ナミビア西海岸観光が盛り沢山すぎる！！！！！
沈没船に石油掘削施設の廃墟も!ナミビア西海岸のケープクロスのオットセイの交尾が激しすぎた
・知性と肉体と運を使い果たしたナミビアのロードトリップの旅
・ナミビアのロードトリップの具体的日程
・ロードトリップ4日目はナミビア西海岸を冒険
・沈没船(Zeila Shipwreck Namibia)はこの世のものとは思えない不気味さだった
・悪臭と変な鳴き声が渦巻く！ケープクロスのオットセイは可愛いけれどそれどころじゃなかった
・昔の石油掘削施設(Old oil Rig)は廃墟感がめちゃくちゃかっこよかった
・最後にまたしても沈没船を発見
目次
・知性と肉体と運を使い果たしたナミビアのロードトリップの旅
ぼくは2024年5月8日から10月1日まで、約5ヶ月間かけてアフリカ大陸縦断の旅をした。訪れた国はエジプト、エチオピア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、マラウイ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、レソト、南アフリカ共和国だった。
ナミビアでは観光名所に行くためのツアーが高すぎるので、自分たちでレンタカーを借りて自由に国中を回るというロードトリップという旅の形式が定番だ。レンタカーを借りるならばメンバーが多ければ多いほど1人当たりの料金が安くなるので、様々な方法を駆使して必死にロードトリップ仲間をかき集め、幸運も手伝って最多の4人でナミビアを旅できることになった。
さらに海外でのレンタカーはもちろん、外国で運転した経験すらなかったぼくだったがメンバーに先駆けて単独でナミビアまで移動し、現地のお店まで見に行ったり直接質問したり、またインターネット上の情報を可能な限り集結させて、何とか格安でレンタカーを借りることに成功した。
加えて国際免許証を持って来なかったぼくがナミビアで運転できるようにするために、首都ウィントフークの日本領事館へ赴き、翻訳証明をゲットした。日本の免許証とこの翻訳証明があれば、日本人はナミビアの大地を自由に運転できるのだ。
最後にロードトリップでナミビアを一周するルートとそれぞれの町で泊まる宿を決定して、準備は完了した。本当に脳をフル活用して様々な問題について考え、さらに激しい行動力を起こしてそれを解決しようとする、知性と肉体と運を最大限まで駆使して奔走したのはアフリカ縦断の旅の中でもナミビアだけだったので、そういう意味でもナミビアの旅は記憶に深く刻み込まれている。
・ナミビアのロードトリップの具体的日程
レンタカーを借りるのは7日間なので、合わせて6泊7日のロードトリップになる。
1日目：首都ウィントフークからナミビア南部セスリエムまで移動
セスリエム・キャンプサイト泊
2日目：ナミブ砂漠のデッドフレイ、デューン45など観光
ナミビア西部のスワコプムントへ移動
スワコプムント泊（Airbnbで見つけたScultetus Hausで3泊）
3日目：スワコプムント周辺観光
スワコプムント泊
4日目：スワコプムント周辺観光
スワコプムント泊
5日目：エトーシャ国立公園近郊のツメブへ移動
ツメブのVilla Africa Gueshouse & Tsumeb Backpackers泊
6日目：エトーシャ国立公園サファリ観光
エトーシャ国立公園内のHalali Camp泊
7日目：エトーシャ国立公園から首都ウィントフークまで移動
ウィントフークのChameleon Backpackers泊
・ロードトリップ4日目はナミビア西海岸を冒険
ロードトリップ4日目はスワコプムントに滞在しながら、ナミビア西海岸に点在する観光地を巡っていく。スワコプムントから近い順に言うと海岸に沈む沈没船(Zeila Shipwreck Namibia)、オットセイのいるケープクロス、そして昔の石油掘削施設の廃墟(Old oil Rig)だ。
スワコプムントから最も遠い Old oil Rigまでは240kmくらいあるので、計算するとジムニーでは最も近いガソリンスタンドに立ち寄ったとしてもガソリンがなくなりそうだ。ナミブ砂漠のど真ん中でガス欠になったあの悲劇を二度と繰り返さないようにするために、屋根の上のガソリンタンクを満タンに補給することも忘れない。
・沈没船(Zeila Shipwreck Namibia)はこの世のものとは思えない不気味さだった
最初に訪れた沈没船(Zeila Shipwreck Namibia)はものすごく不気味で恐ろしい雰囲気で、沈没船というよりも幽霊船という言葉が似合っている印象だった。海が荒れていて風も冷たく、海の水の色が灰色でしかも激しく泡立っていて、何だか科学技術を発達させすぎた人間が自然環境を破壊し尽くして滅びてしまった後の光景のように見えて、余計に沈没船の不気味さを際立たせていた。こんな光景見たことない！魅力的ではないけれどどこか心を鷲掴みにされるような、独特な沈没船だった。
Zeila Shipwreck Namibiaの駐車場には美しい天然石を売りに来るナミビア人たちがいて面白かった。重いから旅のお土産としては不向きだし全然要らないけれど、様々な種類の石を見ていると博物館に来たみたいで興味深かった。
・悪臭と変な鳴き声が渦巻く！ケープクロスのオットセイは可愛いけれどそれどころじゃなかった
次に向かったケープクロスは衝撃的だった！何が衝撃的かというと、海岸線に集まっているオットセイのあまりの多さと、その異臭だ。これまでの人生で嗅いだことのない強烈な匂いで、しかも嫌なことにこの匂いが服にまでこびりついて数日後まで取れなかったので往生した。
オットセイ自体はコロコロとまんまるでとても可愛くて、並んでのほほんとお昼寝していたり、赤ちゃんがお母さんのおっぱいを飲んでいたり、仲良くじゃれ合っていたり、はたまた激しい交尾をしたりしていてかなり見応えがあったが、そんな愛らしさをほとんど全て帳消しにしてしまうほどの異臭が漂っていたことが忘れられない。訪れた観光客もみんな、マスクをしないとこの場所にはいられないという雰囲気が漂っていた。
オットセイの交尾のYouTube動画は18禁に設定されてしまった。オットセイの交尾って性的コンテンツなのだろうか。（上の動画は18歳以上の人だけ見られます）
匂いに加えてオットセイの鳴き声も印象的だった。愛らしい見た目とは異なり、かなりダミ声というかおじさんみたいな声というか、とにかく全然可愛くない野太くて大きな声であっちでもこっちでも鳴き続けているので若干不気味ですらあった。
ケープクロスへの入場料は1人当たり150ナミビアドル（1200円くらい）だった。
・昔の石油掘削施設(Old oil Rig)は廃墟感がめちゃくちゃかっこよかった
さらにこの先のOld oil Rigへ行くためには、スケルトン・コースト（骸骨海岸）国立公園の入場料も追加で支払わなければならない。Old oil Rigはスケルトン・コースト国立公園の中にあるからだ。スケルトン・コースト国立公園はその名の通り動物の骨や沈没船がゴロゴロ転がっていて、まさに死の匂いが漂っているという。スケルトン・コースト国立公園の入場料はケープクロスと同じで1人当たり150ナミビアドル（1200円くらい）だった。スケルトン・コースト国立公園の入り口はドクロになっており、恐怖感を煽ってくる。
ぼくがこの日に訪れた観光地の中で、一番好きで気に入ったのはこのOld oil Rigだった。とにかく廃墟感がかっこよすぎる！しかもこんなに遠くまではるばる来る人は誰もいないのか、オットセイの場所は観光客で溢れていたがここはぼくたちが独占できて写真撮影もしやすかった。
ぼくはこのOld oil Rig古代遺跡のようでしかしそれでいてやや現代的というか科学的というか、そういう独特な過去と未来が混じっているような独特な雰囲気が大好きで大変興奮していたのだが、どうやら興奮していたのはぼくだけのようで、ぼくが夢中で写真を撮り続けていると他のメンバー3人はみんな飽きてそそくさと車へ帰ってしまった。どうやら風が強くて辛かったらしい。いやいや確かに風はかなり強いけれどここにはそんな辛さを遥かに凌駕するような不思議な魅力に満ちていると思うんだけれど、他の人には伝わっていなかった。しかもこんな場所へ来られるのは絶対に一生に一度だけなので、ぼくは他の人に遠慮せず自分の気の済むまで写真撮影を続けた。
ボロボロに錆び朽ちてまさに今にも崩れ落ちてしまいそうな外観をしているが、一応建物の上によじ登って写真撮影も可能だ。しかしマーティンがOld oil Rigの建物の上で写真を撮っていた際に、彼の重みで立っていた支柱が崩壊して地上に落下しそうになったので、危険だから本当に気を付けてほしい。幸運なことに彼は落ちずに済んだのだが、結構高さもあるので落ちていたら大怪我していてたかもしれない。
・最後にまたしても沈没船を発見
帰り道にはまた沈没船を見つけた。本当に科学技術を発展させすぎたせいで人類が滅んだ後の環境汚染された地球に残った人間の住処の残骸にしか見えなくて怖い…。もしくは何かの破壊ロボット。
途中でやっぱりガソリンがなくなったので屋根の上のガソリンタンクから補給した。ジムニーで行くならガソリンタンクを満タンにしておくことを絶対に忘れずに！スケルトン・コーストで助けも呼べずに文字通り死ぬことになるかもしれない。
ぼくたちの今日の旅程は朝8時に出発して夕方6時に到着、所要時間は約10時間ほどだった。
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