人生初の格安オーダーメイド体験記!!!!!
格安オーダーメイドのアフリカ服!ルワンダのキミロンコ市場で洋服を作ってもらう方法をまとめた
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
・キミロンコ市場で好きな布、好きなスタイルで服を作ってもらおう
・キミロンコ市場の客引きのしつこさはアフリカで最悪レベル
・布の素材は2種類!まずは服を作るための布を選ぼう
・次に服を作ってもらうおばちゃんを選ぼう
・自分の好みの服のスタイルを上手に伝える方法とは?
・完成しても油断できない!直してほしい箇所は率直に伝えよう
・キミロンコ市場で服をオーダーメイドするための料金
・キミロンコ市場への行き方
目次
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
ぼくは2024年5月8日から10月1日まで、約5ヶ月間かけてアフリカ大陸縦断の旅をした。訪れた国はエジプト、エチオピア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、マラウイ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、レソト、南アフリカ共和国だった。
第5ヶ国目のルワンダは四国ほどの大きさだったので、首都のキガリに4泊しただけで次なる国タンザニアへと移動したが、キガリで過ごした5日間は濃厚で思い出深い経験となった。
・キミロンコ市場で好きな布、好きなスタイルで服を作ってもらおう
キガリで最も印象的だったのは、自分で布を選んで自分の好みのスタイルの服を作ってもらえたキミロンコ市場だった。ぼくはこれまでの人生の中で、服と言えばもう既に出来上がっている既製品を選んで買うという経験しかなかったので、自分の好きな布で自分の好きな形の服を作ってもらえるなんて感動的な思い出だった。自分の好きな服の形がわかっていれば、細かい注文まで付けながら自分だけのたった1枚のオリジナルの服を作ってもらうことができ、しかもそれが値段も全く高くなかったのだ!作ってくれるのは市場で働いているおばちゃんたちで、料金が安い分サイズ感が適当だったり左右非対称だったりしてクオリティにも差が出てくるので、安心して任せないで一度確認した後、不満な点があれば遠慮せずに注文し修正してもらうことが大切だと感じた。
・キミロンコ市場の客引きのしつこさはアフリカで最悪レベル
キミロンコ市場に入って驚いたのは、その押し売りのしつこさだった!キミロンコ市場で客引きがしつこいなんてどこの事前情報にも書かれていなかったが、本当に洒落にならないくらいのウザさだった!世界三大ウザい国はインド、エジプト、モロッコだというのが定説だが、はっきり言ってインドやエジプトなんかよりもはるかにウザかったように感じる。つまりこのアフリカ縦断の旅で最もうざかった場所はこのキミロンコ市場だったということだ。断っても断ってもどこまでも付いてくるし、買ってくれ買ってくれとめちゃくちゃしつこいし、後から振り返って考えてもここが最悪だったと断言できるほどのウザさだった。アフリカの布で自分の服をオーダーメイドしてらもうという希少な体験は、このウザい激しく客引き達を乗り越えた先にあるので挫けないで頑張っていただきたい。
・布の素材は2種類!まずは服を作るための布を選ぼう
服をオーダーメイドするためには、まず自分で好きな布を選ぶ必要がある。しかしこれが大変だった!何せキミロンコ市場内に置いてある布の種類が多すぎるのだ!どこからともなくやって来るウザい客引きを上手く交わしながら、広大な敷地内に売られている大量の布の中から自分の最も好きなものを選び出すという過程は、楽しいというよりも骨が折れる作業だった。
しかもややこしいことに布の素材の種類にも2種類あり、コットンとワックスに分類されている。コットンは誰もが知っている綿で、日本の服でもよく知られている素材だ。一方でワックスは売られているのを見ると何だかテカテカしていてテーブルクロスのようだった。こんなので服を作れるの?と疑問だったが、1回洗うと柔らかくなり問題なく服として使用できるという。コットンの方が高く、強いという特性があるようだ。
それならばぜひコットンの服を作ってもらって長く着たいと思ったのだが、ぼくが好きだと思う柄の布の素材がことごとくワックスだったので困惑した。ぼくはコットンで服を作ってもらいたいのに、常にワックスを引き当ててしまうのだ。結局はめちゃくちゃアフリカらしい派手な青とオレンジの柄で、日本にいれば絶対に選ばなさそうなコットンの布を1つと、ぼくの好きな青色の柿(?)のような不思議な柄のワックスの布1つを選び取り、2着の服をオーダーメイドすることになった。
・次に服を作ってもらうおばちゃんを選ぼう
ミシンで服を作ってくれる女性はお姉さんからおばちゃんまで大量にいた。しかし布を選んでいるとピッタリと横にくっ付いてきて決して離れない商売上手なおばちゃんがいて、そのおばちゃんが色々と布選びのアドバイスをくれるので、もうこのおばちゃんに仕事をあげて作ってもらわないわけにはいかないよねという雰囲気に持っていかれるので、自分の服を作ってもらえる裁縫師は自然と決まってしまうことだろう。ぼくもこのおばちゃんに頼むしかないよねという感じで、お願いすることにした。
・自分の好みの服のスタイルを上手に伝える方法とは?
服を作ってくれるおばちゃんと使う布は決まったところで、自分の好きな服のスタイルをおばちゃんに伝えなければならない。キミロンコ市場内に置いてある服を選んで、こんな感じで作ってくれと頼むのが最も簡単だろう。しかしぼくは服の好みにうるさいので、アフリカの市場に置いてあるようなメンズのありきたりな形では満足せず、日本から持ってきていたohtaのシャツとsuzuki takayukiのシャツを見せて、こんな感じで作ってくれとお願いした。ohtaのシャツはオーバーサイズ気味でゆったりと着られる印象、suzuki takayukiのシャツはサイズ感は普通だけれどやっぱりちょっとゆったり目で、Tシャツのような形だけれど前がボタンで開くようになっていた。
ぼくは服にこだわりがあるのでこんな感じにしてくれとおばちゃんに必死に伝えたが、やっぱり実物を持っていって実際におばちゃんに見てもらうのが間違いないだろう。おばちゃんはぼくの持って行ったohtaとsuzuki takayukiのシャツのそれぞれの箇所のサイズをメジャーで細かく測定し、メモしていた。これで選んだ布によってぼくの好みのスタイルのシャツが作られると安心していたが、やっぱりここはアフリカで、そうは問屋が卸さないのだった。
・完成しても油断できない!直してほしい箇所は率直に伝えよう
2枚のシャツは1日でできるということだった。そして翌日に出来上がったシャツを見せてもらうと、見た感じはちゃんと仕上げられているように見えたが、実際に着てみるとかなりのオーバーサイズでぼくが頼んだのよりもはるかに大きめに作られていた。え、昨日メジャーでサイズ測ったのは一体何だったのと疑ってしまうくらいに、サイズ感が合っていなかった。しかも裾のところで左右が非対称になっているところも見受けられた。
しかしそこはオーダーメイドのいいところで、ぼくが思っていたサイズと違う、左右は慎重に慎重に対称にしてくれと伝えると、おばちゃんや嫌な顔ひとつすることなくすぐに服をぼくの思い通りに修正してくれた。おそらく1回目でOKが出ることは少なく、このように修正を頼まれるのは日常茶飯事なのだろう。そしてその場で直してほしい箇所を丁寧に伝えると、適切にそれを修正してくれるので、最終的には満足のいく素晴らしい服が出来上がった!
作ってくれたおばちゃんと記念撮影(この時点で服はサイズ修正前)!アフリカらしい素敵な洋服をありがとう!
・キミロンコ市場で服をオーダーメイドするための料金
気になるお値段は2枚のシャツで布代も合わせて42000フラン。日本円で言うと4500円くらいだった。オーダーメイドで1着2000円ほどと考えるとかなりお得!この値段は値切ったりできるので、値切りの交渉術次第ではもう少し安くなるのかも?一緒にオーダーメイドした台湾人の哲ちゃんは2着で37000フラン(4000円くらい)、じゅんちゃんは3着で6500フラン(7000円くらい)でオーダーしていた。
・キミロンコ市場への行き方
首都キガリ内の移動方法は専らバイクタクシーだ。市内なら大体どこでも一律1000フラン(100円くらい)で行くことができる。キガリではその辺の道路でどこでも簡単にバイクタクシーを拾うことができるので、移動手段に困ることはない。心配ならホテルの人にバイクタクシーを呼んでもらおう。
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