斜里のとても素敵な美術館!!!!!
入場料無料の不思議な美術館!斜里「北のアルプ美術館」でアーサー・ビナードさんに出会った
・ぼくの「日本海沿いを北上する旅」+「太平洋沿いを南下する旅」=日本一周の旅
・北海道の中でも特別何度も訪れてしまう知床半島
・斜里の不思議な「北のアルプ美術館」
・「北のアルプ美術館」は入場料無料なのに、コーヒーまで出してくれて感動した
・「北のアルプ美術館」の2階は素朴で荘厳な芸術作品でいっぱい
・「北のアルプ美術館」でアーサー・ビナードさんに出会った
・「北のアルプ美術館」で購入した素敵なポストカードをYouTube動画で!
目次
・ぼくの「日本海沿いを北上する旅」+「太平洋沿いを南下する旅」=日本一周の旅
こんにちは!世界一周+日本一周の旅を続けている水色です。
ぼくは今までの人生で日本海沿いの地域をほとんど旅したことがなかったので、新型コロナウイルス感染拡大の影響で外国にも行けず旅人としてはこのまま日本を深めるしかないという絶好の機会に、日本海沿いを北上する車中泊の旅を決行した!
岡山県、広島県、山口県、佐賀県、長崎県、福岡県、大分県、熊本県、島根県、鳥取県、兵庫県、京都府、福井県、石川県、富山県、新潟県、山形県、秋田県、青森県、フェリーに車ごと乗り込んで北海道函館まで渡り、そのまま北海道の最北の離島、礼文島の澄海岬を「日本海沿いを北上する旅」の最終目的地とした。
そのまま北海道をぐるっと一周し、再びフェリーに乗って青森県へ!青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、長野県、岐阜県、山梨県、静岡県と「太平洋沿いを南下する旅」を完遂した。
結果的にぼくは7月〜11月までの間ほぼ4ヶ月かけて「日本海沿いを北上する旅」+「太平洋沿いを南下する旅」=日本一周の旅を達成したことになる。この旅ブログ「ミズイロノタビ」では、あまりに感動的で素晴らしすぎた日本一周の旅の一部始終を公開しようと思う。
・北海道の中でも特別何度も訪れてしまう知床半島
関西出身で、沖縄に10年住んでいて、これまで北海道にほとんど縁のない人生だったが、不思議と知床半島にだけは心が惹かれて3回も訪れたことがあった。1回目は中島みゆきの「アゼルバイジャンの夕暮れは女満別の夕暮れと変わらない」という歌詞に導かれて爽やかで涼しい夏に、2回目は中島みゆき夜会「24時着0時発」の鮭の遡上の姿がどうしても見たくて肌寒い秋に、3回目は人生で初めての流氷を見たくて極寒の冬に訪れ、さらに今回は日本一周の旅の途上で訪れた。
なぜだかよくわからないがぼくは知床半島が好きなのだ。だからこそ何度も訪れてしまうのだが、今回北海道を初めてマイカーで一周しても、北海道で最も好きな場所はやっぱり知床半島だった。
・斜里の不思議な「北のアルプ美術館」
知床半島の付け根にある斜里の町で、不思議な美術館に出会った。「北のアルプ美術館」と呼ばれるその美術館は、斜里の静かな一角にたたずむ洋風の小さな美術館だった。1959年から1983年までの間に発行されていた山の文芸誌「アルプ」の自然に対する畏怖の念と精神性を、次の世にまで残したいという思いから、この美術館は作られたという。
・「北のアルプ美術館」は入場料無料なのに、コーヒーまで出してくれて感動した
ぼくは今まで世界や日本の数々の美術館を巡ってきたが、この日本の北の外れにある不思議な美術館は、これまで見たどの美術館とも違った異彩と独自性を保っており、それゆえとても忘れがたい素敵な思い出となった。
まず驚いたのは、入場料が要らないということだった。特別な日に無料になる美術館はたまに見かけたが、いつ行っても無料の美術館というのは珍しくて新鮮だった。しかも無料なのに1階を案内してくれて、さらに驚くべきことにはコーヒーを出してくださったのだった!えーすごい!こんなことってある?!入場料無料なのはまだそうなんだーと納得していたけれど、その上素敵なカップにコーヒーまで注いでくださるなんてめちゃくちゃ驚いた!だって普通に考えて無料だったら利益を得られないから、極力最低限のサービスしかしないように努力しそうなイメージがあったのだ。現代社会では置き去りにされてしまった、利益とか損得勘定では測れない人の心の奥深さというものが、この「北のアルプ美術館」には宿っているような気がした。
・「北のアルプ美術館」の2階は素朴で荘厳な芸術作品でいっぱい
「北のアルプ美術館」は1階と2階に分かれており、1階は図書館がメインで、美術館の展示としては2階が見所のようだった。2階には(ぼくが無知なだけかもしれないが)今まで見たことも聞いたこともないような素朴な人々の作品がいくつも並んでおり、素朴で大地に根ざしているからこそ何処となく荘厳な雰囲気で迫力があるように感じられた。北の大地の大自然と対峙しながら芸術作品を紡出してきた人々の気迫が胸に迫る思いだった。鑑賞できるものは絵画や、焼き物や、彫刻や、硝子作品や、布作品など多様性に富んでおり、何周しても飽きることがなかった。
ぼくが好きだったのは大谷一良さんという人の作品。北の大地の大自然がそれぞれの世界を保ちながらも、一体となりつながりあっているという感性が魅力的だと感じた。1階では大谷一良さんの5枚入りのポストカードが売られていたので気に入ったものを750円で購入した。
・「北のアルプ美術館」でアーサー・ビナードさんに出会った
1階の図書館の前でコーヒーをいただいていると、「北のアルプ美術館」の訪問客で、沖縄の神様の島である久高島について話している人がいたので、沖縄に10年間住んでいたぼくは会話に参加させてもらった。彼は日本語が上手なアメリカ出身の男性で、長年日本に住んでいるという。彼は日本の文化に非常に興味を持ち、あまり知られていない久高島についての本を発見し興味を抱いていたようだ。ぼくは沖縄に住んでいる間に久高島を実際に訪れたこともあったし、久高島のことを沖縄の友人から聞いたことや、イザイホーという伝統的な神事が途絶えてしまったことなどについて彼と話をした。
話を聞いていると彼はなんと自分のラジオ番組を持っており、ここ斜里にも釣りの取材の仕事で来たということだった。明日には斜里内で講演会も行うという。もしかして有名な人なのだろうか。ぼくたちは旅の様々な話をして、最後にはぼくが買った大谷一良さんのポストカード1枚と、彼が「北のアルプ美術館」で買った畦地梅太郎さんという人の作品のポストカード1枚と交換してお別れした。とても気さくで感じのいい人で、旅の出会いとしてとてもいい思い出になったが、後から偶然インターネットで写真を見かけたところによると、彼はアーサー・ビナードさんという方だった。
・「北のアルプ美術館」で購入した素敵なポストカードをYouTube動画で!
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