マレーシア最古の仏教寺院は趣が違う!!!!!
マレーシア最古の仏教寺院!青雲亭仏教寺院では仏教・儒教・道教の3宗教の神々が混在していた
・ぼくのマレー半島を南下する旅
・青雲亭(チェンフーテン)仏教寺院では仏教、儒教、道教の神様が祀られていた
・青雲亭(チェンフーテン)仏教寺院の魅力的な赤い狛犬
目次
・ぼくのマレー半島を南下する旅
ぼくはマレー半島を南下する旅の中で、ピンクガネーシャを参拝したタイの首都バンコク、バイクで秘境寺院や秘湯を巡った北部の街チェンマイ、ホワイトテンプルやブルーテンプル、ブラックハウスとカラフルな旅ができた北部の街チェンライ、大自然あふれる秘島・ヤオヤイ島のリゾートを楽しんだ南部のプーケットを経て、次なる国マレーシアに入国した。
まずはカラフルでアーティスティックな世界遺産のペナン島を観光し、次に首都のクアラルンプールで中華系マレーシア人の友達の家に泊めてもらいながらブルーモスクやピンクモスク、バトゥ洞窟などを見学し中華系、マレー系、インド系の文化に触れることでマレーシアが多国籍国家であることを実感した。
前回の記事ではマラッカ旧市街で発見したマレーシア最古のモスクを紹介し、クアラルンプールで見て感動した壮大なブルーモスクやピンクモスクとは異なる、小規模な三角屋根の木造建築にモスクの地域性や多様性を感じた。何だか長崎県の素朴なキリスト教会を見て感動した時と同じような感情を抱いた。
・青雲亭(チェンフーテン)仏教寺院では仏教、儒教、道教の神様が祀られていた
さて歴史的にマレーシアの古都に当たるマラッカの旧市街には興味深い建築物がいっぱい!今度はマレーシア最古のモスクに続いて、マレーシア最古の仏教寺院を参拝することができた。そのお寺の名前は「青雲亭(チェンフーテン)仏教寺院」で、中華系の仏教寺院だった。
この青雲亭仏教寺院は、実際には仏教、儒教、道教と3つの宗教が混在している寺院だった。
中央には観音様が祀られており、その両隣には明朝の中国を代表する海の英雄である「鄭和」、航海・漁業の守り神である「媽祖」も祀られている。いずれも海にまつわる神様だが富、長寿、子孫繁栄を叶えてくれるという。メインの観音様は当然仏教の神様だが、この媽祖という女神さまは道教の神として数えられているようだ。
または祖先の霊を祀った位牌のスペースもあった。この位牌というのは日本人にもかなり馴染み深いと思われるが、本質的には儒教の死生観を表しているとされる。
まるほどこのように細かく見ていくと、確かに仏教、儒教、道教が混合していて面白い。まさに中華系の人々の信仰が凝縮されたような寺院だと言えるだろう。
・青雲亭(チェンフーテン)仏教寺院の魅力的な赤い狛犬
この青雲亭仏教寺院は1645年、オランダ統治時代のマラッカに建立された。建築材料はすべて中国から輸入されたもので、風水の習わしによって配置が決められているという。厳かで由緒ある雰囲気が漂い、さすがマレーシア最古の仏教寺院という風格がある。
ぼくが気に入ったのはこの狛犬!こんな狛犬これまでに見たことがない!暗い赤色と金色の組み合わせは中国的な色彩を思わせるが、今にも動き出しそうな何とも不気味で奇妙な魅力があった。
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