合計42時間の大移動だ!!!!!
アライバルビザ取得可能!ルワンダの首都キガリからタンザニアまで42時間の長距離バス大移動の詳細をまとめた
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
・キガリのNyabugogo Bus Parkでタンザニア行きバスチケットを買おう
・日本人は国境ルスモでタンザニアのアライバルビザを取得することが可能
・国境ルスモでは両替やsimカード購入が可能
・国境ルスモからカハマまで7時間の移動
・カハマではバスの乗客を泊める用の宿に宿泊した
・カハマからモシへ移動中に置き去りにされかけた
・ルワンダの首都キガリからタンザニアのモシへの大移動まとめ
目次
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
ぼくは2024年5月8日から10月1日まで、約5ヶ月間かけてアフリカ大陸縦断の旅をした。訪れた国はエジプト、エチオピア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、マラウイ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、南アフリカ共和国だ。この旅路の中でエジプトからエチオピアまでだけは飛行機を使ったものの、その他は全てバスか電車の陸路移動だった。アフリカ大陸縦断での陸路移動は街から街へ、国から国へと基本的に長距離移動となり、アフリカ大陸がいかに広大かを実感させられた。このブログではアフリカ大陸内の陸路移動を全て詳細にまとめていこうと思う。
・キガリのNyabugogo Bus Parkでタンザニア行きバスチケットを買おう
ルワンダは四国ほどの小さな国であり、首都キガリに4泊してキミロンコマーケットや虐殺記念館を見学した後、すぐに次なる国タンザニアへと向かうことになった。タンザニアではまずキリマンジャロが望まれる北部のモシという街を訪れる予定だ。ルワンダのキガリからタンザニアのモシ行きのチケットを買うために、キガリ中心部にあるバスステーションNyabugogo Bus Parkへと向かう。グーグルマップの位置情報は以下の通り。
他のアフリカのバスステーションと同じくここでもやたらと話しかけられるので、タンザニアに行きたいということを告げればチケットを買える場所へと連れていってくれる。
タンザニア行きのバスチケットを買うところはバス会社のオフィスというよりは完全に商店という風格をしており、連れて来てもらわなければ絶対に辿り着けないだろう。店先にはVISION OF OEACE LIMITと書かれていたのでこれが目印になるかも?店内は薄暗く日用品を売っているような感じで本当にここで長距離バスのチケットなんて買えるのかかなり不安だったが、タンザニア行きのバスチケットは正真正銘ここで買うしかないようだった。
この店内は本当に沢山の長距離バスを取り扱っているようで、料金表はこんな感じだった。モシまでは52000フランのようだ。ちなみにダルエスサラームまでは57000フランで行くことができる。当日満席になってはいけないのでここで事前にモシ行きのチケットを購入した。
旅人がタンザニアで訪れるであろうダルエスサラームやザンジバル、モシはタンザニアの東側に位置しているのに対して、ルワンダはタンザニアの西側に位置しているので、かなり長時間のバス移動を覚悟しなければならないことになる。しかもこの料金表の書き方だとキガリから直接1つのバスでダルエスサラームやモシに行けるような感じがするが、実際にはタンザニア国内は深夜バスが禁止されているため(今は禁止されていないけれど最近まで禁止されていた名残?)、夜になるとどこか途中の街のホテルで寝泊まりしなければならないのだという。つまりぼくがこの店で52000フランでキガリ発モシ着のバスチケットを買ったとしても、実際はいくつかのバスを乗り継いでしかも途中で1泊し日を跨いでようやくモシに辿り着くのだそうだ。
じゃあどこの街で泊まることになるねん、宿とかどうしたらいいねんと次々と疑問が湧いてきたが、実際に自分で行ってみないとわからなさそうだった。一般的にはモシに行こうがダルエスサラームに行こうが、ルワンダからタンザニアまでバスで長距離移動する場合にはカハマという街で1泊することになるらしい。しかし途中で何が起こるかわからないから本当にカハマまで辿り着けるかどうかは不明なのでホテルなどの予約はしない方が無難だろう。Booking.com内にもよさそうな宿があるわけではないのでカハマに到着してから自力で宿探しするしかなさそうだ。
・日本人は国境ルスモでタンザニアのアライバルビザを取得することが可能
キガリ発モシ行きのバスは、何と深夜の2時30分出発だった。こんな深夜に宿からのバイクタクシーが捕まるのか不安だったが、ここは首都なので何とか見つけることができた。キガリ内のバイクタクシーはどこへ行くにも常に1000フランだったが、深夜料金ということで1500ほどかかってしまった。
バスは少し遅れて深夜3時頃にキガリを出発した。4時間ほどでルワンダ・タンザニア間の国境ルスモ(Rusumo)へと到着。ルワンダ出国とタンザニア入国の手続きを進めた。
ルワンダ出国とタンザニア入国は隣同士のカウンターでほぼ同時にできるので便利だった。日本人はタンザニア入国にビザが必要なのだが、ここルスモではアライバルビザが取れるということで事前にオンライン申請はしなかった。そしてその情報通り、ぼくはここでアライバルビザを取ることができた。アライバルビザは紙に必要事項を書いて50ドルを支払うだけでもらえるのでオンラインビザより簡単だし楽だった。ここでは米ドルでの支払いが必要なので、アフリカ大陸縦断の旅にはある程度の米ドルが必要だという噂は本当だということを実感した。
・国境ルスモでは両替やsimカード購入が可能
この国境ではかなり多くの両替屋やsimカード売りがいるので、両替やsimカード購入に困ることはないだろう。というかこの国境ルスモまで乗せてくれたバスにもう二度と乗ることはなく、ここからは別のバスに乗り換えてカハマへ向かうという段取りになっているらしい。そのカハマ行きのバスが来るまでに出入国の時間を合わせても3時間くらい待たされたので、その間に両替やsimカード購入などの用事を済ませる余裕は十分にあった。
というか暇すぎてお茶を飲んだり朝食を食べることだってできた。タンザニアのお茶は紅茶にたっぷりの砂糖と生姜が入っていて、量も多くて安くてとても気に入った。
・国境ルスモからカハマまで7時間の移動
朝10時30分になってようやく来たカハマ行きのバスは、さっきまでのバスとは打って変わってかなりボロく、このバスに長時間乗るのかと思うと気が滅入ったがぼくたちに選択肢はない。
別のバスに乗るということで、別のバスチケットを渡された。もちろん最初に52000フラン払っているのだからこれは無料でもらうことができる。しかしこのカハマ行きのチケットをもらうためにはキガリ発モシ行きのチケットを提示しなければならず、最初にキガリで手に入れたチケットを絶対に捨てたり失くしたりしないようにしたい。
7時間ほど走ってカハマに到着。この時点で夕方5時30分くらいだった。
・カハマではバスの乗客を泊める用の宿に宿泊した
やっぱりここからモシへ行く深夜バスはないらしく、情報通りここカハマで1泊することになりそうだ。グーグルマップでホテルを調べてレビューの高くて安そうな場所に行こうかと考えていたが、どこからともなくおじさんがやって来て宿はこっちだと言い始めた。他のアフリカ人の乗客も彼についていくので、どうやらこのバスに乗っていた人はこのおじさんの宿に泊まるというような流れが出来上がってしまっているらしい。別に断ってもよかったのだが、1部屋15000シリング(1100円くらい)と高くなかったし、明日ぼくたちの乗るモシ行きのバスの詳細をこのおじさんが全部知っていて、明日の朝ぼくたちを起こしてバスステーションまで連れて来てきちんとバスまで案内してくれるということだったので、このおじさんのところに泊まるのが一番便利だしコスパもいいという結論となり、おじさんについていった。
おじさんはぼくたちを車で少し遠い宿まで連れて行き、そこで1泊することになった。翌日おじさんはぼくたちを早朝4時に起こした後、4時30分に宿を出てバスステーションへと向かった。
・カハマからモシへ移動中に置き去りにされかけた
モシ行きのバスは早朝5時に出発した。ここでも別のチケットが渡されたが、キガリでもらったモシ行きのチケットを見せるとその別のチケットをもらえる仕組みになっていたので、改めてキガリで受け取ったチケットを絶対に失くしてはならないと感じた。モシ行きのバスは昨日よりは快適で安心した。
途中で立ち寄った休憩所でチキンを買っていると、このバスに置いていかれそうになったので驚愕した!アフリカのバスって本当に気を付けて行動しないと、何もないところで置き去りにされてしまうかも!置き去りにされるのも嫌だけどバスに載せている荷物と離れ離れになるのも嫌すぎる!ぼくの場合は一緒に旅をしていた台湾人の哲ちゃんがドライバーを止めてくれたので置き去りにされずに済んだ。謝謝!ていうかドライバーって全員乗ってるかどうかちゃんとチェックしてくれないんや…。
モシへはもはや辺りも暗くなった19時30分に到着した。つまりこのバスには14時間半乗っていたことになる。昨日の早朝3時にキガリを出発したことを考えると、合計で42時間ほどの大移動だった!こんな長時間の移動、アフリカ大陸縦断の旅の中でも最長記録だ!
・ルワンダの首都キガリからタンザニアのモシへの大移動まとめ
・タンザニアのモシへのバスチケットは52000フラン、所要時間は42時間の大移動だった。
・キガリからタンザニアの街までは1つのバスで直接行けるわけではなく、いくつもバスを乗り継ぐ。
・モシ行きの場合はルスモで1回、カハマで1回バスを乗り換えた。
経路 | 所要時間 |
キガリ →国境ルスモ (深夜3時〜早朝7時) |
4時間 |
国境ルスモ →カハマ (朝10時半〜夕方17時半) |
7時間 |
カハマ →モシ (早朝5時〜夜19時半) |
14時間半 |
合計 | 約42時間 |
・バスを乗り継ぐ際は新しいチケットを受け取るが、そのためには最初にキガリでもらったバスチケットが必要。★キガリでもらったバスチケットを絶対に失くさない★
・深夜バス禁止の名残か、タンザニアのカハマという街で途中1泊する必要がある。
・カハマにはバスの乗客を泊めるための宿が決まっているらしく、その宿に泊まると翌日もきちんとバスまで案内してくれて楽。
・日本人はルワンダ・タンザニア間の国境ルスモでアライバルビザ取得が可能。料金は50ドル、米ドル現金払い。
・アフリカ縦断の大冒険の記事一覧はこちら!
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