浮世を捨てた旅人へ「フロンティア」
転がる石のように生きることもできる
上澄みをさらうように上手く生きることもできるのにフロンティア フロンティア 地平を見つけるために
誰にも守られず 誰にも祀られず
さみしさも優しさも行く手をふさげない
レールの上を渡っていけばうまく生きられるはずなのに、旅人の魂は敢えて軌道を外れてゆく運命にある。
16.自分はこの世に何を残すために生まれたのかわからずに迷っている旅人へ「愛だけを残せ」
止むに止まれぬ人生は綱渡りだ
選ぶつもりで選ばされる手品だ
闇の中の風のように
突然に愛は居所を求める弱き者 汝の名を名乗れしなやかに
強き者 汝の名を名乗れささやかに
みんな儚くて みんな愛しくて
ふり返ってしまうから愛だけを残せ 壊れない愛を
激流のような時の中で
愛だけを残せ 名さえも残さず
命の証に愛だけを残せ
シベリア鉄道の中で読んだトルストイ「人生論」にも、人の魂が救われる唯一の方法は”愛すること”だと書いていました。
17.自らの罪を誰かに話してしまいたい旅人へ「カーニヴァルだったね」
身の上を知ればこそ
明かせない悲しみもある
通りすがりの人なればこそ
言える罪状もある愚かな望み 愚かな暮らし 愚かな悔いの繰り返し
罪さえも抱きしめて カーニヴァルだったねつがれる酒に毒でもあれば今頃消えているものを
なぜここにいるのだろう カーニヴァルだったね
18.自分が大人なのか子供なのかよくわからない旅人へ「成人世代」
大人の隣を追い越せば
白けた世代を声がする
子供の隣を追い越せば
ずるい世代を声がする電車のポスターはいつでも夢が
手元に届きそうな言葉だけ選ぶ
19.旅の途中で相棒に置き去りにされた旅人へ「ひとり上手」
ひとり上手と呼ばないで
心だけ連れて行かないで
わたしを置いて行かないで
ひとりが好きなわけじゃないのよ
20.この一生だけでは叶えられない切なる願いを持つ魂の旅人へ「命のリレー」
この一生だけでは
たどり着けないとしても
命のバトン掴んで
願いを引き継いでゆけ
人生は一度きりだけだとむやみやたらと叫ぶ人間が多いけれど、本当なのだろうか。
21.すべての人の1日が24時間だなんておかしいと感じる旅人へ「36時間」
うろたえれば見間違える
慌てれば忘れ物を残すゆっくりゆっくり
痛みの膜ははがれる
優しく優しく
大切な人に尽くすだろう休み休み呼吸は
深くなっていけるだろう追い詰められた心たちよ 36時間に来ませんか
22.未来が見えず不安で占いばかりに頼ってしまう旅人へ「明日なき我ら」
我ら明日なき者は 何も願いを持たず
風のままに風に打たれ いつか風になろう過ぎた日々と明日とは 支え合う弥次郎兵衛
昨日を捨てても明日だけが 運命としてそこにあるわけじゃないされど衆生は明日を占い されど日々を明日に託す
哀れ我ら 流離う者 渦巻く時の波間に
23.いつの日か愛する故郷へと帰り着きたい旅人へ「我が祖国は風の彼方」
はるかたどる道は消えても
はるか名乗る窓は消えても
はるか夢の中 誰も消せるはずのない空と風と波が指し示す天空の国
いつの日にか帰りつかん はるかに
いつの日にか帰りつかん はるかに
24.帰れる故郷などとうに失くしてしまった旅人へ「帰れない者たちへ」
帰れない者たちが月を見る十三夜
帰る気もないのねと手紙読む十三夜
冷たい肌です涙がしみて
冷たい人です恩知らずで帰れない者たちが月に泣く十三夜
帰れない歳月を夢だけが遡る
足跡もさがせずに影と泣く十三夜
異人の形です 旅した者は
戻れぬ関です よそ者には帰れない歳月を夢だけが遡る
25.自分が存在しているということ自体が苦しみの根源だと気づいた旅人へ「紅蓮は目を醒ます」
誰が 悪いじゃ ないけれど
わたしは…ここに…いる誰もいない真夜中に紅蓮は目を醒ます
誰もいない真夜中に紅蓮は目を醒ます
26.もう十分に人生の苦しみに打ちひしがれた旅人へ「赦され河、渡れ」
もう十分に泣きました
もう十分に散りました
思い上がってはいけません
人ほど弱いものはない裁く力も ゆるす力もない
この世で苦しみ抜いた旅人は、人間によって裁かれゆるされるのではなく、赦され河を船で渡ってはじめてゆるされます。
27.巡礼の旅により真実をさがし求める旅人へ「旅人よ我に帰れ」
優しすぎる弱虫は
孤独だけを選び取る
真実の灯をかざして
帰り道を照らそう
熊野古道を巡礼しながらこの歌を歌っていました。
28.スペイン巡礼で夢のような麦畑の風景を眺める旅人へ「麦の唄」
空よ風よ聞かせてよ 私は誰に似てるだろう
生まれた国 育つ国 愛する人の国麦は泣き 麦は笑き 明日へ育ってゆく
麦畑が目の前に広がるスペイン巡礼にぴったり!スペイン巡礼のテーマ曲です!
29.言葉の通じない砂漠の中を旅している旅人へ「with」
ぼくの言葉は意味をなさない
まるで遠い砂漠を旅してるみたいだね
窓の開かない硝子の城で
みんな戦争の支度を続けてる旅をすること自体 おりようとは思わない
手帳にはいつも 旅立ちとメモしてある””生まれる前にぼくは夢見た
誰がぼくと寒さを分かち合ってゆくだろう
時の流れはぼくに教えた
みんな自分のことで忙しいと誰だって旅くらいひとりでもできるさ でも
ひとりきり泣けても ひとりきり笑うことはできない
30.神聖なヒマラヤ山脈の偉大さと人間の小ささを噛みしめる旅人へ「India Goose」
次の次の北風が吹けば
次の峰を超えていける
ひとつひとつ北風を待って
羽ばたきを止めないさみしい心先頭を飛んで
弱い心中にかばって
信じる心いちばん後から
歌いながら飛ぶよほら次の北風に煽られて
小さな小さな鳥の群れが
なぎ払われる
小さな小さな鳥の群れが
組み直される飛び立て 飛び立て 戻る場所はもうない
飛び立て 飛び立て 夜の中へ
最も弱く迫害された旅人たちが巨大な白い峰を超えるためにはどうすればいいのでしょうか。そのためには自分へと向かってくる最も大きな逆風に乗るべきだとインド雁は教えます。自分にとって最も恐ろしく最も敵のように見えるものへと飛び込むことで、魂は救済されるといいます。
31.ベトナムの竹林に今まさに囲まれている旅人へ「竹の歌」
はるかな山から吹き付ける風に
平伏しながら決して折れはせぬ
押し寄せる雲から打ち止まぬ雨に
平伏しながら決して折れはせぬ私がなりたいものはといえば
地下に根を張るあの竹林
32.東南アジアの濁った河を眺めている旅人へ「紅い河」
どこへゆく どこへゆく 紅い河
ただ流れゆく 流れゆく 時のままに
33.東アジアのすべての人々が暴力や権力の暴走から解き放たれることを願う旅人へ「EAST ASIA」
降りしきる雨は霞み 地平は空まで
旅人ひとり歩いてゆく 星を訪ねて
どこにでも住む鳩のように地を這いながら
誰とでもきっと合わせて生きていくことができるでも心は誰のもの 心はあの人のもの
大きな力にいつも従わされても わたしの心は笑っている
こんな力だけで心まで縛れはしない国の名はEAST ASIA 黒い瞳の国
難しくは知らない ただEAST ASIA
34.少数民族が美しい布を機織り機で織りなす風景を見た旅人へ「糸」
縦の糸はあなた
横の糸はわたし
織りなす布はいつか誰かを
あたため得るかもしれない
ラオスの美しい布を思い出す。
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35.沖縄/琉球諸島を旅する旅人へ「阿檀の木の下で」
遠い昔にこの島は 戦に負けて貢がれた
誰も誰も 知らない日に決まった波の彼方から流れてくるのは 私の知らない国歌(くにうた)ばかり
中島みゆきの歌で唯一沖縄の歌だと言われます。
36.四国お遍路の旅をする旅人へ「遍路」
もういくつ目の 遠回り道 行き止まり道
手に提げた鈴の音は 帰ろうと言う 急ごうと言う頷く私は帰り道もとうに失くしたのを 知っている
中島みゆきという歌手は万能です。なんとお遍路用の歌まで取り揃えてございます!
37.坂のある街を旅する旅人へ「あぶな坂」
あぶな坂を越えたところに私は住んでいる
坂を越えてくる人たちはみんな怪我をしてくる
橋を壊したお前のせいと口を揃えてなじるけど遠いふるさとで傷ついた言い訳に
坂を落ちてくるのがここからは見える
東京の神楽坂へ行くといつもこの歌を歌います。
38.日本の純粋な祈りの源流を追求する魂の旅人へ「命の別名」
石よ木よ水よささやかな
ものたちよぼくと生きてくれ
日本オリジナルの宗教・神道の真髄を最も的確に表現しているのは中島みゆきではないでしょうか。
39.日本を流れるように旅している旅人へ「流星」
香川 新潟 大阪 宮城 姫路 山口 袖ヶ浦
流れる星よいつか最後に
どこへたどり着こうというのだろうか
40.夜行列車や夜行バスに乗っている旅人へ「夜行」
本当は散りそうな野菊を雨から隠してる
わざと胸を開けてバカをやって凍え切って風邪をひく夜行の駅で泣いているのは みんなそんな奴ばかり
夜行の街を生きていくのは みんなそんな奴ばかり
41.日本や世界の美しい水の流れに感動する旅人へ「清流」
流れよ 清き流れよ
はじめの気持ちを忘れても
流れよ どちらからともなく
交わり合って流れてゆけ
紀伊山脈の美しい清流を思い出します。
42.アゼルバイジャンか女満別で夕暮れを見ている旅人へ「空がある限り」
アゼルバイジャンの夕暮れは
女満別の夕暮れと変わらない
歩いているうちにいつの間にか
紛れ込んで続いていきそうだ
43.まさに観光客っぽい旅行をしている気楽な旅人へ「TOURIST」
ツーリスト 帰りつける場所がひとつあることを
ツーリスト 確かめたい人が出かける遠い国
44.「行くべき」世界を確信し旅立つ背中を押してもらいたい旅人へ「放生」
さぁ 旅立ちなさい
もう歩いてゆけるわ
さぁ 悲しみをこえて
行くべき世界へさぁ 旅立ちなさい
もうすべて変わるとき
さぁ 踏み出してごらん
行くべき世界へ命ある者すべて
終わりはある 別れはある
解き放て 解き放て
輝いていてくれるように
ラオスで知らず知らずのうちに「放生」し徳を積んでおりました。
45.故郷を持つことがゆるされず永遠に魂が彷徨っている旅人へ「異国」
100年しても私は死ねない
私を埋める場所などないから
100億粒の灰になってもわたし
帰り支度をし続ける
真っ黒なジャケット写真のアルバム「生きていてもいいですか」の最後の曲。幽霊が歌うようにこの歌詞を繰り返しながらアルバムは終わる。
46.自らの直感が指し示す旅立ちへと飛翔する勇気が欲しい旅人へ「銀の龍の背に乗って」
夢が迎えに来てくれるまで
震えて待ってるだけだった昨日
明日ぼくは龍の足元へ
崖を登り呼ぶよ さぁ行こうぜ
与那国島(Drコトー診療所のロケ地)のデイサービスを医者として訪れた際に、この歌を歌いました!
47.名もなき魂の巡礼は永遠に終わらないと感じる旅人へ「ヘッドライト・テールライト」
語り継ぐ人もなく
吹きすさぶ風の中へ
紛れ散らばる星の名は
忘れられてもヘッドライト・テールライト
旅はまだ終わらない
ヘッドライト・テールライト
旅はまだ終わらない
48.自分の存在が属する国によって裁かれることに違和感のある旅人へ「産声」
誰かがわたしに問いかける
何人(なにびと)であるか問いかける
聞きたい答えは既に決まってる
わたしが属する国の名を聞きたがる生まれはどこの国? 心はどこの国?
それだけで聞き終える 何もかも聞き終える誰かわたしのためにあの歌を歌ってください
まだ息をするより前の生まれながら知っていた歌を
誰かわたしのためにあの歌を歌ってください
生まれくるすべての人が習いもせず歌える同じ歌
49.男でも女でもない境界線を超越した旅人へ「旅人のうた」
男には男のふるさとがあるという
女には女のふるさとがあるという
何も持たないのは流離う者ばかり
どこへ帰るのかもわからない者ばかり
旅人のうたにはドラマ「家なき子2」の主題歌にもなったシングルバージョンと、オリジナルアルバム「パラダイス・カフェ」に収録されたアルバムバージョンがある。シングルバージョンは堂々と勇ましい雰囲気、アルバムバージョンは全く異なる流離うような旅情あふれる雰囲気。旅先の乗り物の中で聞くにはメロウなアルバムバージョンがオススメ!
50.人間好きになりたいために旅を続けるすべての旅人へ「一期一会」
見たこともない空の色
見たこともない海の色
見たこともないのを超えて
見たこともない人に会う急いで道を行く人もあり
泣き泣き道を行く人も忘れないよ遠く離れても
短い日々も浅い縁(えにし)も
忘れないでわたしのことより
あなたの笑顔を忘れないで
中島みゆき「結果オーライ」東京新宿初日公演のトーク内容!中止で幻のラストツアーになって寂しいので覚えている限り全部書いてく