高額な航空機代が1日だけ爆下がりすることってある?????

死者の日の航空機代が高すぎる!メキシコカンクン発オアハカ着の格安航空券を奇跡的に予約できた方法
・ぼくが日本からメキシコまで移動する方法
・死者の日周辺のカンクン発オアハカ着のフライトが高額すぎて泣いた
・死者の日周辺でカンクンからオアハカまで移動する現実的な方法3選
・奇跡!毎日Skyscannerを見ていると急にフライト代が爆下がりした
・奇跡的な運命と積極的な行動力をかけ合わせ、道を拓け
目次
・ぼくが日本からメキシコまで移動する方法
死者の日(11月1日・2日)にメキシコを訪れることをきっかけにそのまま中南米を巡る旅に出ようと決意したぼくは、日本からメキシコ行きのなるべく安くて乗り換え回数の少ない航空券を探し求めた(イラン入国履歴があるのでアメリカ経由はなし)。結論としてはまずは中国国際航空に乗って日本の大阪からスペインのマドリードまで飛び、そのままイベリア半島を旅してポルトガルのリスボンまで辿り着き、そこからポルトガルのLCCであるOrbestに乗ってメキシコのカンクンまで移動することになった。
・死者の日周辺のカンクン発オアハカ着のフライトが高額すぎて泣いた

カンクン発オアハカ着のフライトの値段(死者の日周辺だけバカ高い)
中国国際航空とOrbestの航空券も無事に予約できて、これでようやく中南米を巡る旅の準備ができたと安心したのも束の間、メキシコ内の移動手段を調べていくととんでもないことに気が付いた。何と死者の日周辺だけは飛行機の値段が爆上がりしており、ぼくがメキシコに入国するカンクンから本来の目的地である死者の日のお祭りで有名なオアハカまで行くのに何とLCCでも4万円ほどかかってしまうのだ(死者の日が関係ない普段の日は1万円ほどからある)。
ぼくは半年前からオアハカの宿を予約しているので10月30日〜11月3日には絶対にオアハカに滞在しなくてはならない。そしてカンクンに到着するのは10月26日の予定だ。つまり10月26日〜10月30日の間にカンクンからオアハカまで移動しなければならないことになる。しかしSkyscannerで航空機代を見ていくとどの日程を見ても荷物代を合わせると5万円〜7万円はかかりそうだ。普段なら2万円いかないくらいで飛べるはずなのに、メキシコの死者の日の人気を知らずに油断してしまっていた。
ぼくはメキシコに入国できるなら首都のメキシコシティだろうがカンクンだろうがどこでもよく、一旦入国できた後は同じ国内なのだから簡単に安く移動できるだろうと思い込んでいた。死者の日ではない普段のメキシコならそれで正解だったのだが、あの世から帰ってくる死者を祀るというメキシコの大々的なイベントの最中では例外的に航空券の値段が爆上がりしており、特に死者の日で有名なオアハカ行きのフライトチケットは需要と供給の関係で極めて高額となっていた。
それならバスでも使えばいいではないかと強盗の多いメキシコでも外国人が比較的安心して使えるというADOバスを検索してみたが(バスならば死者の日だからと言って値上がりすることはない)、カンクンからオアハカ行きの長距離バスはないらしい。それもそのはずでカンクンからオアハカまでは陸路だと24時間以上もかかるほど離れているのだ!一方で首都のメキシコシティならバスで7時間くらいでオアハカに行けるほど近いらしい。
ぼくはメキシコシティ、オアハカ、カンクンの位置情報をしっかりと把握しておらず、しかも死者の日の航空券代が爆上がりするというイレギュラーな事情も予測できずに、完全に判断ミスをしたと感じた。こんなことになるなら日本からメキシコシティに飛んで、メキシコシティから7時間50ドルのADOバスに乗れるように計画する方がよっぽどスムーズだった!しかし格安で日本からマドリード、そしてリスボンからカンクンへの航空券を既に予約してしまったこの状況では、完全に後の祭りだった。カンクンから最終目的地にオアハカまでの交通事情もしっかりと確認してからメキシコ行きのフライトを予約すべきだった!
・死者の日周辺でカンクンからオアハカまで移動する現実的な方法3選
ぼくに残された現実的な道は限られていた。高額でもカンクンからオアハカまで直行LCCで飛ぶか(最低でも5万円はするが最も快適で簡単)、カンクンからLCCでメキシコシティまで飛んでそこからADOバスでオアハカまで移動か(直行LCCよりは大分安く済むが時間はかかる、メキシコシティの治安も心配だし旅程も難しくなり忙しそう、カンクンからメキシコシティまでのLCC2万円以上そこからのADOバスは50ドル)、カンクン近くのメリダという街まで移動しそこから24時間以上かかる直行ADOバスに乗ってオアハカまで行くか(直行バスは126ドルで済む、夜行バスは強盗が何より心配)だ。
初めての国で治安の状況もわからないのに、しかもバス強盗がよく起こるなど危険なイメージの強いメキシコでいきなり3番目の選択肢は精神的にも肉体的にもキツいかなと感じた。1番目の選択肢は簡単だけどお金がかかりすぎるし(払えないことはないけれど勿体無い)、やっぱり安全性や難易度や経済面を総合的に考えて2番目の選択肢が最も無難かなと考えるようになった。さらに一緒に旅をするかもしれない台湾人の哲ちゃんもメキシコシティに飛ぶ予定だということで、それならLCCでカンクンからメキシコシティまで即座に出て、メキシコシティ周辺の観光地(テオティワカンや考古学博物館など)を一緒に巡り、そのまま一緒にオアハカに移動すればいいじゃないかということになり、2番目の案でほぼほぼ決定しかけた。
後は哲ちゃんが台湾からメキシコへのフライトチケットを購入すれば、ぼくもすぐにカンクンからメキシコシティへのLCC、メキシコシティのホテル、メキシコシティからオアハカへのADOバスをオンライン予約する予定だった。しかし何が彼をそうさせるのか毎日「今日チケットを取るから!」「今日予約するから!」と言っているものの、待てど暮らせど彼の”今日”は一向にやって来ずに先延ばしになってしまっていた。ぼくも早くカンクンからメキシコシティへのLCCを予約したいのに(遅れれば遅れるほど値段が上がってしまう可能性がある)、彼がメキシコシティに来るという予約が確定されないので、毎日毎日Skyscannerの値段を不安げに眺めながら前へ進めない日々が続いた。
・奇跡!毎日Skyscannerを見ていると急にフライト代が爆下がりした

なぜかいきなり値段爆下げした10月27日の直行LCC
そんな時に奇跡が起きた!何と普段は38000円(荷物抜き)する10月27日のカンクンからオアハカへの直行LCCチケットが、何かの弾み(バグ?)でその時だけ11000円に値下がりしていたのだ!え!そんなことある?!一体なぜ?これ絶対壊れてるよね?
本当にこの値段で取れるのか半信半疑ながらも、この絶好の機会を絶対に逃してはいけないと即座に行動したぼくは、Skyscannerから安定と信頼のTrip.comまで飛び、本当に11000円(手荷物を入れて17760円)でメキシコのLCCであるボラリスの直行便を予約することに成功した!そして無事に発券された。

1日後には値段は元の高額に戻っていた…一体何があったの
興味深かったのでSkyscannerで値段の観察を続けたが、11000円だったのはその時だけで1日後には元の38000円に戻って行った。一体何だったのだろう?マジで不思議すぎる!確かにその時はボラリスの公式サイトでも11000円くらいになっており、それにつられてTrip.comなど他の旅行会社での航空機料金も下がっていたのだろうが、そもそもなぜ公式サイトの値段が10月27日のフライトチケットだけ爆下がりしたのか謎(他の日付のフライトはずっと変わらず同じ値段だった)。もしかしてぼくの日頃の行いがよかったから、旅の神様が最も安全で早くて便利な方法で移動できるように取り計らってくれたのだろうか。
そんなこんなでぼくは本来ならば極めて高額となる死者の日周辺のカンクンからオアハカへの直行LCCでの移動を、とても安く抑えることができた。今回の出来事からぼくが学び取れることは「果報は寝て待て」ということだろうか。飛行機代が高くてこんな値段じゃ買えないと思っていても、しつこく毎日Skyscannerを眺め続けていると、ふとした瞬間にいきなり自分の乗りたい飛行機の値段が爆下がりすることがあるのだと知ることができた。
しかしその爆下がりも一瞬であり1日後には元の高額に戻っていたため、もっと下がるかもしれないと欲張って待ったりいつでも予約できるからと放置するなんてもっての外だ。たとえ己が身が後悔やピンチの最中にあったとしても、輝かしいチャンスが目の前に訪れたら一旦冷静になって考えて、今という瞬間を逃したら絶対に後悔すると判断したならば、即座に行動してしっかりとチャンスを掴もう。幸運やチャンスが目の前に現れてくれることは極めて稀であり、その貴重な瞬間を掴むか掴まないかで人生が大きく変化してしまうことを、ぼくはコロナワクチンバイトの件で学んだ。
・奇跡的な運命と積極的な行動力をかけ合わせ、道を拓け
医師免許を持つ医師ならば誰でも、最初から最後まで毎日コロナワクチンバイトをすることで財を成すチャンスに恵まれたはずだが、それを実現できた者は少ない。なぜならコロナワクチンバイト開始時点で病院に勤務していたのでスケジュール的に不可能だったり、病院を辞めて参入したくてもコロナワクチンバイトなんてどうせすぐに終わるだろうと予想して諦めたり、開始時にフリーだっとしても終了が近付くにつれて案件を発見したり獲得する能力が乏しかったりして、最初から最後まで毎日コロナワクチンバイトをするなんて至難の業だったからだ。
もしも自分が奇跡的に開始時点で毎日コロナワクチンバイトができる幸運な状況にあり、さらに業務をこなしていく中で仲間達と共に案件獲得のノウハウやスキルを身に付ける勉強と分析と努力を怠らないならば、最初から最後までコロナワクチンバイトに従事し短期間で極めて合理的に一生分の財を成すという奇跡を引き起こすことができるだろう。重要なのは自らの幸運や強運に甘んじずに、幸運の中を生き抜いていく過程の中でも積極的に未来を生き残るための研鑽や修行という自発的行動を継続させることだ。信じられないような運命と、並外れた行動力をかけ合わせた時、初めて道は拓かれる。
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