インドの夜行バスのシステムがヤバい!!!!!
夜行バスに初挑戦!見知らぬインド人と1晩ベッドを共にするシステムに衝撃を受けた
・夜行バスでアウランガーバードからムンバイまで行こう
・インドの夜行バスは電車と違って外国人でも予約しやすい
・アウランガーバードのHotel Pariwarは夜行バスの予約にも対応可能
・衝撃!インドの夜行バスの2人席は見知らぬ人と同じベッドで一緒に寝るシステムだった
・インドの夜行バスは絶対に1人席がおすすめ!
目次
・夜行バスでアウランガーバードからムンバイまで行こう
ぼくはインド一周の旅の中で首都のデリー、タージマハルのあるアーグラー、エッチな遺跡のあるカジュラーホー、聖人に出会ってテレビデビューまでしたサガール、インド最古の仏教遺跡のあるサーンチーを巡り、次にアウランガーバードへ辿り着いた。アウランガーバードからは日帰りで世界遺産のエローラ石窟群とアジャンター石窟群を訪れて、古代仏教の世界に精神を埋没させることができた。仏教が生まれた国の仏教遺跡は、やっぱり歴史の重みと荘厳さが違う!
アウランガーバードで3泊した後は、首都のデリーと並んでインドで人口の多い都市ムンバイを目指すことにした。ムンバイは巨大都市なので当然アウランガーバードから電車でもバスでも行くことができたが、人口の多いインドは電車がすぐ満員になるし外国人がオンライン予約するのも登録が複雑でなかなか難しい。それに対してバスは本数が多いから空席も多いし、予約も取りやすいのに加え、夜行バスに乗れば1泊分の宿代が浮くという計算で、思い切ってインドの夜行バスに乗ってみることにした。インドの夜行バスはこのアウランガーバードからムンバイが初挑戦だ。一体どんな感じなのだろうか。
しかしこれまでの旅の経験上、アジアの夜行バスというのは座席がベッドのようになっており眠りやすい、そして冷房がガンガン効いていて寒いという印象があったので、今回も大体そんなもんだろうと予想し、冷房が寒くても凍えない程度の服装を心がけた。
・インドの夜行バスは電車と違って外国人でも予約しやすい
インドの夜行バスはredBusというホームページ(アプリもあり)が便利で、外国人でも困難なくオンライン予約を完了することができた。座席表は上記のように表示されており、廊下を挟んで1人席と2人席に分かれており、さらにそれぞれに上下の座席が設けられていた。ぼくが乗るバスは2人席の座席しか残っていないということで、上段の2人席を予約することになった。値段は1575ルピーでおよそ2520円くらい。移動できて宿泊までできるのだからこの値段はありがたく、やはり夜行バスはお得だと浮かれていた。しかしインドの夜行バスの座席システムに、当日ぼくは衝撃を受けるのだった。
・アウランガーバードのHotel Pariwarは夜行バスの予約にも対応可能
アウランガーバードでは駅前のHotel Pariwarに宿泊した。このHotel Pariwarは旅行会社も兼ねており、夜行バスの手配も素早くしてくれてとても便利だった。しかもここで予約すれば、ムンバイ行きの夜行バスはホテルの前まで迎えに来てくれるということだったので、準備だけして後は宿でバスを待つだけでいいのでとても気楽だった。バスは夜中の10:20に出発し、早朝にムンバイに着くという。
・衝撃!インドの夜行バスの2人席は見知らぬ人と同じベッドで一緒に寝るシステムだった
夜行バスはほぼ時刻通りにやって来た。バスの内部はインターネットで表示されていた通り、廊下を挟んで1人用の座席と2人用の座席に分かれていた。そして自分の座席番号を探してみるが、そこには既に別のインド人が!しかし自分の座席に別のインド人が座っていることなんてもはや日常茶飯事なので「あのーここはぼくの座席だと思うんですけど…」とそのインド人に話しかけてみると「あぁ、同じベッドに2人で寝るんだよ!」と驚くべき返答が返ってきた!
なんとインドの夜行バスの座席はベッドのようになっており、2人用の座席には全く何の仕切りもなく、見知らぬ乗客と同じベッドの上で1晩一緒に眠らなければならないという意味不明なシステムになっていた!上記の予約の表だとちゃんと2つの座席は分かれているような印象を受けるが、全くそんなことはなく広い1枚の布団の上に2人でほぼ密着するような状態で仲良く(?)眠るというイメージだ。
えー!知らないインド人と一緒にベッドで寝るの?!そんなの防犯的にも問題がありそうだしそもそも感情的にも不快すぎる!インド人は人と人との距離がかなり近い国だと思っていたが、まさか他人同士で一緒に寝るということが許容できるほどの感覚だとは恐れ入った。しかしこれもインドの夜行バスの慣習だというのなら、勝手にやって来た外国人の自分が文句を言う筋合いもないので、仕方なく見知らぬインド人のおじさんと1晩夜行バスのベッドを共にすることになってしまった。嫌すぎる!!もちろんこのシステムでは見知らぬ女性と男性が同じベッドにならないよう、予約時に考慮されているという。
足元には荷物棚があるのでそこにバックパックを置いて、貴重品が入っているサブバッグは防犯の観点から肩にかけたまま眠ることにした。もはや夜中なので眠る以外にすることはなく、ただただ眠っただけで無事に翌朝5時頃にはムンバイに着いていた。全然知らないインド人のおじさんの隣でなんて寝られるかどうか不安だったが、インド人の隣だろうがベトナム人の隣だろうが、疲れている時にはぐっすり眠れるんだなぁと自分の鈍感さに感心した。
・インドの夜行バスは絶対に1人席がおすすめ!
この夜行バスが電車に比べてあまりに気楽に予約できたので、ぼくはこの後の旅で電車を使うことはなく全て夜行バスや長距離バスで移動を済ませてしまった。この後の旅でも全ての座席が、2人席は見知らぬ他人と一緒に眠るというシステムになっており、それが不快な場合は1人席を確保した方が絶対にいいと感じた。実際に1人席でも2人席でも値段は変わらないので、それなら早めに見知らぬ人と眠る必要のない1人席を予約しておくに越したことはない。この後の旅でも2人席しか空いていない時は止むを得ず2人席を予約したが、1人席が空いている時は迷わず素早く1人席を選択した。そして1人席を予約して後悔したことは当然一度もなかった。
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